第4回 技術経営・イノベーション賞において、「世界貴重文献資産のデジタル保存における新たな事業モデル構築の取り組み」で科学技術と経済の会会長賞を受賞
2016年2月16日
株式会社NTTデータ
株式会社NTTデータ(以下:NTTデータ)は、バチカン図書館にて進めている貴重文献のデジタルアーカイブプロジェクトの取り組みについて、一般社団法人 科学技術と経済の会より、第4回 技術経営・イノベーション賞の「科学技術と経済の会会長賞」を受賞し、2016年2月15日に表彰を受けました。本賞は、経済の発展、社会の変革、競争力の向上、福祉の向上等を飛躍的に実現するイノベーションのプロセスに、ユニーク性のある優れたものを表彰するものです。
バチカン図書館デジタルアーカイブプロジェクトは、日々劣化が進む貴重文献を永続的に長期保存するためのIT技術の提供だけでなく、その活動を事業として発展性・継続性のあるモデルとして構築した点の社会的意義が評価され、今回の受賞に至りました。
技術経営・イノベーション賞の概要
技術経営・イノベーション賞とは、日本においてイノベーションを興し経済成長や産業競争力の強化につなげるべく、日本発の優れた新規事業を発掘しそのプロセスを他の技術者・経営者の模範として紹介し、日本で広くイノベーションを促進させるために、日本初の本格的なイノベーション表彰として2012年に創設された賞です。
詳細は、一般社団法人 科学技術と経済の会 公式サイトをご覧ください。
NTTデータは、この度、バチカン図書館にて進めている貴重文献のデジタルアーカイブプロジェクトの取り組みについて、第4回 技術経営・イノベーション賞の「科学技術と経済の会会長賞」を受賞しました。バチカン図書館デジタルアーカイブプロジェクトは、日々劣化が進む貴重文献を永続的に長期保存するためのIT技術の提供だけでなく、その活動を事業として発展性・継続性のあるモデルとして構築した点の社会的意義が評価されました。
写真:2月15日に行われた「第4回 技術経営・イノベーション賞」表彰式の様子
NTTデータの「バチカン図書館デジタルアーカイブプロジェクト」について
バチカン教皇庁図書館では、貴重な手書き文献を後世に残し永続的な文化の継承を実現すべく、デジタルアーカイブ事業を実施しています。NTTデータは、人類への貢献ともいえるバチカン教皇庁図書館のこの取り組みに賛同し、2014年4月より本デジタルアーカイブ事業へ参画し、約3000冊の手書き文献を4年間でデジタル化すべく貢献をしています。このプロジェクトは、将来的に同館に所蔵されている約8万冊、約4千万ページにおよぶ全ての手書き文献をデジタル化する、大規模プロジェクトとなる見込みです。
NTTデータは、日本の国立国会図書館におけるデジタルアーカイブシステムの構築や、デジタルアーカイブサービス「AMLAD®(アムラッド)」の提供等、デジタルアーカイブ領域における実績・ノウハウを生かし、本事業に参画しています。これにより、日々劣化の進む人類史上極めて貴重な多岐分野にわたる歴史的手書き文献を、高精細なデジタルデータとして長期保存し、広く公開することで、学術的・文化的な利用価値を高めると同時に、バチカン教皇庁図書館はもとより、人類の歴史的遺産の継承に貢献できるものと考えています。
バチカン教皇庁図書館デジタルアーカイブ事業の内容については、以下のサイトをご覧ください。
この事業へ賛同・支援される方は、以下のサイトより寄付をすることができます。
本件に関するお問い合わせ先
株式会社NTTデータ
第一公共事業本部
第三公共事業部
営業担当
遠藤、由見、片山、森本
TEL:050-5546-2651