Division 05

技術革新統括本部

分野の垣根を越えて技術をリードし 新たな価値の創出に貢献する

技術革新統括本部のミッションは、事業部門のビジネスを技術でリードしていくことです。 さらに、現在注力しているのは、「アセットベースのビジネスモデルへの進化」と「先進技術活用力とシステム開発技術力の強化」という二つの戦略。 国内だけで年間約2,000にのぼるプロジェクトの遂行に最適なテクノロジーを提供するため、日々新たな技術を検討・開発しています。

さまざまな業界・業務のアセットを生かし お客様に依存しないテクノロジーを開発する

お客様にとって最適なテクノロジーを組み合わせて提案できることがNTTデータの強みの源泉であり、それを支えるのが確かな技術力です。いま技術革新統括本部が取り組んでいるのは、さまざまな業界や業務のフォーサイト、ベストプラクティス、ソフトウェア、自社ツールなどNTTデータが持つアセットをベースにした、業界に依存しないテクノロジーアセットの開発です。現在のビジネスの中心である既存技術にとどまらず、将来の競争力獲得に向けた先進技術活用力の強化と、生産性の向上に向けたシステム開発技術力の強化を両輪で進めています。 従来型のSI開発に向けた技術支援にも継続して取り組み、グループ会社やビジネスパートナー各社の人財を教育・育成して、プロジェクトに必要な開発人財の安定確保に貢献します。
NTTが2030年頃の実用化に向けて推進している次世代コミュニケーション基盤の構想、IOWN (Innovation Optical and Wireless Network)

世界トップレベルの技術力を磨き 技術力を駆使して新たな社会価値を創出

世界トップクラスの技術力を日々磨いている技術革新統括部では、グローバルの成長市場で活用可能な先進技術のアセットを用意しています。それを各事業部門に展開することで技術起点でのビジネス拡大を実現し、ビジネスの仮説検証とグローバルアセットの開発・展開を並行して推進することで、NTTデータの技術力の存在感を際立たせていきます。 また、NTTが取り組む次世代コミュニケーション基盤構想「IOWN」では、デジタルツイン技術の研究開発を中心に、技術研究の成果をお客様に展開し事業化するための共通テストベッドの開発や、社会変革パートナーとの共創R&Dを実施するデジタルツイン共創プログラム(※)の展開を始めています。加えて、温室効果ガス排出量の少ないソフトウェア(グリーンソフトウェア)の実現に向けた技術面からの貢献を行うなど、新しい社会価値の創出につながる取り組みも重点施策として積極的に進めていきます。

※お客さまやパートナーが保有するデータに加え、オープンデータや人流・交通流データ、ヘルスケアデータなどのデータを掛け合わせた高精度なデジタルツインを試作し、その技術面や事業面での有効性を検証するプログラム