CEOと担当執行役員からのメッセージ

代表取締役社長とサステナビリティ担当執行役員メッセージからのメッセージです。

CEOメッセージ

Quality Growthで、持続的な価値創造の好循環を実現する

NTT DATAは、2026年3月期に売上高5兆円規模に到達し、国内2兆円、海外3兆円という成長の節目を迎えました。また、ITサービスブランドとしてグローバルトップ5に位置づけられるなど、長年の挑戦が一つの成果として結実しつつあります。一方で、私たちを取り巻く環境は、生成AIの急速な進展やデータセンター需要の拡大などにより、大きく変化しています。これまでの延長線上で成長を続けるだけでは、次のステージには進めません。だからこそ私は、Quality Growth、すなわち質を伴った成長を経営の中心に据え、EBITDAを2025年の8,000億円から2030年には1.2兆円へ、1.5倍に拡大するという目標を掲げました。

Quality Growthで、世界で最も信頼される変革パートナーをめざす

NTT DATAは2025年9月、NTTによる完全子会社化に伴い、非上場化という重要な経営上の転換点を迎えました。これにより、迅速な経営判断と機動的な投資が可能となり、さらなる成長戦略を推進するための基盤が整ったものと考えています。2030年のEBITDA目標は、企業価値を1.5倍に高めることを見据えた重要な経営目標です。この目標を実現するためには、お客さまにより高い価値を提供し、社会に必要とされるサービスを生み出し、社員一人ひとりが成長できる場を提供し続けることが不可欠です。こうした取り組みを通じて、継続的な利益成長を実現し、将来の成長に向けた投資余力を高めていく好循環を確立していきます。
NTT DATAの強みは、データセンター、AI、クラウド、コンサルティング、セキュリティ、業界固有の知見、さらにはアセット化された新しいサービスやソリューションを有機的につなぎ、お客さまの変革を最後まで実装するLast Mileの力にあります。特にAI時代には、インフラ、データ、アプリケーション、業務変革を一体で支える力が重要になります。NTT DATAは世界トップ3のデータセンター事業を有し、お客さまのデータ主権に関するニーズに対してもセキュリティを担保する事で、安心・安全にインフラからアプリケーションまでを一体で提供していきます。同時に、AIの進化に伴う環境負荷の増大に対して、データセンターにおける再生可能エネルギーの利活用や高効率な先進冷却技術の採用などを通じて、2040年のNet-Zero実現に取り組みます。NTT DATAはお客さまとの信頼関係、実装力を強みに、世界で最も信頼される変革パートナーをめざします。

事業の中心にあるサステナビリティ

私にとって、サステナビリティは、事業とは別に掲げる特別な取り組みではありません。NTT DATAは、Planet positive、Prosperity positive、People positiveを掲げていますが、中でも当社らしさが最も表れているのがProsperity positiveです。金融、行政、医療、製造、流通など、社会のあらゆる領域はシステムに支えられ、データセンターやデータの利活用は、社会インフラそのものになっています。だからこそ、私たちが一つひとつのシステムやサービスを安全・確実に前へ進めることは、社会の持続可能性に直結します。これが、私たちの仕事のど真ん中にあるサステナビリティです。

Missionに込めた社会へのインパクト

この考え方は、グローバル共通のMissionである“Accelerate client success and positively impact society through responsible innovation”にも込められています。Missionを議論する過程では、当初“while positively impacting society”という表現もありました。しかし、whileでは社会へのポジティブなインパクトが、お客さまの成功に対して副次的に見えてしまいます。私は、お客さまの成功を加速することと、社会に良い影響を与えることは同じ重みを持つべきだと考え、andでつなぐことにこだわりました。NTT DATAの事業は、それだけ社会変革の実現に深く関わっているという自負があります。
また、Responsible Innovationとは、先端テクノロジーがもたらす光と影を常に見極め、責任を持って新しい仕組みを社会に実装するという決意です。AIやクラウド、データセンターは、お客さまと社会に大きな価値をもたらす一方で、セキュリティ、プライバシー、AI倫理、環境負荷といった新たな課題も生み出します。だからこそ、技術を責任ある形で活用し、お客さまと社会に持続的な価値を提供していくことが、NTT DATAの使命です。

ValuesとCultureを成長の力に

Valuesについて、私は”Respect every voice.”を起点とし、お客さま、社員、パートナー、投資家、社会の多様なステークホルダーに耳を傾けることが、すべての出発点であると考えています。その上で、”Think big. Be bold.”、”Deliver the outcome.”、そして”Wintogether.”へとつなげていく。このストーリーを、グローバルワンチームで実践していきます。
また、持続的な成長を実現する原動力は、何よりも人です。私たちは“Be the place where people grow”を掲げています。社員一人ひとりが成長し、働くことに充実感を持てる会社でなければ、お客さまに良いサービスを提供することはできません。NTT DATAには、最後まで責任を持ってやりきるDNAがあります。その力を、Quality Growthの実現に結びつけ、より豊かで調和のとれた社会の実現に貢献していきます。

中山 和彦

株式会社NTTデータグループ
代表取締役社長 CEO

サステナビリティ担当執行役員メッセージ

Embedding Sustainability, Driving Quality Growth NTT DATA's Global Approach

私は、NTTデータグループのサステナビリティ経営推進本部長、及びNTT DATA, Inc.のChief Sustainability Business Officer(CSBO)として、サステナビリティ経営の推進に取り組んでいます。地政学的な不確実性、気候変動リスク、AIの急速な進化、そしてステークホルダーからの期待の変化により、企業による価値創出のあり方は大きく変わりつつあります。こうした環境の下、サステナビリティはもはやコンプライアンス対応や企業の社会的責任にとどまるものではなく、レジリエンス、イノベーション、長期的な競争力を支える重要な経営課題です。
当社グループはサステナビリティを、事業変革を推進する力であると捉えています。私たちの役割は、テクノロジー、AI、業界横断の知見を掛け合わせ、責任あるイノベーションを通じて社会の複雑な課題に向き合い、お客さまと社会に測定可能な価値を創出していくことにあります。私たちは、「Planet positive」「Prosperity positive」「People positive」からなる3 Positivesと、13のマテリアリティをグローバル共通の拠り所として、取り組みを推進しています。

コーポレート・サステナビリティ:信頼を支える責任ある企業文化の醸成
サステナビリティを日々の意思決定に組み込む

コーポレート・サステナビリティとは、自社の企業活動にサステナビリティを組み込み、責任ある企業文化と事業基盤を強化することです。私たち自身がより持続可能で信頼される企業へと変革することが、お客さまの変革を支える力となり、社会へのポジティブなインパクトを広げていくことにつながります。
特に生成AIは生産性を飛躍的に高め、新たなイノベーションを可能にする一方で、倫理、透明性、サイバーセキュリティ、プライバシー、誤情報、エネルギー需要の増大といった複雑な課題も生み出しています。AI時代における成功は、企業がテクノロジーをどれだけ速く導入できるかだけでは決まりません。いかに責任をもってガバナンスし、活用できるかが問われます。

Responsible Innovationを支えるリーダーシップ

責任あるイノベーションは、責任あるリーダーシップから始まると、私は考えています。私たちは、テクノロジーの開発と活用のあらゆる場面に、倫理原則、透明性のあるガバナンス、説明責任を組み込んでいかなければなりません。品質が事業運営と切り離せないものであるように、サステナビリティもまた、あらゆる意思決定に組み込まれるべきものです。

事業とサステナビリティ:責任あるイノベーションを通じた新たな価値の創出
サステナビリティを成長機会へ

サステナビリティは、私たちにとって大きな事業機会でもあります。AI、デジタルインフラ、産業変革の融合は、生産性の向上、レジリエンスの強化、社会課題の解決に向けて、かつてない機会をもたらしています。NTT DATAは、テクノロジー、業界横断の知見、グローバルなケイパビリティを統合し、人、技術、パートナーを結び付けることで、測定可能な事業価値と社会へのポジティブなインパクトを創出していきます。

AI for SustainabilityとSustainability for AI

AIは企業の業務最適化、サプライチェーンの強化、環境負荷の低減、よりサステナブルなビジネスモデルへの移行を加速する力を持っています。一方で、AIはエネルギー需要の増大ももたらします。だからこそ私たちは、「AI for Sustainability」と「Sustainability for AI」の双方を推進する必要があると考えています。AIの可能性を最大限に引き出すと同時に、それを支えるデジタルインフラを、安全で効率的、かつ低炭素なものへと進化させていきます。

Client Zeroから、お客さまと社会への価値へ

私たちの取り組みは、自らの変革から始まります。NTT DATAでは、自社を最初の実践の場とする「Client Zero」のアプローチを通じて、自社の事業活動全体にテクノロジーとサステナビリティの実践を組み込んでいます。自らの変革から得た知見をお客さまに還元することで、お客さまのサステナビリティへの取り組みをより確信をもって加速できるよう支援していきます。
サステナビリティは、規制対応を超えたものです。イノベーション、レジリエンス、競争優位、そして長期的な価値創出を実現する原動力です。私たちは、世界中の仲間とともに3 Positivesをあらゆる活動に組み込み、責任あるイノベーションと信頼に基づく実行力を掛け合わせることで、お客さま、社会、そして地球にとって持続的な価値を創出していきます。

David Costa

株式会社NTTデータグループ
執行役員
グループ経営企画統括本部
サステナビリティ経営推進本部長
NTT DATA, Inc.
Chief Sustainability Business Officer

NTT DATAの経営理念

グローバルで一つの企業文化を醸成するため、新たなCulture「Be the place where people grow.」を加えました。Valuesの実践およびMissionの実現に向けて、一人ひとりが成長できる会社をめざします。

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