NTTデータ 地域会社
経験者採用情報

  1. TOP
  2. 新着記事一覧
  3. 「大学」と「図書館」を最前線で支えるNTTデータ九州の専門チーム

「大学」と「図書館」を最前線で支えるNTTデータ九州の専門チーム

NTTデータグループの強みである大規模プロジェクト開発の経験、最先端の技術を活かし、地元企業や自治体・金融機関など、様々な業種業態のお客様の課題解決に取り組むNTTデータ九州。大学向け教育プラットフォーム「LiveCampusU」と、図書館向け情報システム「NALIS」の自社開発ソリューションを武器に、文教分野に貢献する「文教ビジネス統括部」のメンバー3人を紹介します。それぞれの観点から文教ビジネスのやりがいを語ってもらいました。

Project Memberプロジェクトメンバー

小林 雅義

2023年入社
公共システム事業部 文教ビジネス統括部 営業担当

前職は、映像・音響システムの商社で文教領域への営業を経験。コンサルティング型の提案に挑戦できる環境を求めて転職。入社後、既存顧客(大学)の営業を担当し、「LiveCampusU」をベースに、お客様の課題解決に向けて提案を進めている。

吉松 匡哉

2023年入社
公共システム事業部 文教ビジネス統括部 営業担当

前職は自治体職員として、図書館管理や文化財の保護活用、自治体DXの推進事業に従事。入社後、デジタル田園都市国家構想交付金を活用した図書館DXプロジェクトに参画し、自身の経験を活かした自治体への支援を行っている。

中島 優介

2023年入社
公共システム事業部 文教ビジネス統括部 開発担当

地元九州から全国に向けたソリューション展開を行っていることに魅力を感じ、NTTデータ九州へ入社。九州工業大学のシステム更改プロジェクトに携わり、転職時の希望であった上流工程の業務に挑戦中。

大学の規模や立地、設置学部等で異なる課題。活かせた「マーケティング」の視点

小林 雅義

2023年入社

公共システム事業部 文教ビジネス統括部 営業担当

大学を取り巻く環境は年々変化し、大学運営に求められる業務はますます複雑になっています。背景にあるのは、膨大な教務事務や人口減少期における募集戦略、文科省の方針への対応などです。これを受けて、業務効率化や学生サービスの向上、学習成果の可視化など、大学はさまざまなテーマに戦略的に推進されています。私たちはそうした大学の取り組みや課題に対して、大学向け教育プラットフォーム「LiveCampusU」を通じたソリューションの提供を行っています。

この領域で難しいのは、大きなテーマは共通していても、置かれた環境に応じて各大学が個別の課題を抱えていることです。大学の規模感や地理的・設置している学部によって、課題は異なります。また、学内のステークホルダーが多く、広範囲におよぶため、課題に対する共通認識を持つことも簡単ではありません。

お客様とのコミュニケーションで認識のギャップを埋めるのに苦慮していたときに役に立ったのが、入社後に取り組んだ「大学マーケティング」の視点でした。各大学が抱える課題を明らかにするために、マーケティング手法を用いて、大学の特性分析を実施しました。まずは具体的なペルソナを描き出し、条件別に課題を精査し、リサーチ内容をもとに仮説を立てることで、お客様との認識を揃えた上で、効果的な解決策をご提示できるようになりました。

お客様から、「課題や問題を深くまで理解し、具体的な解決策を提案していただきありがとう」と言っていただけたときは、とても嬉しかったですね。その後、ご依頼をいただいた証明書コンビニ発行サービスや、学習成果を可視化するポートフォリオシステムの導入などを進めています。

実務を通じて、ペルソナに基づいた個別の解決策を導き出すマーケティングの思考や手法を学べたことは、貴重な経験でした。アイデア出しのブレストをはじめ、文教ビジネス担当のメンバーと連携してプロジェクトを進めることが多く、チームワークの良い組織だと思います。

NTTデータグループの総合力×自治体勤務の経験。自分だから提供できる付加価値がある

吉松 匡哉

2023年入社

公共システム事業部 文教ビジネス統括部 営業担当

私は、佐賀県鳥栖市様の図書館DXプロジェクトに携わっています。これは、「デジタル田園都市国家構想交付金」を活用した取り組みです。通称「デジ田」と呼ばれるこの交付金は、デジタルの力で地方の個性を活かしながら、地域課題の解決や魅力の向上を図る活動を支援するもの。デジタル庁が、内閣府地方創生推進室と連携して進める構想に基づいています。

鳥栖市では、アナログな小中学校の図書館業務に課題を抱えていました。市立図書館は数年後にシステム更改の時期を迎えることもあり、デジ田を活用して対応できないか、というのがお客様のご相談でした。単純な業務のデジタル化は、図書館向け情報システム「NALIS」だけでも十分に可能です。しかし私たちは、市民サービスの向上に寄与できるような付加価値のある“DX”を実現すべく、新しい手法を模索することにしました。

チームで何度も協議し、検討を重ねた上で、私たちはNALISの導入に加えて2つの提案を行いました。一つ目は市民の交流を深めるための、図書館アプリの導入です。このスマホアプリは情報を通知するだけでなく、地域の人々や職員の方々がおすすめの本を紹介し合える仕組みを備えています。二つ目は、司書業務を支援するためのオプション機能の追加。BIツールを活用し、図書館が保有する図書の構成を見える化することで、購入すべき図書の選定から廃棄までを支援する機能です。両方に共通して目指していたのは、図書館で働く人々が持つ知識や経験が、地域に還元されていく仕組みをつくることでした。

これらの企画の背景には、私自身が前職で図書館業務に従事していたときに感じていた、図書領域でIT化が進んでいないという課題感がありました。前例のない提案でしたが、お客様に高く評価をいただき、デジ田の申請も無事に採択されました。現在は今年度内の納品へ向けて、開発を進めている最中です。今後は他の自治体様のニーズも調査し、同じ課題を抱えている自治体様への展開にも挑戦したいですね。

新パッケージシステムへの更改は、エンジニア人生初めての挑戦

中島 優介

2023年入社

公共システム事業部 文教ビジネス統括部 開発担当

入社後、初めてのプロジェクトが「LiveCampus」シリーズのファーストユーザである九州工業大学のシステム更改でした。九州工業大学は長年当社の教務システムをご利用いただいており、ご要望に応じて様々な独自機能を追加していました。今回の提案では、大学様により使いやすく、サービスを拡充したシステムを提供するために、2022年に開発した新バージョン「LiveCampusU」をベースとした全面再構築に、取り組むことにしました。

新しいシステムにおいて、九州工業大学のニーズに応えるためには、これまで使っていただいた独自業務を実現するために、複雑なロジックを組む必要があり、また他のシステムへの影響を慎重に調査しながら進めなければいけませんでした。標準的なテスト項目に加え、カスタマイズ機能に応じたテストを計画することは大変でした。また私にとっては、当社の開発パートナの品質管理・評価を行うのも初めてのこと。これまで経験のない役割を担いましたが、その経験により、客観的にシステム品質を評価する視点、ノウハウを身に付けられたと思います。品質評価もクリアして、チームで無事にカットオーバーを迎えられたときは達成感がありました。まだ稼働し始めたばかりですが、これまでも大きなトラブルは発生しておらず、自身の努力が、成果につながったことで自信につながりました。

今は他大学のプロジェクトで、転職前から希望していた上流工程の業務に携わっています。お客様と会話しながら、システムの仕様を決めていくのは楽しいですね。お客様と直接対話できる距離の近さは、文教ビジネス領域ならではの特徴かもしれません。大学の教務課の方々と一緒にプロジェクトを進めることが多いので、実際にエンドユーザの声を聞けることも、やりがいにつながっています。

社会とともに変わり、進化を続ける大学や図書館。文教ビジネス統括部は、変化に寄り添うだけでなく、お客様とともに新たなサービスの形を模索しています。どんな方法でお客様の課題を解決するかは、メンバひとり一人のアイデア次第。次は、あなたの存在が、新たなソリューションを生み出すきっかけになるかもしれません。