マイナンバー制度のあるべき将来像を描き、国家インフラとして実装する
Q. 組織のミッションは?
マイナンバー関連ビジネスでは、「マイナンバーカードを利用し、“誰もがいつでもどこでも”ライフスタイルに応じたサービスがスピーディに受けられる社会の実現」を目指しています。また、行政や民間との共創により、国民の多様なニーズに応じたワンストップサービスの実現にも注力しています。(福田)
Q. 参画可能なプロジェクトは?
マイナンバーを通じて多様なサービスを提供するうえで、重要な領域は3つあります。
国民にマイナンバーを割り当てる「付番」、システム間で必要な情報をつなげる「連携」、国民に価値あるサービスを提供する「利活用」です。
この3つの領域内に大小さまざまなプロジェクトがあり、希望や適性に応じて参画いただくプロジェクトを決めています。(福田)
Q. 経験者採用者のアサイン基準は?
経験者採用者においては、これまでの経歴から各統括部の部長が適性を判断し、選考の段階でプロジェクトを決めます。インフラ等基幹系システムに強ければ付番や連携、業務系アプリ等に強ければ利活用などです。
そのうえで、部長たちはドラフト指名のように、統括部にマッチすると感じた人財と優先的に面接を組む傾向にあります。だからこそ、ご自身の強みを明確化し、かつニュースリリース・プレスリリースなどを通じて「マイナンバーのなかでもこの領域に携わりたい」と言っていただけたほうが、私たちも判断しやすいのでありがたいです。(福田)
Q. 一般的な業務内容は?
デジタル庁や地方公共団体の共同法人を顧客とする、マイナンバー関連システムの仕組みの検討やプロジェクトマネジメントが主な業務です。
大規模システムの更改、他システムとの連携強化、新規事業の企画など、プロジェクトの特性に応じて開発手法などは変わります。一方、共通点としては中央省庁や自治体のお客様と直接コミュニケーションを取り、裁量をもって業務を進められることが特徴です。(菅原)
Q. マイナンバー関連ビジネスにおけるNTTデータの強みは?
領域を1つに限定せず、付番・連携・利活用という広範囲なサービスを提供できることです。これを実現するためには、システム開発の企画力・実装力だけでなく、行政の制度・業務の理解、ICカードやスマートフォンの構造理解など、多岐にわたるナレッジが求められます。また、マイナンバー関連ビジネスは全国民を対象とすることから、付番・連携分野では日本最高峰のセキュリティレベルの準拠と、日本最大級の高トラフィックシステムの安定稼働を両立しつつ、利活用分野では世の中の変化のスピードに応じた対応が欠かせません。そんな高難度の要求に応えられる信頼・実績を積み重ねていることが、NTTデータならではの強みです。(福田)
1億人規模に影響を与える国家プロジェクトに、裁量をもって挑む高揚感
Q. プロジェクトチームの特徴は?
お客様の担当窓口ごとに管轄が分かれていることから、システム単位でプロジェクトチームを編成しています。私はPMとして、国家資格等情報連携・活用システム(各種国家資格の申請・審査・名簿管理を一元管理し、活用するシステム)において、運用保守チームと、システムに搭載する国家資格を拡大するための支援チームの2つを担当しています。チームメンバはそれぞれ30〜40名程度で、全体で200名規模となるプロジェクトです。(菅原)
Q. 1日のスケジュールは?
Q. 英語力が活かせるシチュエーションは?
主要なスマートフォンメーカーやカード発行会社が海外なので、その関連プロジェクトに参画する場合、英語のマニュアルや製品資料を読み解く際に英語力が活かせます。その他、AWSなどのメガクラウドでも英語の資料を見る機会はありますが、基本的には翻訳ツールを使って理解できる内容なのでご安心ください。(菅原)
Q. 裁量はどのくらいある?
予算に対して、ヒト・モノ・カネという経営資源の使い方を自分の意思で決められるのが、本ポジションの特長です。決められた制約のなかでプロジェクトを上手く回すだけで終わらず、要員や調達の計画フェーズから参画。お客様の責任者クラスと直接コミュニケーションを取りながら、主要な技術スタックや協力会社の選定における意思決定を担えます。
お客様とのコミュニケーションを通じてニーズが生まれ、新規案件の獲得につながるケースもあります。その場合は、ご自身で継続して担当することも可能です。(菅原)
Q. 業務のチャレンジングな部分は?
私が担当する国家資格等情報連携・活用システムの場合、国家資格ごとに管轄省庁が決まっていることから、コミュニケーションが複雑化しやすい点が挙げられます。より多くの国家資格をマイナポータルで気軽に申請・管理できる未来の実現に向けて、省庁ごとに異なる課題感をくみ取りながら、最適な着地点を模索していく。それが仕事の難しさであり、腕の見せ所でもあります。(菅原)
Q. プロジェクトマネジメントで大切にしていることは?
チームメンバと積極的に対面コミュニケーションを取ることです。一人ひとりの裁量が大きい分、見えないところで課題にぶつかっているケースもあります。その解決策として、私は週1回の頻度で社内カフェに集まり、チームで会話する機会を設けました。心理的安全性を確保するためにも「今後やりたいこと」など、なるべく気軽に話せるテーマを設定して、会話のなかで顔色なども見ながら状況を把握しています。(菅原)
Q. この仕事のやりがいは?
すべての日本国民を対象としたシステムを手がけられる点です。2025年12月末時点で、マイナンバーカードの保有枚数は1億の大台に達し、保有率は80%を超えました。これだけ多くの人々の利用を想定したシステム開発プロジェクトに、裁量をもって関われる機会はなかなかありません。また、自ら手がけたシステムが世の中に出回ったときの反響も凄まじいので、やり遂げたときの達成感は格別です。(菅原)
難易度が高い。だからこそ、PMとして飛躍する絶好のチャンス
Q. 入社前後のギャップは?
お客様について、入社当初は世間一般で認識されているような堅いイメージがありました。でも、実際は省庁ごとに文化が違っていて、歴史・伝統を大切にする省庁もあれば、前例がないことに積極的に挑戦する省庁もあります。現在のプロジェクトで接しているデジタル庁は後者で、何事も必要であれば前向きに取り組むという雰囲気を感じます。こうした姿勢を持つデジタル庁だからこそ、私たちのアイデア段階の相談にも積極的に関心を寄せてくださり、こちらから主体的に提案していけるのがとても楽しいですね。(菅原)
Q. このポジションには、どんな人物が向いている?
お客様からの要望に対応するだけではなく、常に未来志向で先を見据え、より良い社会をつくるために必要なことを模索し、提案を仕掛けていく姿勢が重要です。プロジェクトマネジメント面では、チームメンバに自発的な動きを促すサーバントリーダシップを実践できる方が適しています。チーム単位で完結する事象が多く、現場での判断力が重要になってくることから、一人ひとりに裁量を与え、柔軟かつ迅速にフォローしていく。そんな立ち回りが求められます。(福田)
Q. 今後の事業成長を踏まえた、このポジションの将来性は?
AI領域に関しては、公共分野のなかでもデジタル庁が管轄するマイナンバー関連ビジネスが先陣切って取り組んでいく可能性が高いです。日本の全国民が利用するサービスにAIを組み込むことは、特定の業務をAIで効率化することよりもハードルが高く、その分得られる経験も計り知れません。今後、そのような領域を一緒に切り拓いていくことも、PMとして貴重な経験になるでしょう。(福田)
Q. 今後、どのようなキャリアを描いていきたい?
目標は自分自身でサービスを起案して、かたちにしていくこと。デジタル庁が掲げるワンストップ化を実現するうえで、今後もさまざまな省庁のシステムを集約することが予想されます。つまり、チャンスは豊富にあります。それを掴み取るためにもPMという枠に収まらず、さらに上流へと進出し、価値を発揮していきたいです。(菅原)
—
今回は「募集ポジション大解剖」として、マイナンバー関連ビジネスのプロジェクトマネージャの仕事やキャリアに迫りました。マイナンバーは1億人以上の日本国民が利用するものだけでなく、複数の省庁・全国の自治体・民間事業者をまたぐ連携や、社会保障・税・行政手続きのあり方を変える制度改革など、通常の社会インフラ案件とは異なる性質が多数あります。半世紀に一度レベルの希少な国家プロジェクトで、多様なステークホルダと連携しながら、さまざまなシステムを作り上げていく。そのような経験が、あなたの市場価値をさらに高めていくでしょう。


