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「いちグループ企業」ではなく「NTTデータ中国」として。開発現場を経て得た視点を活かした組織作り

子どもの誕生をきっかけに、パートナーの故郷である広島で働くことを決意した山岡。前職ではシステムエンジニアとしてキャリアを築き、統括の立場でプロジェクトに携わっていました。経験者採用入社後にプロジェクト統括として開発現場に身を置いた山岡は、NTTデータ中国が持つポテンシャルの高さを強く実感します。経営企画部として全社約300名の統括をする立場となった今、どのようなことを成し遂げていくべきか。開発現場を知る山岡が作っていきたいと思う、これからのNTTデータ中国の形を伺いました。

目次

山岡 辰也

NTTデータ中国
経営企画部 企画担当

2017年に経験者採用入社。前職では携帯電話の交換機システムの開発・保守に従事し、堅実にキャリアを重ねた。子どもの誕生をきっかけに、仕事の質はそのままに家族との時間を増やしたい想いが芽生え転職を検討。パートナーの故郷である広島に本拠地を置き、社会基盤を支えるシステムに携われるNTTデータ中国への入社を決意。入社後は品質管理や統制業務などの人をまとめる業務で腕前を発揮。2022年7月より経営企画部に異動し、会社全体を牽引している。

家族を守りながら社会貢献度の高い仕事を、が叶う選択

一歩間違えば、110番通報が繋がらない事態に陥ってしまう――山岡が前職で統括していたプロジェクトは、それほどに重要な社会インフラシステムを担っていました。入社3年目以降、プログラマからプロジェクトを動かしていく立場へとキャリアチェンジしていった山岡。別部署や関連会社を巻き込み、多いときは約80名を取りまとめていました。堅調な仕事が続く中、私生活での転機をきっかけにパートナーの生まれ故郷である広島への移住を決めました。

子どもの誕生をきっかけに、働き方について考えるようになりました。やりがいのある仕事は大切だけれど、家族との時間も大事にしていきたい。だから、今よりもプライベートを確保できる環境に身を置きたいと思ったんです。一方で、社会インフラを支えるシステムに携われるやりがいも諦めたくない。約3年のリサーチ・転職活動を経て、当社ならその2点が満たせると思い経験者採用入社しました。

採用選考時のリモート面接では、面接官にとてもリラックスさせてもらったと当時を振り返る山岡。自分の話にしっかりと耳を傾けてくれたことで安心でき、企業風土の面でも納得して入社に至ったと言います。入社後は法人事業部に配属となり、電力プロジェクトにて品質管理を担当。以後、同プロジェクトにて試験統制、全体開発統制に従事しました。

プロジェクトの規模感は、首都圏にいた前職の頃とほぼ変わりませんでした。電力という重要な社会インフラを支えるやりがいある内容ですし、統率する人数も同じくらいでした。

入社後、生活は大きく変わりました。東京にいた頃は満員電車に揺られ、日々時間に追われていましたが、広島での生活はゆとりがあります。終電も早いですからね(笑)。家族との時間もしっかり取れるようになりました。広島は適度に都会で自然も多く住みやすいです。移住して良かったと本当に思います。

首都圏にいた頃と同スケールのプロジェクトを統括することになった山岡は培った経験を活かし、転職前に築いたキャリアの延長線上で活躍。家族との時間も大切に広島で充実した日々を過ごしてきました。
そして2022年7月。経営企画部として約300名の社員すべてを統括する立場となります。

人数の規模感こそ大きくなりましたが、ひとつの目標に向かってアクションを起こし、組織を作っていくという点では同じ。自身の業務を通して全社を良い方向に動かしていけるポジションだという自覚をしっかり持ち、開発現場での経験を活かしていきたいです。

着任してからまだ日が浅く、今はやりがいを感じるよりも勉強の日々だと語る山岡。開発現場を知る者の視点を活かし、NTTデータ中国の組織作りに挑みます。

NTTデータ中国は「優秀な人財の宝庫」

NTTデータ中国の技術者としてプロジェクトに携わった山岡は、社員の持つ魅力に気づいたと言います。

当社の社員は、「お客様のご要望に応えるシステムを作る」というスタンスを大事にしている方ばかりです。NTTデータグループというネームバリューに驕らず、真摯に粘り強くお客様に向き合っていく。難しい局面でも、できない理由を考えるのではなく可能にするにはどうすればいいのかを模索する。一言で表すなら「雑草魂」という言葉がぴったりだと私自身は思っています。

前職を含めてさまざまな企業のシステムエンジニアと接してきた山岡にとって、NTTデータ中国の社員の勤勉さや誠実さ、粘り強さには目をみはるものがありました。組織の魅力を強く感じる一方で芽生えたのは今後の組織拡大にあたり、この良さを損なわないようにしたい、という想いです。

2022年現在、時勢の後押しを受けてリモートワークが推進されています。リモートワークはとても便利な一方で、開発現場に閉塞感をもたらす側面もあると個人的には考えています。コミュニケーションのハードルが上がるため、どうしても対面よりは閉塞感が生まれがちです。それが新入社員の士気を下げ、離職のきっかけとなってしまうのはもったいないと感じました。

この閉塞感をどれだけ和らげられるかも、今後、経営企画部で成し遂げたい課題のひとつだと言います。開発現場を知る者だからこそ取り組みたい課題は他にもあります。

経営企画部に異動して2カ月が経ちました。その中で各プロジェクトに対する「注目度の差」に気づかされたんです。売り上げの大きいプロジェクトや将来性のあるプロジェクトは注目されがちです。しかし、売り上げや将来性に関わらず、社会に欠かせないプロジェクトも多く存在しています。たとえば、「保守案件に従事しながら新しい知識を身につけ、レベルの高いプロジェクト参画に成功した人」など、立派な功績を残した人財が現場にはたくさんいるんです。社員一人ひとりにスポットライトを当てたい、そこからナレッジの共有など良い交流が多く生まれる組織にしたいと考えています。

すべての社員が輝ける場所がある―。人財を介したナレッジの共有が最大限に機能すれば、組織としての力はますます強まっていきます。

「広島から世界一を目指す」それはただの夢ではない

DX推進の流れに伴い、可能な限りソースコードを書かずにアプリケーション開発できる「ローコード開発」が注目されています。山岡が想い描くのは、経営企画部をはじめとしたバックオフィス部門が主体となり、業務効率改善に繋がるアプリケーションを開発する未来です。

バックオフィス業務ならではの課題を、自分たちが開発して解決できたら面白いと思うんです。その成果を見た開発部門が逆に影響を受ける、なんてことも十分起こりえます。そのような取り組みをきっかけに、開発部門とバックオフィス部門の間にある見えない壁を壊せたら、良い循環が生まれるのではないでしょうか。会社が一体となり、IT企業として誇れる組織になると思います。

東京で生まれ育ち、首都圏で長年働いてきた経験を持つ山岡。そんな彼がNTTデータ中国で5年以上働いた今、思うことがあると言います。

「東京でしか大規模プロジェクトや先端技術には携われない」という世間の感覚を変えていきたいです。広島で暮らしてみて、社会貢献性の高い大規模プロジェクトや、先端技術に触れるプロジェクトが東京以外にもあることを実感しました。さらに、世間一般に難しいと言われている資格をさらりと取得する若手もいて驚きました。NTTデータ中国は環境・人財ともにポテンシャルはとても高いと感じています。

経営企画部へ異動後、新たに定めた目標があります。「NTTデータ中国を、日本一、ひいては世界一のIT企業にしたい」。夢ではなく真剣に目指しています。

そう力強く語る山岡。自身を突き動かす原動力はどこから来るのでしょうか。

広島カープの本拠地であるマツダスタジアムのスコアボードの下に当社の社名が入っているんです。地元の方々から「すごい会社なんだね」と思っていただけるって、とても誇らしいことじゃないですか。私自身、義父母からも誇りに思っていただけて嬉しい限りです。だから、社員全員が家族や友達から褒められ、この会社の一員であることを誇りに思えるような組織を作りたいです。その取り組みがブランド力を向上させ、新たな人財との出会いに繋がればと思います。

NTTデータ中国が世界に大きく羽ばたく未来は、そう遠くない日に訪れるかもしれません。そのときにはきっと、山岡が想い描いた理想の組織が完成していることでしょう。

※掲載記事の内容は、取材当時のものです