フォーデジットの株式取得により、サービスデザイン領域での連携を強化 ～企業のデジタルトランスフォーメーション実現に向けたサービスデザイン人財の強化・育成～

株式会社NTTデータ（以下：NTTデータ）は、デザイン企業である株式会社フォーデジット（以下：フォーデジット）の株式を取得し、お客さま企業のデジタルトランスフォーメーションを加速させるために、サービスデザイン領域における協業・連携を強化していくことで合意しました。

デジタル化のアプローチにおいては、テクノロジー単品で考えるのではなく、エンドユーザーへの提供価値とお客さま企業のビジネス性からのアプローチが重要となります。サービスデザインに強みをもつフォーデジットとテクノロジーに強みを持つNTTデータとの協業により、サービスデザインから実業務への落とし込み・定着化といった活動が、一元的に提供可能となります。

近年、デジタルの急速な進化や生活への浸透によって、顧客接点のデジタル化や企業活動としてデジタルを使いこなすことが当たり前となり、デジタルトランスフォーメーションに本腰を入れる企業が増加傾向にあります。NTTデータの法人・ソリューション分野では、お客さま企業の"Trusted Digital Partner"となるべく、デジタルトランスフォーメーション支援を強化しています。

サービスデザイン工程を通じて構想したサービスを実現・実行するためには、テクノロジーの制約や、プロセスごとに実行主体・支援主体が変わることが多くあります。これにより、実行スピードが極端に落ちてしまうことや、作り手目線の影響を受けてエンドユーザーへの提供価値が薄れてしまうこと等、当初描いたサービス効能が低減してしまうといった課題がありました。このような状況のもと、エンドユーザーや従業員の立場に立ったサービスデザイン、実業務への落とし込み・定着化といった活動を一元的に提供可能とするため、協業することとしました。また、NTTデータとフォーデジットは、協業領域で核となる人財の定義・育成、プロジェクトを遂行していくための方法論整備についても協力していきます。

今回締結した具体的な協業内容は次の通りです。

• 両社のお客さま企業のデジタル変革プロジェクトに対し、両社のデザイン人財や上流コンサル人財等のリソース・ノウハウをお互いに融合し、プロジェクトを遂行する
• 両社共同で、サービスデザインから業務・IT導入・定着までに必要となるスキルや人財像の定義、人財育成方法論・プロジェクト遂行方法論の策定、その方法論に基づいた人財育成を行う

今回の第三者割当増資により、フォーデジットに対するNTTデータの出資比率は5.94％となります。

今後は、国内のみならず、アジアを中心とした海外拠点でのさらなる連携強化や、共同での採用イベントの企画や開催などに取り組んでいきます。上流コンサル人財やデザイン人財を活用していくことで、サービスデザインとテクノロジーを融合していきます。

2021年度までに、ビジネス・サービスデザインに始まり、業務変革・ITの導入・定着に至るまでのデジタルトランスフォーメーション案件を20件以上取り組むことを目指します。

フォーデジットは、デジタル領域でデザイン事業を展開するデザイン＆テックカンパニーです。サービスデザイン、UXデザイン、UI設計、クリエイティブ構築、運用面までをグループ全体で有機的に結合しながら、コンサルティング領域とアウトプットクオリティーを両立させ、あらゆる角度からサービスを提供しています。