高度なセキュリティ要件を満たすAWSの「AWS Trusted Secure Enclaves Vetted Partner Program (AWS TSE-VPP)」認定を取得
第三者評価
2025年12月10日
株式会社NTTデータ
株式会社NTTデータ(以下、NTTデータ)はアマゾンウェブサービス(AWS)が提供する「AWS Trusted Secure Enclaves Vetted Partner Program (AWS TSE-VPP)」の認定を取得しました。
本認定は「AWS Trusted Secure Enclaves(以下、TSE)」注1を利用した構築・運用のサービス提供に必須であり、本認定により国家安全保障・防衛・法執行機関をはじめとする機密性の高いデータを扱うお客さまに対し、「AWS TSE」を活用した高いセキュリティ要件を満たすソリューションを提供することが可能となります。日本国内のAWSパートナーとしては2社目の認定となります。注2
認定の背景・理由
「AWS TSE」は、セキュリティやコンプライアンスの非常に高いレベルを必要とするワークロードを対象にしたAWSの構成・設計のリファレンスアーキテクチャです。米国防総省(DoD)のインパクトレベル4やFedRAMP Moderate、NIST 800-53 Rev.5など、世界的に認証されたセキュリティフレームワークに準拠できる基盤を提供します。昨今、クラウドの利活用が進む中で、セキュリティやコンプライアンスに関する要件は一層厳格化しており、国家安全保障・防衛分野では、前述のような国際的な基準に対応した高信頼なシステム構築が求められています。
「AWS TSE-VPP」は、お客さまが「AWS TSE」をより効果的かつ安全に活用できるよう支援するために設けられたパートナープログラムであり、「AWS TSE」を活用したお客さまシステムの設計・構築・運用を担うAWSパートナーと、TSE技術の開発・検証を行うAWSの専門チームが密に連携することで、機密データを扱う業務におけるクラウド利用の安全性と信頼性を高めることを目的としています。今回NTTデータは、AWS TSEのポリシーに準拠したセキュリティアーキテクチャの構築や運用モデルを提供可能なケイパビリティが評価され、本プログラムの認定を取得しました。これにより、高いセキュリティ基準を満たすクラウド環境を必要とするお客さまに対し、「AWS TSE」とNTTデータの信頼性の高いシステム構築サービスを組み合わせたソリューションを提供することが可能となりました。
今後について
NTTデータは、これまで多くの官公庁・金融機関・製造業などさまざまなお客さまの大規模システムにおいて、厳格なセキュリティ要件を満たすクラウド環境の構築・運用を提供してきました。
また、パブリッククラウド、プライベートクラウド、それらを組み合わせたハイブリッドクラウドといった多様な環境に対応し、顧客の業務特性やリスク許容度に応じた最適なセキュリティレベルのソリューションを提供しています。今回のAWS TSE-VPP認定によるサービス拡充にて、より一層お客さまに最適なクラウドソリューションを提供していきます。
関連リンク
- NTTデータのクラウドサービス
https://www.nttdata.com/jp/ja/services/cloud/ - デジタルビジネス強化を目的にAWSとの戦略的協業契約を新たに締結
https://www.nttdata.com/global/ja/news/topics/2025/011000/
注釈
- 注1 詳細はこちらをご覧ください。
- 注2 2025年12月10日時点の情報です。
- 文章中の商品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。
本件に関するお問い合わせ先
株式会社NTTデータ
テクノロジーコンサルティング事業本部
インダストリセールス事業部
坂本、鈴木
ソリューション事業本部
クラウド&データセンタ事業部
坂本、橋本
E-mail:pcs-sales@kits.nttdata.co.jp