AI・データの民主化を促進するデータ分析基盤の提供を開始 ~データ活用によるビジネス変革を、基盤構築から構築後の活用促進までワンストップで支援~

ニュースリリース/NTTデータ

2019年3月25日

株式会社NTTデータ

株式会社NTTデータ(以下:NTTデータ)は、企業におけるデータ分析活用の裾野を広げ、高度なデータ分析スキルを有さないさまざまな業務部門のユーザーが、データ活用を起点とした意思決定、ビジネス変革を実現するために、データ分析基盤ソリューション「Trusted Data Foundation」の提供を2019年3月25日より開始します。

本ソリューションは、企業がデータ資産を集約し分析活用するための環境を、アマゾン ウェブ サービス(以下:AWS)等のプラットフォーム上にオールインワンで提供します。DataRobot、Informatica、Tableau等、さまざまなソリューションパートナーとのエコシステムを形成しており、企業の要望や課題に応じて、これらのソリューションを組み込んで提供可能です。

100社を超える構築・活用支援実績に基づく2つのラインナップ「ソリューションベースドSI」、「アナリティクス・マネージドサービス」を提供します。「ソリューションベースドSI」では、高いセキュリティーレベルとガバナンスが確保された全社利用可能な環境を、企業の個別要件に応じてカスタマイズ構築可能です。「アナリティクス・マネージドサービス」では、スモールスタート、素早いビジネス検証が可能な環境を、最短5営業日で利用可能です。

さらに、構築後の活用促進、データ分析・データマネジメント業務を、NTTデータの300名を超えるコンサルタント、データサイエンティストがワンストップで支援します。

背景

近年のAI、IoTテクノロジーの劇的な進歩に伴い、顧客提供価値向上、競争優位性獲得のため、企業におけるデータ分析活用の重要性は日々高まっています。しかしながら、データ資産の分散や品質低下、人材やスキルの不足、全社で安心安全にデータを活用するための分析環境やセキュリティー・ガバナンスポリシーの未整備等により、データ活用を起点とした意思決定、ビジネス変革を全社レベルで実現できている企業はいまだ多くないのが実態です。

これまでNTTデータは、さまざまな業界向けに、分析基盤の構想立案、構築、セキュリティー・ガバナンス設計や、データマネジメント戦略立案・推進、情報活用組織の立上・運営サポート等の支援を実施してきました。こうした実績やAWSのプレミアコンサルティングパートナーとして培ったノウハウを活用し、企業のデータ分析活用を起点としたビジネス変革を支援するため、このたび「Trusted Data Foundation」を提供開始することとしました。

なお、NTTデータがこれまで提供してきた「BizXaaS BA」注1等の分析基盤サービスは、「Trusted Data Foundation」としてブランド統合して提供していくものとします。

概要(特長)

概要

「Trusted Data Foundation」は、企業がデータ資産を集約し分析活用するための環境を、AWS、Microsoft Azure等のプラットフォーム上にオールインワンで提供するソリューションです。NTTデータの300名を超えるコンサルタント、データサイエンティストが、構築後の活用促進(トレーニング、啓発活動等)や、データ分析・データマネジメント業務までワンストップでサポートします。

DataRobot、Informatica、Tableau等、さまざまなソリューションパートナーとのエコシステムを形成しており、企業の要望や課題に応じて、これらのソリューションを組み込んで提供可能です。また、AWS、Microsoft Azure等クラウド活用により、利用状況に応じた柔軟なリソース変更を可能とするとともに、ビジネスの変化や活用状況に応じた、段階的な機能拡張が可能です。

図1:「Trusted Data Foundation on AWS」サービス概要

「ソリューションベースドSI」の特長

AI・データの民主化を促進する全社分析基盤を、金融機関等への分析基盤構築など多数実績、ノウハウをベースとしたリファレンスアーキテクチャを活用し、企業の個別要件に寄り添いカスタマイズ構築します。

  • 特長1:高いセキュリティーレベル・ガバナンスの確保
    • 個人情報を格納でき、FISC安全対策基準に準拠した安心安全な高セキュリティー環境を提供可能
    • 全社での複数部門の利用を前提に、データ・環境へのアクセス制御を行い、ガバナンスを確保
  • 特長2:全社レベルでのデータ民主化機能
    • 業務部門が扱いやすいデータの事前作成や、業務部門がセルフサービスでデータ探索、データ準備可能な機能を提供
    • 業務部門の必要なツール・環境をプリセットしておき、使いたい時に、スピーディに提供可能

「アナリティクス・マネージドサービス」の特長

小さく始めて試行錯誤しながら育てたいというニーズに対応可能な当社規定のSLA(Service Level Agreement)に基づく分析基盤サービスです。これまで、「BizXaaS BA」として提供してきた100社を超える分析基盤の構築・活用支援実績に基づきスピーディに提供します。

  • 特長1:スモールスタート・最短5営業日での提供
    • スモールスタート可能なシンプルで使いやすい分析環境を最短5営業日で提供可能
    • DataRobot、Tableau、Alteryx等を、クイックに活用開始したいという要望にも対応可能
  • 特長2:素早いビジネス検証への対応
    • ユーザーは運用保守から解放され、データ分析による業務効果創出に専念可能
    • 当社データサイエンティストなどとの共創の場を提供するとともに、新たなテクノロジー、クラウドネイティブサービスを活用した素早いビジネス検証が可能

図2:「Trusted Data Foundation on AWS」サービス詳細

今後について

NTTデータは、「Trusted Data Foundation」で提供可能な製品、テクノロジーのラインナップを継続的に拡充するとともに、さまざまな業界のお客さま企業に「Trusted Data Foundation」を提供し、3年後までに、売り上げを50億円規模に拡大することを目指します。さらに、お客さま企業の事業パートナーとなることを目指し、業務と先進デジタルテクノロジーの専門性を高め、お客さまビジネスの変革および新たな価値創造を支援していきます。

関連Webサイト

注釈

  • 注1「BizXaaS」は、NTTデータの統合クラウドサービスです。パブリッククラウド、プライベートクラウドとこれらの構築・運用を行うクラウドプラットフォームサービスを提供しています。「BizXaaS BA」とは、NTTデータの過去多くの実績に基づき、データ活用に必要な一連のITインフラを、クラウド上に構築・提供するマネージドサービスです。
  • 「Trusted Data Foundation」は日本国内における株式会社NTTデータの商標です。
  • 「BizXaaS」は日本国内における株式会社NTTデータの登録商標です。
  • アマゾン ウェブ サービス、AWSは、米国その他の諸国における、Amazon.com, Inc.またはその関連会社の商標です。
  • その他の商品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。

本件に関するお問い合わせ先

報道関係のお問い合わせ先

株式会社NTTデータ
広報部
大島
TEL:03-5546-8051

製品・サービスに関するお問い合わせ先

株式会社NTTデータ
ビジネスソリューション事業本部
AI&IoT事業部
後藤、宮地、赤松
TEL:050-5546-9923
E-mail:tdf@kits.nttdata.co.jp

エンドースメント

NTTデータ様とDataRobotは強いパートナーシップに基づき、お客様における機械学習の自動化、AIの民主化を通じたデジタル・トランスフォーメーションを支援してきました。

お客様企業は、NTTデータ様の提供するデータ分析基盤「Trusted Data Foundation」上でDataRobotを活用頂くことで、集約されたデータへの迅速なアクセスと、データプレパレーション、DataRobotによる機械学習の自動化をワンストップで実施可能となり、AIの民主化を、より強力に推進することが可能になるものと確信しております。

今後日本のデータ活用をリードするNTTデータ様と世界最高峰の機械学習の技術を持つDataRobotによるシナジー効果をさらに高め、AIを推進していく多くの企業様に新たな価値を提供していきます。

DataRobot Japan
カントリーマネージャー
原沢 滋

インフォマティカは、エンタープライズにおけるデータの民主化を加速する「Trusted Data Foundation」の国内提供開始を喜ばしく思っています。

この「Trusted Data Foundation」は、インフォマティカの次世代のアナリティクスソリューションを活用して、全社レベルでデータの簡単な検索を実現し、ビッグデータ資産を信頼性とガバナンスの確保されたデータやインサイトに変換します。

当社は引き続きNTTデータ様との長期にわたるパートナーシップを通じて、お客様のデータ主導のデジタル・トランスフォーメーションを支援していきます。

インフォマティカ・ジャパン株式会社
代表取締役社長 吉田 浩生