豊洲の港から®presentsオープンイノベーションコンテスト“さあ、ともに世界を変えていこう”結果発表
2015年1月29日
株式会社NTTデータ
株式会社NTTデータ(以下、NTTデータ)は、オープンイノベーション注1による新規ビジネス創発活動の本格始動に伴い、ベンチャー企業、NTTデータのお客様(大手企業)とNTTデータの3者がWin-Win-Winの関係となるオープンイノベーションビジネスの提案を募集するコンテストを2014年12月8日に開催しました。
40件の応募提案が寄せられ、書類選考・面接を経て、社内からの応募1件を含む10件の応募提案が本選に進出しました。
本選での審査の結果、最優秀賞は株式会社マネーフォワード、また、審査員特別賞を株式会社マッシュルームが受賞しました。さらに上記2社を含む6社が優秀賞を受賞し、応募案件のビジネス化に向けた検討を始めています。
NTTデータでは、今後も、世界中の先進技術やビジネスモデルを保有するベンチャー企業等との新規ビジネス創発を加速していくために、オープンイノベーションフォーラム「豊洲の港から®」、オープンイノベーションコンテスト"さあ、ともに世界を変えていこう"を、継続して実施していきます。
オープンイノベーション事業創発室の活動を通じて、2014年度は10件の新規ビジネスPOC注2案件の創発を実現しており、今後5年間で100億円以上のビジネス案件創発を目指します。
本選進出企業
本選結果
- 最優秀賞
株式会社マネーフォワード
- 審査員特別賞
株式会社マッシュルーム
- 優秀賞
株式会社ウェルモ、株式会社エムログ、フリー株式会社、株式会社BearTail、株式会社マッシュルーム、株式会社マネーフォワード(五十音順)
最優秀賞の特典
最優秀賞受賞者には、副賞および特別賞を贈呈
副賞
- 受賞案件に関するビジネスディスカッションの場の提供
- 受賞案件のビジネス化サポートチームの提供
- アドバイザーに適宜相談できる機会の提供
- 月1回の交流会への招待:NTTデータ幹部・NTTデータのお客様・「豊洲の港から」アドバイザーとのコミュニケーションの場の提供
- 2014年度末までにNTTデータ パブリック&フィナンシャルカンパニー長への提案の場の提供
特別賞
- toJOIN特別賞(一般社団法人オープンイノベーション促進協議会提供)
キラリトギンザ 俺のイタリアン2名無料ご招待
- EY特別賞(新日本有限責任監査法人提供)
EY新日本クリエーション株式会社提供の「定額制eラーニングサービス」3カ月無料ライセンス
なお、選出されたビジネスアイデアについては、連携する事業部門とのディスカッションや、社内外の新規ビジネス立ち上げノウハウをもつメンターからのアドバイスを受けプロジェクト化を行い、ベンチャー企業、NTTデータのお客様、NTTデータの該当事業部門の3者によるWin-Win-Winの事業化を目指します。
選考について
以下の外部審査員ならびに当社審査員によって審査を行い、最終的に1つのビジネスアイデアを最優秀賞として選出しました。
外部審査員(順不同)
- 山本 修一郎氏(名古屋大学教授 博士(工学)、「豊洲の港から」フォーラムリーダー)
- 本荘 修二氏(多摩大学大学院客員教授・本荘事務所代表(経営コンサルタント))
- 大澤 弘治氏(Global Catalyst Partners マネージング・プリンシパル 兼 共同創設者)
- 西澤 民夫氏(一般社団法人オープンイノベーション促進協議会 代表理事)
- 馬場 浩史氏(NTTドコモベンチャーズ Managing Director)
内部審査員(順不同)
- 上野 和昭(公共システム事業本部 e‐コミュニティ事業部 統括部長)
- 三宅 信一郎(第一金融事業本部 金融グローバルITサービス事業部長)
- 河合 正博(第一金融事業本部 カード&ペイメント事業部 統括部長)
- 山田 琢也(第二金融事業本部 企画部 部長)
- 高橋 一裕(第二金融事業本部 e‐ビジネス企画室長)
- 村上 隆(第二金融事業本部 e‐ビジネス企画室 シニア・スペシャリスト)
- 川崎 和郎(第二金融事業本部 金融ソリューション事業部 シニア・スペシャリスト)
外部審査員からの講評コメント(原文)
- クオリティーの高いベンチャー様にご応募いただきありがとうございました。ご提案の内容も少し将来を見据えたものや、明日からでも取り組めそうな具体的なご提案を沢山いただきました。
- 賞を取らなかった方も、みなさん素晴らしいプレゼンだったと思います。日本も捨てたものじゃないなと思いました。是非これからもがんばってください。
- どれも優劣つけがたく素晴らしかったと思います。今回はマネーフォワードさんが優勝しましたが、他の登壇者のみなさんもNTTデータと話を進めていけると思います。3カ月後にマネーフォワードさんより先に事業化してしまいました、というくらいのスピード感で進めていただければと思っています。
- 今回は出会いです。ここから縁(えにし)を育んで欲しいです。今回思い入れを持って提案していただいた内容は、軌道修正もあり得ると考えています。自社だけに閉じずに、NTTデータやNTTデータのお客様も巻き込んで検討をしていただければと思います。
- 今日の登壇者の皆さん同士の議論をこれから継続して深めていければ、と思いました。日本の産業・サービス・ベンチャー企業がお互いに発展できるような場として、「豊洲の港から」を上手に活用していただきたいと思っています。
今後について
本コンテストについては今後毎年、継続的に開催する予定です。
また、直近ではオープンイノベーションフォーラム「豊洲の港から」を2015年2月17日に開催します。
オープンイノベーション事業創発室では、2014年度は10件の新規ビジネスPOC案件の創発を実現しており、今後5年間で100億円以上のビジネス案件創発を目指します。
参考:豊洲の港からpresentsオープンイノベーションコンテスト"さあ、ともに世界を変えていこう"実施概要
NTTデータが提供している各種サービス・ソリューションをテーマに、ベンチャー企業、NTTデータのお客様(大手企業)とNTTデータの3者がWin-Win-Winの関係を作ることができるオープンイノベーションビジネスのアイデアをベンチャー企業から募集しました。
募集テーマ
- 1.交通情報活用基盤、およびその周辺ビジネスに関する協業
- 2.カード決済総合サービス「CAFIS®」に関する協業
- 3.XMLDB技術「MarkLogic®」に関する協業
- 4.金融業務の自動化サービス「ANSER®」に関する協業
- 5.NTTデータの標準バンキング・アプリケーション「BeSTA®(ベスタ)」およびその周辺ビジネスに関する協業
- 6.金融機関向けタブレット端末営業支援サービス「CONTIMIXE®(コンティミクス)クラウド」に関する協業
- 7.国内全金融機関とつながる「統合ATMスイッチングサービス」の機能を活用したサービスの共同開発、共同プロモーション展開に関する協業
- 8.その他「きらりと光るオープンイノベーションビジネス」
募集期間
2014年9月8日~11月7日
実施日・場所
2014年12月8日 豊洲センタービル36Fコンファレンスルーム
式次第
- 1.開会式
- 2.出場者からのプレゼンテーション
- 3.特別講演(ウルシステムズ株式会社代表取締役社長 漆原 茂氏)
- 4.審査結果発表+表彰
- 5.懇親会
参加人数
約160名(ベンチャー企業、ベンチャーキャピタル、アクセラレータ、NTTデータのお客様(大企業・政府機関等)、NTTデータ社員等)
コンテスト公式ウェブサイト
注釈
- 注1オープンイノベーションとは、カリフォルニア大学バークレー校のヘンリー・チェスブロウ博士によって提唱された、イノベーションを促進する新たな概念です。オープンイノベーションの定義は、企業による通常の製品開発プロセスを可視化し、社内外を問わず広く技術やアイデアを集め、今までには不可能だったイノベーションを実現していく、というものです。
- 注2POCとは、Proof Of Conceptのことであり、新しい概念や理論、原理などが実現可能であることを示すための前向きな試行のことです。
- 「豊洲の港から」、「CAFIS」、「BeSTA」、「ANSER」、「CONTIMIXE」は、日本国内におけるNTTデータの登録商標です。
- 「MarkLogic」は米国およびその他の国におけるMarkLogic Corporationの商標または登録商標です。
- その他の商品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。
本件に関するお問い合わせ先
報道関係のお問い合わせ先
株式会社NTTデータ
広報部
戸田
TEL:03-5546-8051
本事業に関するお問い合わせ先
株式会社NTTデータ
パブリック&フィナンシャル事業推進部
オープンイノベーション事業創発担当
佐藤、幡、花谷、残間
TEL:050-5546-9609