ビッグデータ分析コンサルティング・サービスをリニューアルして提供開始 ～ビッグデータ分析活用の有効性を、低コスト・短期間で検証～

株式会社NTTデータは、ビッグデータを活用したサービス革新・業務改革の推進をサポートする「ビッグデータ分析コンサルティング・サービス」を、より利用しやすい形態にリニューアルして本日より提供します。

今回のリニューアルの柱は、ビッグデータ分析活用の有効性をより低コスト・短期間で検証するメニューの増強です。これまでも、当社はビッグデータ分析コンサルティング・サービスの1メニューとして、個別の分析コンサルティングを実施する前に標準的な分析フローを試行するトライアル分析を「クイック診断」として提供してきました。今回、ビッグデータ活用が期待される分野の広がりや多様化を受け、このクイック診断に、従来提供してきた業界分野横断で適用可能な分析メニューに加え、業務特化の分析メニューの提供を開始します。

NTTデータでは、ビッグデータ関連ビジネスを含めたビジネス・アナリティクスの領域にて、2016年度末までの累積で100億円の売り上げを目指して活動します。

昨今企業の間では、業務の高度化や新サービス創造におけるビッグデータの活用が、競争優位性の獲得につながるものと期待され、需要が高まっています。

NTTデータではこれまで、M2Mトータルソリューションである「Xrosscloud^®」^注1や、クラウド提供型データ分析ソリューションである「BizXaaS^™ BA」^注2のラインアップとして、独自のデータ分析方法論「BICLAVIS^®」^注3を用いたビッグデータ分析コンサルティング・サービスを提供してきました。ビッグデータ分析コンサルティング・サービスでは、お客さまのデータを預かり、高度なデータ分析による業務改善施策のデザインや新規施策の効果検証などを提供してきましたが、オーダーメードでのデータ分析が主流であったため、ビッグデータ活用を始めるお客さまにとって相応の初期投資を要するサービスとなっていました。

そこで、今回NTTデータでは、お客さまの経営課題における社内外のビッグデータ分析活用の有効性の検証を低コスト・短期間で行うクイック診断のメニューを強化することにより、本サービスをお客さまが手軽に利用できるサービス形態にリニューアルすることとしました。

分析項目をあらかじめ分析メニューとして用意することで、ビッグデータ分析活用の有効性の検証を低コスト・短期間で提供します。

今回分析メニューに、従来提供してきた「業界分野横断タイプ」に加え、「業務特化タイプ」を新たに追加しました。

まずは業務特化タイプとして、レセプト・データにもとづく「重症化プロセス分析」と、プローブ情報^注4の位置情報データにもとづく「交通シミュレーション分析」の2つのメニューの提供を開始します。今後、業務特化タイプにはシステム・ログデータを活用した「業務プロセス・ボトルネック分析」、センシング・データを活用した「電力消費特性分析」、「農産物成長コントロール分析」などを順次追加予定です。また、SaaS型のマーケティングリサーチ・サービスである「なずきのおと^™」^注5と連携し、ソーシャル・データとしての有用性が期待されているTwitterデータを活用した「ソーシャルCRM分析」、「クレーム分析」などの分析メニューを提供予定です。

お客さまのビッグデータを分析することにより、業務やサービスの改善施策抽出や、新規施策の定量的な効果試算を行います。また、顧客ターゲティングや自動発注といった、ビッグデータを用いた業務ロジックの検討・業務システムへの組み込みをサポートします。

お客さまのビッグデータ分析結果を、業務に必要な形式で定期的に提供します。例えば、多様な条件に基づく要員のスケジューリングを定期的に行い、スケジュール表としてお客さまに提供するといったサービスが挙げられます。

DWH/BIシステム構築にかかるフルラインアップサービスを提供します。

BIツール選定支援、「見える化」基本検討支援、BIシステムのデモ構築（オーナーズ・デモ）、ビジネスインテリジェンス・アプリケーション「BI Apps」^注6の提供、ビッグデータ/BIシステムの性能検証などを、お客さまの業務要件に合わせて行います。

NTTデータでは今後、ビッグデータ関連ビジネスを含めたビジネス・アナリティクスの領域にて、2016年度末までの累積で100億円の売り上げを目指して活動します。