歯科向けレセコンASPサービス「レセック」の提供を開始

ニュースリリース/NTTデータ

2010年3月2日

株式会社NTTデータ

株式会社NTTデータは、歯科向けの電子レセプト作成機能を提供するASP型注1のサービス「レセック®」について、サービス提供を開始します。

「レセック」は、社団法人日本歯科医師会の企画・開発協力のもとNTTデータが開発した、電子レセプト請求に対応の「日本歯科医師会会員向けレセコンASPサービス」です。NTTデータでは、1月22日より会員からの利用申込受付等の販売活動を開始しており、このたび契約者への「レセック」のサービス提供を開始します。

概要

「日本歯科医師会会員向けレセコンASPサービス(愛称名:レセック)」は、インターネット上に構築したオンデマンドVPNによる安全な通信路上で、日本歯科医師会会員に対してレセプト作成ソフトウエアの機能を提供するASPサービスです。通常、医療機関が診療報酬請求の際に審査支払機関に提出する電子レセプトの作成にはレセプトコンピューター(レセコン)などに搭載される専用のソフトウエアが必要ですが、「レセック」の利用者は、必要なときにネットワーク経由でアクセスし、レセプト作成機能を利用することができます。

レセックは、レセプト作成ソフトウエアの基本機能である、「患者登録」、「診療入力」、「窓口精算」、「電子レセプト作成」等の機能を持ち、領収証、指導文書(5種類)、薬剤情報提供文書、処方せん等の印刷が可能です。

また、個別の歯科診療所の使い方に合わせた、よく使う診療行為、薬剤、特定機材、コメント等のカスタマイズを可能としており、各診療所に適した状態での利用が可能です。

レセックのサービス画面

【図】

レセックのサービス利用イメージ

【図】

特長

導入・運用の簡便性

サービスの利用は月単位となるため、いつでも申込や解約が可能であり、一般的なレセコンに比べて導入がし易いのが特長です。

運用面においても、診療報酬改定時など、従来のソフトウエアでは各診療所においてソフトウエアのバージョンアップなどのメンテナンスが必要でしたが、レセックではデータセンター側で最新のバージョンに更新するため、診療所側での追加料金や手間がかかりません。

高いセキュリティレベルを確保したサービス提供

レセックから入力されたデータは、万全のセキュリティ対策を施したデータセンターで厳重に管理されており、診療所のパソコンが故障した際などでもデータ破損や消滅のリスクを回避することができます。

また、レセックでの入出力の際に利用するインターネット上の通信には、NTTデータが提供するレセプトオンライン接続サービス「@OnDemand」の技術を活用し、厚生労働省のガイドラインに準拠したセキュリティ対策を施すことで、ネットワーク上の安全性を確保しています。

価格

登録料50,000円
導入支援サービス料29,800円~
月額利用料19,800円(3IDまでの利用料を含みます)

なお、本サービスの一部は、電子レセプトの推進を目的とした「平成21年度 医療施設等設備整備費助成事業」の助成対象となります。

今後の展開

NTTデータでは、医療制度改革に基づく今後の政策・顧客動向を見据えながら、ヘルスケア分野のビジネスに積極的に取り組んでいます。歯科業界向けには、「レセック」の利用拡大を通じて、歯科診療所のレセプトオンライン請求の業務効率化に寄与していくとともに、今後も医療分野全般にわたり各種ASPサービスの提供を進めることにより、医療分野におけるIT活用に貢献していきます。

レセックの製品、サービスについての詳細は、下記WEBサイトをご参照ください。

注釈

  • 注1Application Service Provider。インターネット回線を通じてアプリケーションプログラムを提供するサービスです。
  • 「Recec-ASP\レセック」®(日本歯科医師会レセコンASPサービス)は日本国内における日本歯科医師会の登録商標です。
  • その他記載の会社名、製品名は、それぞれの会社の商標または登録商標です。

本件に関するお問い合わせ先

報道関係のお問い合わせ先

株式会社NTTデータ
広報部
岩内
TEL:03-5546-8051

製品・サービスに関するお問い合わせ先

レセック申込受付センター
TEL:0120-252-079