シンガポールApex Systems Pte Limitedへの出資について ～NTTデータグループの損害保険・再保険分野におけるアジア進出への足がかり～

株式会社NTTデータ（代表取締役社長：山下　徹、本社：東京都江東区、以下　NTTデータ）は、子会社のNTT DATA Asia Pacific Pte. Ltd（本社：シンガポール）を通じ、シンガポールのApex Systems Pte Limited（エイペックスシステムズ）（グループ会長：Suresh Prabhu、本社：シンガポール、以下　FirstApex社）と資本提携を実施しました。

FirstApex社の発行済株式数の79.7%を取得し、6月7日に経営権を取得、FirstApex社は同日よりNTTデータグループとなりました。

本資本提携により、NTTデータにおけるアジアマーケットの今後の飛躍を見据えた保険分野のグローバル戦略が本格始動します。

FirstApex社は保険分野向けシステム開発における高度な専門性を有し、FirstApex社が保有する最先端技術を取り入れた保険分野向けパッケージ・ソリューションの提供と、同パッケージのカスタマイズを中心としたシステムインテグレーションを提供する会社です。近年は導入システムのメンテナンスやオフショア開発の拡大にも力を入れています。

NTTデータは、アジアを中心とした保険分野向けソリューションのグローバル展開を目指しており、FirstApex社が持つ最新のパッケージと豊富な事業経験を通じ、日本およびアジアの損害保険会社・再保険会社向けマーケットに高度なサービス提供を実現します。また、成長の著しいアジアマーケットへの進出を加速させるために、FirstApex社を保険グローバルビジネスの中核と位置づけ、事業拡大を目指します。

また、FirstApex社においては、NTTデータが培ってきた保険分野向けの高品質なシステム開発ノウハウを獲得すると同時に、NTTデータグループのネットワークを活用して、日系の損害保険会社などの海外展開に対してNTTデータと連携したサービスの展開が可能となります。