非構造化データ分析領域で米・マークロジック社と協業 ~非構造化データ活用の可能性を拡げるビッグデータ分析ソリューションを提供~

ニュースリリース/NTTデータ

2012年2月3日

株式会社NTTデータ

株式会社NTTデータは、非構造化データの活用における分析ソリューション提供に向けて、2012年1月31日、米国MarkLogic Corporation(以下:マークロジック社)との協業に合意しました。

NTTデータは、分析業務における大量の非構造化データの活用が、お客さまのこれからの事業成功にむけて最も重要であるととらえ、基盤技術としてXMLデータベースに着目して研究開発を進めてきました。今回の提携で、非構造化データ分析に有効なマークロジック社の"ネイティブ型XMLデータベース"を活用したビッグデータ活用ソリューションをお客さまに提供することが可能となります。

NTTデータは、今後もビッグデータ活用領域において、さまざまな技術を用いたソリューション整備を行い、非構造化データ分析ビジネスを積極的に推進していきます。

背景

昨今、さまざまなビジネス分野において、非構造化データの分析、活用が注目されています。企業が取り扱うデータの約8割が、ビジネス文書やコールセンターへの問い合わせ・通話履歴、各種センサーデータ等、"非構造化データ"と言われており、非構造化データの分析こそが、データ活用の鍵を握るといっても過言ではありません。

しかしながら、以前からあるリレーショナル型データベース等ではこれら非構造化データを快適に蓄積・操作することが難しく、その有効利用が困難でした。

NTTデータでは、2009年より「データウェアハウス/ビジネスインテリジェンス・ラボ®注1にて、ビッグデータ分析を可能にするシステム構築支援や分析方法論の研究開発等、お客さまのビジネスインテリジェンス(BI)支援に向けた取り組みを進めています。この取り組みの中で、非構造化データを効率的に取り扱うための基盤技術としてXMLデータベースに着目し、当社で蓄積している大量のシステム開発関連ドキュメントを対象に、マークロジック社のネイティブ型XMLデータベース注2「MarkLogic Server®」利用した非構造化データの有効活用方法を検討してきました。その結果「MarkLogic Server」の優位性と、幅広い業務ドメインでの非構造化データの活用が可能であるという確信を得るに至り、今回の協業を決定しました。

協業の内容について

今回の協業合意によって、NTTデータはMarkLogic製品を日本国内において取り扱うことが可能となります。具体的には、SI案件における、お客さまへのシステム化提案、構築において、MarkLogic製品をソリューションの一部として活用します。また、今後、当社のソリューションやサービスにMarkLogic製品を組み込み、お客さまへ提供することも目指します。なお、今回の協業により、マークロジック社は日本市場初進出となります。

マークロジック社と「MarkLogic Server」について

マークロジック社は、米国においてXMLデータベースの提供を主とするITベンダーとして2001年に創業し、現在、欧米を中心に約300の顧客にネイティブ型XMLデータベースソリューションを提供しています。

「MarkLogic Server」は、XMLデータをそのままの形でデータベースに格納し、XMLの特徴であるタグを対象に、標準的なデータベース操作手法であるXPath/XQuery注3での検索を実現するとともに、文字列の検索も行うことができます。XML化されたドキュメントを対象とした、一種の検索エンジンと言え、その検索速度は従来のXMLデータベースと比較して非常に高速です。また、DBサーバーの追加が容易なシェアードナッシングアーキテクチャーを採用しているため、データ量の増大に対してサーバーを追加していくスケールアウト方式での拡張が可能です。これにより、ペタバイト注4サイズのデータ格納と検索を実現しています。また、セキュリティ対策、レプリケーションやフェールオーバーといった信頼性対策、管理/モニタリングツール等の機能を装備し、エンタープライズ分野での活用を対象としています。

なお、NTTデータとマークロジック社とは、NTTデータの米国子会社であるNTTDATA AgileNetを窓口に緊密な技術連携を図ります。

今後について

NTTデータは、マークロジック社との協業によって、これまでは容易に実現できなかった、形式の異なるビジネス文書や各種情報間での横断的な情報処理を必要とするアプリケーションを、低コスト・短期間で開発し、お客さまに提供していきます。また、今後も非構造化データ活用領域において、さまざまな技術を用いたソリューション整備を行い、関連ビジネスを積極的に推進していきます。

注釈

  • 注1「データウェアハウス/ビジネスインテリジェンス・ラボ」はデータウェアハウス(DWH)の構築やBIツールの導入を検討されているお客さまに対して、(1)BIツール選定支援、(2)実データを用いたBIシステムのデモ、(3)DWHおよびBIシステムの性能検証、(4)データモデル・分析レポートのテンプレート提供、を通じて最適なBIシステムの導入を中立的な立場から支援し、お客さまにおけるシステム構築前後のギャップを解消するサービスです。
  • 注2 ネイティブ型XMLデータベースは、XML化されたデータをそのXML構造のままの形でデータ操作を行うことができる製品です。
  • 注3XPath/XQueryはW3Cで標準化が定義されている、XMLデータを操作する言語です。
  • 注4ペタは10の15乗を表現する接頭辞で、ペタバイトは千兆バイトとなりギガバイトの百万倍のデータ量となります。
  • 「MarkLogic Server」は米国内におけるMarkLogic Corporationの登録商標です。
  • 「データウェアハウス/ビジネスインテリジェンス・ラボ」は日本国内におけるNTTデータの登録商標です。
  • その他の商品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。

本件に関するお問い合わせ先

報道関係のお問い合わせ先

株式会社NTTデータ
広報部
戸田
TEL:03-5546-8051

製品・サービスに関するお問い合わせ先

株式会社NTTデータ
技術開発本部
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遠城、宮館
TEL:050-5546-9741