「ダイバーシティ推進室」が中心となって多様な働き方を支援

NTTデータは、グローバル競争を勝ち抜くための経営戦略の一つとして“ダイバーシティ&インクルージョン”を推進しており、「多様な人材」が「多様な働き方」で企業利益に貢献することをめざしています。2008年4月には「ダイバーシティ推進室」を設置し、ダイバーシティの認知向上や女性社員の定着率向上など全方位的に取り組んできました。
2012年度からは「女性の活躍支援」「就業継続の支援」「働き方変革の推進」「社員満足度の向上」をテーマに、ダイバーシティの取り組みを推進していきます。

ダイバーシティの主な取り組み(2011年度および2012年度) Webのみ掲載

主な取り組み
ダイバーシティ(女性活躍)推進
  • 2011年10月、ワークスタイルイノベーション推進をテーマとして、全グループ会社社員対象「ダイバーシティフォーラム」を開催。約300名の社員が参加。
  • 2011年11月、アサヒビール、あおぞら銀行、日本ヒューレット・パッカード、日立製作所とともに、4回目となる「Women's Summit Tokyo 2011~ベクトルパワーで違いを活かす~私から始めるイノベーション」を開催。42社・約200名の女性社員が参加。
  • 企業のダイバーシティ・マネジメントを支援するNPO法人「J-win」が主催する活動に参画(毎年参画)。
  • ダイバーシティに関する全社員対象の意識調査アンケートを実施。女性社員をはじめ、多様な人材が活躍できる企業をめざして、2012年度には仮説検証結果を踏まえた施策を実施予定。
  • ポータルサイトやメールマガジンを通じて、グループ会社を含めた社員へ啓発活動を実施。
  • 社員のロールモデルとなる社員を紹介する「ダイバーシティ・インタビュー」をグループ内ホームページ上で公開(毎月)。
継続就労支援
  • 2011年12月、企業内託児所「エッグガーデン」を豊洲センタービルアネックス1階に開設。
  • 2011年10月および11月、育児休職中社員を対象にしたセミナーを開催。約40名が参加(子連れでの参加あり)。
  • 育児休職者向けのシンクライアント端末貸与や復職後の三者面談を実施。また、育児休職制度を紹介するハンドブックを配布。
  • 2012年2月、パパ同士のネットワークづくりを目的としたワークショップ「パパママセミナー」を開催。グループ会社を含めた約40名の男女社員が参加(夫婦での参加あり)。
  • 社員企画「NTTデータ流夏休みキッズワークショップ」の開催を支援(毎年実施)。
  • 2011年5月、「仕事と介護の両立支援セミナー」を開催。100名を超える男女社員が参加。
  • 2011年5月から、NPO法人「海を超えるケアの手」が提供する「遠距離介護支援サービス」を社員向けに提供開始。
働き方変革の推進
  • これまで新任部長向けに実施してきた職場変革を目的とした研修を、新任課長に枠を広げて実施。
  • 2011年度の節電施策をきっかけに、働き方の見直しを推進(2012年度以降も継続実施)。
  • テレワーク制度利用者が3倍増。
  • ノートPCやシンクライアント環境への移行により、フリーアドレス実現に向けた環境変革を推進。
  • 裁量労働制を推進。効果の把握としてアンケート調査および職場ヒアリングを実施。
  • 働き方変革の成功事例を「すごい職場紹介」として社内ホームページで紹介(隔月)。
  • 有給休暇取得の促進のため、2011年10月、「リフレ休暇制度」「アニバーサリー休暇制度」を導入。
社員満足度調査
  • 年1回の社員満足度調査を継続実施。調査結果を分析のうえ、各組織向けに改善のためのフィードバックを実施。
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2011年11月に、4回目となる「Women's Summit Tokyo 2011」を開催

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キッズワークショップの参加者

場所にとらわれない働き方へ Webのみ掲載

NTTデータでは、ワークスタイル・イノベーションを実現する具体的な働き方の一つとして、2006年7月から「テレワーク(在宅勤務)」のトライアルを実施。2008年2月から、正式な就労制度として運用しています。
2011年3月の東日本大震災にともなって制度対象枠を緩和し、夏季節電時のフロア不使用と組みあわせてテレワークの利用を促進しました。また在宅勤務のほかに、外出先や出張先から会社のサーバにパソコンやスマートフォン、携帯電話でアクセスできる環境なども提供しており、職種・年齢を問わず、全社員が自席以外で仕事をすることが可能となりました。その結果、2012年3月31日時点で、約1,400名(休職者・出向者を除く)がこの制度にエントリーしています。
2012年度は、テレワークの制度・運用を見直すとともに、裁量労働制やフレックスタイム制度と組みあわせて持続的に働き方を変革していきます。

育児・介護制度の充実 Webのみ掲載

NTTデータグループでは、社員が安心して出産・育児・介護と仕事を両立できるように、休職制度の充実や社員の理解促進、利用しやすい環境整備を進めています。こうした取り組みの結果、2008年6月に厚生労働省の次世代認定マーク「くるみん」を取得。その後、2009年6月の「第3回父親が子育てしやすい会社アンケート」[主催:特定非営利活動法人ファザーリング・ジャパン、(株)第一生命経済研究所]で最高位の三ツ星を受賞しました。
2011年度は、5月に「仕事と介護の両立支援セミナー」を開催。また、グループ数社でも同様の介護セミナーを社員向けに開催しました。同じく5月からは、NPO法人「海を越えるケアの手」が提供する「遠距離介護支援サービス」に加入し、社員の介護への直接支援を開始しました。さらに、新任部長研修・新任課長研修において、介護による時間制約のある働き方をテーマに意識啓発を実施しました。
今後は、介護の問題に直面する可能性が高い中高年層の社員に対して、いざという時に備えた役立つ情報提供を検討していきます。

【ロゴ】
くるみん

2005年4月に施行された「次世代育成支援対策推進法」で定められたもので、同法に基づいて社員の子育て支援のための行動計画を策定・実施し、その取り組み内容と成果が基準を満たした企業が認定マークを取得できます。

主な育児制度
  • 育児休職
    • 子どもが満3歳まで取得可能
    • 復職時の申請期限は1カ月前
  • 育児のための短時間勤務
    • 子どもが小学校3年生の年度末まで取得可能
    • 短時間勤務の申請期限は2週間前
主な介護制度
  • 介護休職
    • 最長1年6カ月まで取得可能
  • 介護のための短時間勤務
    • 介護休職を含めて最長3年取得可能

育児・介護制度利用者数の推移

(単位:名)
2008年度 2009年度 2010年度 2011年度
女性 男性 女性 男性 女性 男性 女性 男性
育児休職 87 2 117
(180)
2
(6)
147
(241)
7
(13)
181
(303)
6
(11)
育児のための短時間勤務 95 3 106
(169)
2
(2)
110
(177)
0
(2)
191
(283)
0
(1)
介護休職 2 1 0
(1)
4
(6)
2
(3)
0
(4)
3
(5)
3
(9)
介護のための短時間勤務 0 1 0
(8)
1
(1)
0
(0)
1
(1)
0
(0)
1
(4)
  • ( )内は、社内管理システム導入会社(17社)の合算値。

企業内託児所「エッグガーデン」がオープン

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エッグガーデン

社員有志による発案をきっかけに、2011年12月、社員向け企業内託児所「エッグガーデン」を豊洲センタービルアネックス1階に開設しました。
これによって社員が待機児童問題に悩むことなく、安心して出産・休職することができ、「予定通り復職できる子育て支援」による女性社員の活躍が期待されています。オープンから2012年3月までに月極保育に12名が登録、一時保育にも6名が登録されています。

Voice:企業内託児所「エッグガーデン」利用者の声

エッグガーデンのおかげで、復職後も安心して働くことができます。

エッグガーデンの保育士の先生方はとてもやさしく、子どもは毎日本当に楽しそうに通っています。お迎えの際、園での生活の様子を詳しくお話いただけるので、私も安心して子どもを預けられています。
認可保育園に入れない状況のなか、予定通り復職でき、また今まで通り仕事に集中できているのもエッグガーデンの存在が大きいです。設立・運営関係者の方々にはとても感謝しています。

【写真】

(株)NTTデータ
技術開発本部
矢野 順子

長時間労働削減に向けた取り組み

IT企業の課題である長時間労働削減に向けた取り組みを推進

【図】

IT業界では、長時間労働の削減が恒常的な課題となっています。NTTデータは、「年間総労働時間の平均を2,000時間以内に維持し、よりいっそうの低減を図る」「年間総労働時間が2,300時間超の社員数を減らす」という方針のもと、長時間労働の削減を推進しています。
2011年度は、夏季の節電を機に働き方を見直すとともに、全社員の休暇取得の促進を目的にリフレ休暇制度・アニバーサリー休暇制度を新設するなど、労働時間削減に向けたさまざまな施策を講じました。

また、パソコンのログオン・ログオフ時刻記録による労働時間の見直しのほか、社内ホームページで職場変革の成功事例を紹介し、各職場での働き方変革に向けた取り組みを促進しました。これらの結果、2011年度の年間総労働時間の平均は1,991時間となりました。
今後も現行の施策を確実に推進するとともに、時間と空間にとらわれない働き方の変革に総合的に取り組んでいきます。

  • リフレ休暇制度・アニバーサリー休暇制度

    2011年10月に新設された休暇制度。リフレ休暇は、年1回、土日や祝日を含めて連続5日以上休暇を取得できる。アニバーサリー休暇は、あらかじめ決めた記念日を有給休暇に1日充当させることができる。

TOPICS:職場変革事例

退社予定時刻を“見える化”する「卓上POP」

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退社時間をPOPの色で宣言

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卓上POP

19時はブルー、20時はグリーン、21時はイエロー、22時はレッドと、時間が遅くなるにつれて“レッドカード化”する「卓上POP」。これはPCモニターの上などに置き、退社予定時間を宣言するためのツールです。予告した時間に仕事を終わらせるために効率的に仕事の段取りを工夫するなど、自己管理に役立てられています。加えて、各自の退社予定時刻が明確になることで、上司からも負荷がかかっている社員に対して、分散の働きかけや仕事の段取りについてのアドバイスがしやすくなるなど、働き方変革をサポートするツールとして活用されています。
職場改善活動における社員の発案から誕生したこのツールは、NHKの番組でも紹介されるなど社外からも注目されています。

社員満足度の追求 Webのみ掲載

調査の継続と改善活動により、社員満足度を向上

【図】

NTTデータは、NTTデータ全社員とグループ会社社員を対象にした「社員満足度調査」を毎年実施しています。
2011年度の社員満足度調査結果は、NTTデータでは全項目で満足領域を維持し、継続して改善されました。なお、当社の調査委託会社による調べでは、NTTデータは3年連続で社員満足度がIT業界第1位を維持しています。

今後も会社のさらなる発展に向け、社員が働き甲斐を感じながら将来に夢をもって意欲的に働ける企業となるよう、モニタリングを強化していきます。
一方で、グループ会社全体の平均値は、NTTデータ単体の5年前の状況と同様で、まだまだ改善を必要としています。そこで2011年度から、グループ会社の社員満足度調査の推進担当者を対象とする「全体フィードバック会議」を開始しました。この会議では、今年度の当社およびグループ平均値などの結果や課題を報告するとともに、モデルケースを通じた勉強会を実施しました。