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NTTデータ関西の総合防災情報システムEYE-BOUSAIの最前線に迫る

NTTデータ関西が提供する地方自治体向け総合防災情報システム『EYE-BOUSAI』 。災害発生時の多様な情報を集約・可視化することで、自治体の迅速かつ適切な対応を支援し、住民の安全確保に貢献するパッケージ製品です。全国に先駆けたクラウド防災システムとして開発されたことでノウハウと実績を積み、トップクラスのシェアとなりました。新シリーズ『EYE-BOUSAI⁺』のリリースが控える今、メンバーはどのようにプロジェクトに携わっているのでしょうか。

Project Memberプロジェクトメンバー

渋谷 昌幸

2011年入社
第二公共事業部 第一ソリューション担当

入社5年目にEYE-BOUSAI立ち上げに携わる。入社直後から担当したGISエンジンの開発・保守の経験を活かし、初期からリーダーとして活躍。現在は新シリーズの企画・開発をメインに手掛けつつ、現行シリーズの保守・カスタマイズにも携わる。

新川 達貴

2017年入社
第二公共事業部 第一ソリューション担当

入社以来EYE-BOUSAIに携わる。現在は複数の自治体の保守・運用、またカスタマイズ用の開発も手掛けている。顧客折衝では対応窓口を担うことが多く、顧客の要望を深堀りし、予算に合わせて調整するなど上流工程を担当。

向頭 明子

2019年入社
第二公共事業部 第一ソリューション担当

入社1年目から保守業務を通じて防災システムに携わる。また入社3年目から参画したネットワーク構築・更改系プロジェクトの経験を活かし、EYE-BOUSAI関連では事例の少ないハードウェアを導入するケースで強みを発揮している。

Project Structureプロジェクト体制

新シリーズはより大量により高速に。外部回線が不通でも使えるシステムへ

渋谷 昌幸

2011年入社

第二公共事業部 第一ソリューション担当

2015年の立ち上げ以来、継続してEYE-BOUSAIに携わってきました。特に最近では、近日中にリリースを予定している新シリーズEYE-BOUSAI⁺の企画・開発をメインに手掛けています。このパッケージでは、従来版のバージョンアップでは対応しきれなかった根本的な階層の改定を実施しており、より大量のデータをスピーディに扱えるようになります。また、従来版はインターネット回線さえあれば稼働させられるクラウドシステムであることが強みでしたが、新シリーズではLGWAN(地方自治体の組織内ネットワークをつなぐ専用回線)にも対応することで、外部のネットワークが遮断された状態でも稼働が可能です。年々激甚化が進む災害に対応するべく、さらに可用性を高めています。
私が主に担当するのは、GIS技術を使用した機能全般の開発。入社以来培ってきたGISのスキルを活かせること、そして新シリーズの強化された基盤で各種地図情報を扱うために今までできなかった複雑な分析データの抽出ができることに、やりがいを感じています。EYE-BOUSAI⁺に関わるため、社内で希望を出し、保守・運用の作業を減らしてもらえたからこそ、注力できているのだと思います。このように各々の強みや興味の方向を活かして、好きなポジションで活躍できる点は、当社の魅力ですね。
また、新シリーズで登場するサブスクリプション型のプランは、カスタマイズ要素を省いてシンプルな機能にとどめる分、構築期間と価格を抑えています。これによって全国の自治体様にシステムを気軽に試していただけるようになります。こうしたプランの細分化を進めることで、全国的なシェア拡大に貢献していきたいです。

一人称で超上流から手掛ける。自治体に寄り添ったカスタマイズ

新川 達貴

2017年入社

第二公共事業部 第一ソリューション担当

EYE-BOUSAIグループにおいて、私は複数の自治体様に対する保守・運用、およびカスタマイズに伴う機能開発を担当しています。カスタマイズにあたっては、当社から事例を示して提案する場合もあれば、自治体様からいただいたご要望に応える場合もあります。後者の場合は、実際の災害時や訓練の際に顕在化した課題の解消を目指すものも多数。現場で生まれたニーズを伺うと、住民の安全確保に貢献している仕事なのだと実感しますね。
いただくご要望の内容は、多岐にわたります。例えば、「地場業者が扱っているドローンの映像、高潮の計測データを、独自の情報として統合したい」といったものや、「報告書のフォーマットに合わせて情報を一括出力したい」といったものなど。ご要望を受けたら、まず目的やシステムへの反映イメージをヒアリングし、ニーズの詳細を確認します。続いて予算とのバランスを考えて内容の調節を図り、合意形成できたら、プログラマーチームと二人三脚で開発へ。ちなみに、全国の自治体様に貢献できるような機能をご要望いただいた場合は、検討会を経てパッケージ全体のバージョンアップとして対応する場合もあります。
もちろん商談の場には営業スタッフが同行することもありますが、基本的には窓口役として一人称でコミュニケーションをとります。お客様と直接会話しながら、案件の詳細を固めて予算をとるといった超上流工程に携わることができるのは、大きなやりがいですね。

ときには「お客様に反対する」提案も。人命に関わるシステムを扱う責任

向頭 明子

2019年入社

第二公共事業部 第一ソリューション担当

EYE-BOUSAIグループの中でも、私はネットワークに関する案件を主に扱っています。多くの自治体様ではシステムのみを導入されていますが、稀にサーバ構築や端末導入を含めて取り入れられるケースがあります。例えば、砂防課や河川課など複数の部署から情報を吸い上げるために受信サーバを新設する場合や、珍しいケースでは、非常時にパトライトが点灯する専用PCを関係機関に設置したことがありました。これまで培ってきたネットワークスキルを活かせることで、やりがいを持って活躍できています。
時には、ご要望に対して別のアイデアをご提案することもあります。例えば、セキュリティへの懸念から「システムへのアクセスを庁舎内で完結させたい」といったケース。実際の災害時に起きた事例を挙げながら「職員の方の安全確保のために、どこからでもアクセスできる構造にしましょう」とお伝えしたことがありました。全国に先駆けたクラウド型の防災システムだからこそ、豊富な実績を提示できます。これは、EYE-BOUSAI独自の強みですね。大切なのは、パッケージを導入するだけで終わらず、適切に活用していただけるよう先々を考え導くこと。人の命に関わるシステムを扱っているという責任感と、確かな社会貢献ができているという手応えを感じられる仕事です。
今後は、自分のいち市民としての目線も大切にしながら、世代を問わずすべての人が必要な情報にアクセスできるようなシステムをつくっていきたいです。

業界トップクラスの実績を誇るEYE-BOUSAI。しかしチームが進歩の歩みを緩めることはなく、むしろトップをゆく者の責務を背負って、総合防災情報システムの先端を押し広げています。さまざまな得意分野を持ったメンバーたちが各ポジションでパフォーマンスを最大化し、自ら考え、運用・開発を行う。一人ひとりがさまざまな角度から加える改良がシステムの成長を支え、年々激甚化する災害に立ち向かう力となっています。