今夏の節電の取り組み結果について
お知らせ
2011年11月29日
株式会社NTTデータ
株式会社NTTデータは、2011年7月1日~9月22日の間、東京電力管内での電力不足および政府の要請などを受け、節電施策を実施した結果、削減効果は下記の通りとなりました。
取り組み内容
NTTデータグループでは、2011年7月1日~9月22日の間、下記の節電施策を行いました。
オフィスにおける主な節電対策
オフィスの輪番閉鎖、テレワークや休日取得促進等による働き方の変革、デスクトップパソコンからノートパソコンの置き換えによる節電、個人用LEDライトの配布、社員食堂と自動販売機の節電、空調の設定温度の28度厳守にともなうスーパークールビズの導入を実施しました。
データセンターにおける主な節電対策
お客様システムの安定運用を最優先とし、可能な範囲で、データセンターに収容している機器の稼働の削減、データセンター内の空調運用の効率化などの施策を行いました。
実施結果
1.全体の電力削減結果
- ピーク電力削減結果
全体の削減状況としては、昨年度ピーク値と比較し、今年度ピーク値で24%削減となりました。
- 電気使用量削減結果
電気使用量は、昨年実績と比較し、2,193万kwh(約21.5%)の削減となりました。
2010年 | 2011年 | 削減量 | |
---|---|---|---|
7月 | 3,745 | 2,974 | 771 |
8月 | 3,825 | 2,994 | 831 |
9月 | 2,649 | 2,058 | 591 |
合計 | 10,219 | 8,026 | 2,193 |
2.オフィスビルにおけるおもな節電効果
当社拠点の1つである、豊洲センタービルアネックス(以下TAビル)を例にした主な施策と効果は以下の通りとなりました。
施策名 | 詳細 | 節電効果(比率は対ビル全体削減量) |
---|---|---|
(1)ノートパソコン配布 | 首都圏オフィスの社員・協働者約1万人に対し、ノートパソコンを配布しデスクトップパソコンから置き換え | 24.9%(611kwh)削減
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(2)照明の間引き・照度制限+LEDライトの使用 | 首都圏オフィスの社員・協働者約1万人に対し、個人用LEDライトを配布し、天井の蛍光灯照明を約半分に間引き | 18.5%(454kwh)削減
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(3)空調調整 | オフィスの空調を28度に設定。服装はスーパークールビズを採用 | 13.0%(319kwh)削減
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(4)不要不急のサーバー停止 | オフィスビル、データセンターにおいて、社内用サーバーなど不要不急のサーバーを停止 | 5.9%(144kwh)削減
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(5)自動販売機常温運転 | 自動販売機を常温で運転 | 0.5%(13kwh)削減
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(6)食堂の節電対策 | 食堂における調理器具使用における節電対策など | 0.8%(19kwh)削減
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-フロア不使用 | オフィスフロアの一部を輪番で不使用(原則週1回、および1週間連続の不使用日を期間内に2回設定)とすることにより、空調、照明、コンセント電力の削減を行う | 17.9%(440kwh)程度削減
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3.節電対策を通した働き方の変革について
節電対策により、働き方の変革について、下記の通りの効果が得られました。今後も働き方変革の定着・加速に向けて取り組みを継続していきます。
働き方変革方針 | 施策 | 結果 | 節電施策後の継続 |
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テレワーク利用の促進 |
| テレワーク登録者数が実施前の3倍に増加 | テレワーク制度の緩和施策を継続 |
| 1週間連続でのフロア不使用日を設け、年休・夏季休暇の取得を奨励 | フロア不使用により、総労働時間が昨年度より改善
| 社員が仕事や年休取得を自律的に計画する環境づくりを目的とし、10月1日より以下の制度を制定。
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今後の節電施策について
NTTデータでは9月23日以降も、独自の取り組みとして以下の節電施策を継続して実施しています。今冬の節電については、各電力会社の需給状況や政府の要請等に合わせて、今後検討していきます。
継続施策
- ノートパソコンの継続使用(首都圏オフィスの社員、協働者約1万人)
- 個人用LEDライト使用に伴う、天井照明の間引き
- オフィスビルにあるサーバーをデータセンターへ移転し、仮想化技術を用いてサーバー台数の削減を実施
- ウォームビズ(空調設定温度を下げる)の導入(12/1~実施)
本件に関するお問い合わせ先
報道関係のお問い合わせ先
株式会社NTTデータ
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