地方銀行等向けの新たな勘定系端末ソフト「BeSTAlinc®」の提供を開始 ～タブレット端末など豊富な端末ソリューションラインアップにより、さまざまな店舗構成等にフレキシブルに対応～

株式会社NTTデータ（以下、NTTデータ）は、次世代バンキングアプリケーション「BeSTA^®（ベスタ）^注1」を利用した地方銀行等向けの新たな勘定系端末ソフトとして「BeSTAlinc^®（ベスタリンク）」の提供を開始します。

従来、勘定系端末ソフトの利用は金融専用端末のみに限られていたため、お客さまの利用シーンに合わせた柔軟な対応が課題でした。今回提供を開始する新たな勘定系端末ソフト「BeSTAlinc」は、タブレット端末、シンクライアント端末を含めたさまざまな端末に対応することで、窓口のみでなく店舗の応接室や臨時カウンター等での利用が可能となります。

「BeSTAlinc」は、今後も端末ソリューションの組み合わせにより、さまざまな店舗構成等にフレキシブルに対応します。

営業店は、「効率性・コスト削減」と「顧客経験」の両面を高めていくことで、従来の「手続きの場」から「生活に関わる不安・疑問を解消し、望む暮らしの実現をサポートする場」に移行していくと考えられます。「生活に関わる不安・疑問を解消し、望む暮らしの実現をサポートする場」として銀行利用客に認識されるためには、利用客にとって最適なチャネルで、サービスを受けられるようにしていく必要があると考えます。

NTTデータでは、入出金業務を中心とした専用端末向けの勘定系端末ソフトを地銀共同センター^注2、「STELLA CUBE^®」^注3の参加行に対して個別に提供してきましたが、このようなビジネス環境の変化の中で、金融機関の持つ課題を解決するため、フレキシブルに対応できる「BeSTAlinc」を導入することにより勘定系端末ソフトの新たな活用スタイルを実現します。

BeSTAlinc^注4は、BeSTAホストを利用した地方銀行等向けに先進的な営業店システムを提供します。

金融機関にはフルバンキング店舗の他、相談業務に重点を置いた店舗や勘定業務中心の小規模店舗等、さまざまな店舗が存在します。「BeSTAlinc」導入により、金融専用端末からタブレット端末まで多様な端末を用いて、各営業店の店舗構成等にフレキシブルに構築することができます。

特に、タブレット端末への対応は、勘定系端末ソフトの店内での活用だけでなく、将来的には、渉外活動支援業務への利用も想定しており、金融機関による新たな営業スタイルに対応することができます。

従来、「勘定系業務」は金融専用端末、「預かり資産系相談機能」や「営業支援」等についてはパソコンというように、利用する機器が分かれており、端末を使用する場所が限定されていました。今回、タブレット端末へ「BeSTAlinc」を搭載することにより、店舗の応接室や臨時カウンターでの対応等で利用が可能となり、銀行利用客への利用シーンに合わせて柔軟な対応が可能となります。

繁忙日では、臨時カウンターを設けタブレット端末を活用することにより、利用客の待ち時間を短縮することが可能となります。

「BeSTAlinc」は、勘定系ホストとサーバーレスで直接通信するとともに、営業店システムサーバーにより、さまざまな機能を実現する、信頼性・可用性・拡張性の高いシステム構成を採用しています。

「BeSTAlinc」は、"標準インターフェース"を利用することで特定のベンダーに限定されることなく、端末ハードの選択、さまざまなサブシステムとの連携が可能です。

以下のスケジュールで提供を予定しています。

「BeSTAlinc」は、BeSTAを利用した地方銀行等向け端末ソリューションのデファクトスタンダードとして、積極的に展開を図っていきます。また、今後、多様な店舗戦略に貢献するシステム・サービスの展開や金融機関のニーズを反映した各種機能のさらなる拡充を図っていきます。