国際物流業務における貿易関連書類の管理を支援する「SimGate®LIB」提供開始

株式会社NTTデータは、企業の国際物流業務における貿易関連書類の効率的な管理を支援するソフトウエア「SimGate^®LIB」（シムゲート リブ）の提供を5月17日より開始します。

企業の国際物流業務において必要となる各種の貿易関連書類は、その種類が多岐にわたり、取引や輸出入毎に作成されるため膨大な量となります。また関税法により、こうした書類の多くは長期間の保存が義務付けられており、国際物流事業者にとっては、これらの貿易関連書類の管理を確実かつ効率的に実施することは、コスト面においてもコンプライアンス面においても重要な課題となっています。「SimGateLIB」は、あらゆる貿易関連書類を自動的に電子化しデータベース上で一元管理することで、企業の国際物流業務の効率化を支援するソフトウエアです。

NTTデータは、税関・行政機関・民間企業をオンラインで結ぶ「輸出入・港湾関連情報処理システム（NACCS）」^注1と企業のシステムを効率よく接続できるゲートウエイソフトウエア「SimGate」^注2を2004年から国際物流事業者向けに提供しています。

SimGateLIBは、SimGateをさらに拡張し、NACCSから出力される帳票を初めとした様々な貿易関連書類を電子的に管理・活用することを可能とするソフトウエアです。

膨大な貿易関連書類を電子的に管理することで、物流事業者は書類管理コストを最大で30%削減^注3できるほか、荷主からの問い合わせへの対応時間を大幅に短縮できるなど、顧客サービスの向上に寄与します。さらに、NACCSから出力される許可証等を確実に自動保管できるため、公的書類である許可証の紛失リスクも低減できコンプライアンス向上につながります。

NTTデータでは、NACCSゲートウエイ「SimGate」および「SimGateLIB」の販売を通じて今後3年間で40社への導入を目指します。

SimGateLIBは、2010年5月12日～14日に東京ビッグサイトで開催される「物流ITソリューションフェア」に出展・展示される予定です。