大手自動車メーカーの戦略的ITパートナー、NTTデータ東海の営業チームとは

構想段階から約三年 前例のない大型プロジェクトを推進

デジタル技術の発展により、製造業のお客様を取り巻く環境は大きく変化しました。しかし、実際の職場ではアナログな仕組みや管理方法が依然として数多く残っています。各部門ごとに部分最適や効率化を進めてきた結果、システムの仕様や運用ルールが濫立し、業務変革やビジネスプロセスの管理が進まないケースも少なくありません。

私たちが推進するクラウド型調達・購買管理システム導入は、お客様である大手自動車メーカー様における全社の業務変革やガバナンス強化のための一大プロジェクト。間接材※に関する予算との紐づけ、購買発注・請求処理までのプロセスを一元管理し、デジタルフローにより業務を標準化し、全社的な支出の可視化を可能にする前例のない大規模案件です。PoC※の支援から、一部利用が始まった現在の状況まで約一年半、現在も新機能追加の企画・実装の提案を行っています。

このような大型プロジェクトは決して一人の力だけで成し遂げられるものではありません。思ったことを発信すれば、それに応えてくれる仲間が多い組織だからこそ実現できることだと思っています。節目となる発注書をいただけた際、「鴨下さんのおかげで次につながったよ」と声を掛けられた時は、嬉しさを感じるとともに、次契約に向けて気が引き締まる思いです。今後も営業とエンジニアの協業、そしてNTTデータグループ全体の総合力を活かし、チーム一丸となってお客様の課題解決に粘り強く取り組んでいきたいです。

※製造している製品の原材料ではなく、経費の対象となる物品など
※PoC（Proof of Concept：概念実証）…「ユーザーニーズがどのくらいあるのか」「採算が取れるのか」などを確認し、実用化に向けた問題点を洗い出すことを目的に、大規模なシステム開発やDX推進の実現可能性を検証するプロセス

NTTデータのノウハウと組織力で着実にスキルを習得

私は入社当初、営業事務を担当していました。当時の事業部の事情で、顧客折衝業務も担うことになり、徐々に営業としてプロジェクト推進や提案活動をする仕事にシフトするように。転機となったのは、大手自動車部品メーカーのグローバルERP（基幹システム＜管理会計・経営管理・調達領域＞）の導入プロジェクト。プロジェクトの途中から主担当としてお客様との窓口業務を務めながら、NTTデータをはじめとするグループ企業の協力を得て無事に完了報告や導入拠点でのリリースを実施することができました。

当時のNTTデータの皆様からは、仕事のイロハを丁寧にご指導いただき、イチから育てていただきました。システム開発の仕事はプロジェクトベースで進んでいくため、グループ会社や協力会社との関係性もフラット。当社は若手もベテランも関係なく、全員が一体感を持って仕事に取り組んでおり、責任のある仕事もどんどん任せてもらえます。第三事業部・第一法人担当は女性比率が約半分とダイバーシティも進んでおり、有休はもちろん、産休・育休も取りやすく働きやすい環境が整っていると感じますね。

現在の主務は、大手自動車メーカー様の調達・購買管理システムのプロジェクト。導入後の顧客業務支援として活用促進やユーザー様からの問い合わせ対応などを行っています。お客様から直接感謝のお言葉をいただいたり、ユーザビリティについて具体的な要望を伺う中で、日々仕事のやりがいを感じています。隠れた業務課題を見つけ出し、解決方法を企画・提案する、コンサルティングの要素が高い仕事にも挑戦中です。今後は、さらにスキル・経験に磨きをかけてお客様をよりリードできる存在になっていきたいです。

仕事をやり遂げた先に新たな挑戦のフィールドが待っている

私が主担当として携わっているのは、クラウド型人事ソリューション導入のプロジェクト。2021年から進めてきたクラウド型調達・購買管理システム導入の実績を信頼いただいたことがきっかけでした。社内の開発担当だけでなくグループ会社のエキスパートを巻き込みながら、お客様の特性に合わせて構想策定から導入、その後の運用保守・活用促進に至るまでEnd to Endでサポートしています。

私たちの提案先であるお客様の情報システム部門にはさまざまなプロジェクトのニーズが集まります。業界初の取り組みも多く、「こういうものを作って欲しい」と依頼を受けるよりも、機能単位の小さいサイクルで計画から設計・開発・テストまでの工程を繰り返すアジャイル型の開発が主流です。短期間のPDCAを積み重ねながら機能を改善し、仕組みに磨きをかけていく面白さがあり、勝ち取った信頼が次のプロジェクトにつながる喜びがあります。

もちろんすべての取り組みがはじめから上手くいくわけではありませんし、システム開発にはトラブルや障害もつきもの。だからこそ、困難にぶつかった時の立ち振る舞いがとても重要だと思います。私自身も過去に協力会社を巻き込む問題に直面しました。つらい時期もありましたが、それを解決した経験を通じて自身の成長を実感できました。NTTデータの「何があっても最後まであきらめずにやり遂げる力の強さ」は強みであり、誇りです。生成AIやIoT、自動運転のプロジェクトや、グローバルなシステム開発案件も増えており、営業としての活躍の場はますます広がっています。新しいことに挑戦したい方にはフィットする環境だと思いますね。

営業としてもう一段階成長したい。業界未経験でビッグプロジェクトに参画

前職は、自動車メーカーなど工場で使われる生産設備を提案する営業でした。新工場の立ち上げ案件で、工場全体のシステムを提案できない悔しさを経験したのが転職のきっかけです。ITを活用した課題解決力を身につければ、営業としてもう一段階成長できるのではないかーーそう思ったところから、時を経てご縁があり当社で新たなキャリアをスタートしました。前職は転勤が多かったので、大好きなこの地域に腰を据えて仕事がしたかった。そんな思いも叶った転職でした。

現在は調達・購買管理システムの担当として、既存プロジェクトを中心とした営業活動を行っています。IT業界は未経験だったので、最初はITの専門用語が理解できませんでした。「異世界に来てしまった」と思うほど戸惑いましたが、どんなに忙しくても丁寧に教えていただける上司や先輩に支えられ、徐々にお客様とのコミュニケーションにも慣れてきました。今も先輩の営業と打ち合わせに同席し、業務の進め方や提案のポイントを学んでいるところです。研修は社内のものや、外部でも受講できるものなど豊富にあるので、IT知識を習得するための環境はとても充実していると思います。

私たちが担当するプロジェクトは、他の案件の予算と比べると0の桁が一つ違うような規模が大きなものばかり。さまざまな強みや特徴を持つNTTデータグループ各社や社外の協力会社とともに業務改革・改善に取り組んでいます。組織を動かすために必要なマネジメント力など、日々学ぶことが多く、この半年の間でも自らの成長を感じます。数年後には自分が主担当として新規プロジェクトを提案し、東海地域の経済が少しでも上向くような大きな仕事に挑戦したいです。