「PRIDE指標2025」でゴールドを受賞、9年連続最高評価

~LGBTQ+の支援者(アライ)コミュニティー設立や映画祭を通じてLGBTQ+の活躍を推進~

第三者評価

2025年11月14日

株式会社NTTデータグループ

株式会社NTTデータグループ(以下:NTTデータグループ)、株式会社NTTデータ(以下:NTTデータ)、株式会社NTT DATA, Inc.の3社は、2025年11月14日、任意団体work with Pride(以下:wwP)注1が策定した職場でのLGBTQ+などのセクシュアル・マイノリティー(以下:LGBTQ+)に関する取組評価指標「PRIDE指標2025」において最高レベルのゴールドを受賞しました。ゴールドの受賞は2017年から9年連続となります。

また、グループ会社である株式会社NTTデータ関西(2016年から10年連続)、株式会社NTTデータ・ウィズ(2021年から5年連続)、株式会社JSOL(2021年から5年連続)も「PRIDE指標2025」でゴールドを継続受賞しました。

受賞背景

NTT DATAは、サステナビリティ経営の実践において「ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン(DEI)」を重要課題(マテリアリティ)のひとつとして位置づけ、企業の持続的成長には、働く一人ひとりの多様性を尊重し、創造力を高めることが不可欠であると考えています。
この取り組みは、性別・国籍・性的指向・性自認・障がい・スキル・職歴などにかかわらず、すべての人財が尊重される企業文化の醸成をめざすものです。特に、性的指向や性自認に関する継続的な取り組みは、社内外から高く評価されており、LGBTQ+を含む多様な属性の社員が安心して働ける環境づくりに向けて、制度整備や啓発活動を積極的に進めています。
今回、このような取り組みが評価され最高評価であるゴールドを受賞しました。

NTTデータグループ、NTTデータ、NTT DATA, Inc.のLGBTQ+の取り組み

2016年~ 経営幹部メッセージ発信、制度適用(慶弔金・休暇)、専用相談窓口開設、人権職場学習会、各種研修等への組み込み、イントラサイト開設、オリジナルアライ注2グッズ制作
2018年4月~ 配偶者およびその家族にかかわる制度全般について同性パートナー等への適用拡大
2019年4月 東京レインボープライド(Tokyo Rainbow Pride)参加
2021年6月 プライド月間にあわせてアライロゴおよびガイドラインを策定、世界各国の拠点で使用
2023年4月
10月
東京レインボープライド(Tokyo Rainbow Pride)参加
大阪レインボーフェスタ、金沢レインボープライド参加
2024年4月 東京レインボープライド(Tokyo Rainbow Pride)参加
2025年4月
10月
10月
Tokyo Pride 2025参加(※東京レインボープライドから名称変更)
アライ注2コミュニティー設立
LGBTQ+の理解促進:上映会の開催

その他のLGBTQ+等性的マイノリティーに関する取り組みは以下をご覧ください。
https://www.nttdata.com/global/ja/about-us/sustainability/dei/people/

2025年の取り組みの概要

1.アライコミュニティー設立

NTT DATAでは、グループ全体でLGBTQ+の理解者・支援者である「アライメンバー」を随時募集しており、現在約670名の社員が賛同しています。このアライメンバーの社員有志が自主的に手を挙げて、アライコミュニティーを設立しました。初回ミーティングでは「理解を行動につなげるために何ができるか」をテーマに、今後の取り組みについて活発に話し合われました。今後社内横断での啓発・学びの機会を創出していきます。

アライコミュニティー・キックオフ

アライコミュニティーコアメンバー

2.LGBTQ+の理解促進:上映会の開催

2025年10月14日、NTTデータグループ本社(東京都江東区豊洲)でLGBTQ+の理解促進のために、NTT DATAの役員・社員を対象に映画『息子と呼ぶ日まで』の上映会を開催しました。
上映後のトークセッションには、監督・黒川鮎美氏、主演の合田貴将氏(トランスジェンダー当事者)、さらにNTT DATAとしては初めて社員のLGBTQ+当事者2名(ゲイの社員、トランスジェンダーの社員)が登壇し、約140名が参加しました。

上映会 集合写真

上映会 トークセッション

適用している制度例

NTTデータグループ、NTTデータ、NTT DATA, Inc.では、誰もが安心して働ける環境づくりをさらに推進するため、2018年4月1日より、各種手当や福利厚生など、配偶者およびその家族にかかわる制度全般を同性パートナーにも適用しています。

休暇関連 結婚休暇・忌引休暇に加え、パートナーの出産・育児にかかわる休暇、パートナーならびにパートナー家族の看護・介護にかかわる休暇等
手当関連 扶養手当、単身赴任手当等
福利厚生関連 慶弔金・慶弔電報の発信に加え、社宅入居等

PRIDE指標について

wwPがめざす「企業等の枠組みを超えてLGBTQ+が働きやすい職場づくりを日本で実現する」を目的に策定された指標で、本指標に対する企業等の取り組み内容を毎年募集、表彰する、2016年度から始まった取り組みです。
PRIDE指標は以下の5指標から構成されており、各指標内の項目のうち、指定された項目を満たす数により、ゴールド、シルバー、ブロンズ認定し、表彰します。また、2021年からコレクティブ・インパクト型の取り組みを通じた社会づくりにコミットする企業を、レインボー認定する表彰も開始しています。

5指標から構成されています。
※PRIDE指標を構成する5指標

  1. Policy(行動宣言)
  2. Representation(当事者コミュニティ)
  3. Inspiration(啓発活動)
  4. Development(人事制度・プログラム)
  5. Engagement/Empowerment(社会貢献・渉外活動)

注釈

  • 注1 work with Pride(wwP)
    企業などの団体において、LGBTQ+、すなわちレズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダーなどの性的マイノリティーに関するダイバーシティ・マネジメントの促進と定着を支援する任意団体です。
    https://workwithpride.jp/
  • 注2 アライ(ALLY)
    LGBTQ+の支援者のこと。当事者にとって、カミングアウトするか否かにかかわらず、気持ちの面、働きやすさの向上の面でも職場でのアライの存在が重要です。

本件に関するお問い合わせ先

株式会社NTTデータグループ
サステナビリティ経営推進本部
豊島、高見、前田
E-mail:stfjdiversity@am.nttdata.co.jp