第3回 豊洲の港から presents オープンイノベーションコンテスト“さあ、ともに世界を変えていこう”結果発表

お知らせ

2016年2月25日

株式会社NTTデータ

株式会社NTTデータ(以下、NTTデータ)は、ベンチャー企業、NTTデータのお客さま(金融機関、公共機関、大手企業等)とNTTデータの3者がWin-Win-Winの関係となるオープンイノベーション注1ビジネスの提案を募集する「第3回豊洲の港からpresentsオープンイノベーションコンテスト"さあ、ともに世界を変えていこう"」を2016年2月12日に開催しました。

今回は海外から13件、国内から35件の計48件の応募提案が寄せられ、書類選考・面接を経て、10件の応募提案が本選に進出しました。

本選での審査の結果、今回は、最優秀賞は"該当なし"、内部審査員からの事業連携希望を受けた6社のうち、優秀賞が2社、奨励賞が4社となり、応募案件のビジネス化に向けた検討を始めています。

NTTデータでは、今後も、世界中の先進技術やビジネスモデルを保有するベンチャー企業等との新規ビジネス創発を加速していくために、毎月のオープンイノベーションフォーラム「豊洲の港から」、年2回のオープンイノベーションコンテスト"さあ、ともに世界を変えていこう"を、継続して実施していきます。

オープンイノベーション事業創発室の活動を通じて、2015年度は6件の新規ビジネス案件を事業化しました。また、2016年2月1日時点で2015年度は13件のPOC注2案件の創発を実現しており、今後5年間で100億円以上のビジネス案件創発を目指します。

本選進出企業

項番本選進出企業(出場順)発表者
1株式会社Secual西田 直樹 氏
2株式会社エヌジェーケー鬼武 洋孝 氏
3株式会社クァンタリオン根岸 邦彦 氏
4株式会社ブイキューブ
パイオニアVC株式会社
浦田 詩香 氏
5株式会社イクシスリサーチ山崎 文敬 氏
6株式会社unerry内山 英俊 氏
7株式会社Orb仲津 正朗 氏
8カラフル・ボード株式会社渡辺 祐樹 氏
9株式会社NTTデータ欧陽 慧 氏
10Playbasis Pte Ltd.Robert Zepeda 氏

本選結果

  • 最優秀賞

    該当なし

  • 優秀賞

    株式会社イクシスリサーチ、株式会社unerry(五十音順)

  • 奨励賞

    株式会社エヌジェーケー、株式会社NTTデータ、株式会社Secual、Playbasis Pte Ltd.(五十音順)

優秀賞の特典

優秀賞受賞者には、副賞を贈呈

副賞

  • 受賞案件に関する約3カ月間のビジネスディスカッションの場の提供
  • 月1回の交流会への招待(約3カ月間)

なお、選出されたビジネスアイデアについては、連携する事業部門とのディスカッションを通して、プロジェクト化を行い、ベンチャー企業、NTTデータのお客さま、NTTデータの該当事業部門の3者によるWin-Win-Winの事業化を目指します。

選考について

以下の外部審査員ならびに当社審査員によって審査を行い、最終的に2つのビジネスアイデアを優秀賞として選出しました。

外部審査員(順不同)

  • 山本 修一郎氏(名古屋大学教授 博士(工学)、「豊洲の港から」フォーラムリーダー)
  • 本荘 修二氏(多摩大学大学院客員教授・本荘事務所代表(経営コンサルタント))
  • 大澤 弘治氏(Global Catalyst Partners マネージング・プリンシパル 兼 共同創設者)
  • 西澤 民夫氏(一般社団法人オープンイノベーション促進協議会 代表理事)
  • 浪方 竹葉氏(株式会社NTTドコモベンチャーズ Managing Director)

内部審査員(順不同)

  • 古田 正雄(第一公共事業本部 e‐コミュニティ事業部 企画統括部)
  • 内山 尚幸(ITサービス・ペイメント事業本部 カード&ペイメント事業部 戦略・企画統括部 ビジネス企画担当)
  • 宮本 拓也(第二金融事業本部 金融グローバルITサービス事業部 事業戦略企画担当)
  • 村上 隆(第二金融事業本部 e‐ビジネス企画室)
  • 牧本 しをり(テレコム・ユーティリティ事業本部 ユーティリティ事業部 第二統括部 第一開発担当 第一開発グループ)
  • 渡辺 隆一(第一公共事業本部 e‐コミュニティ事業部 第三ビジネス統括部)
  • 福田 輝光(ビジネスソリューション事業本部 ビッグデータビジネス推進室)
  • 森本 俊彦(ビジネスソリューション事業本部 ビッグデータビジネス推進室 企画担当)
  • 古久根 敦(技術革新統括本部 技術開発本部 サービスイノベーションセンタ AIソリューション推進室)

外部審査員からの講評コメント(原文)

  • オープンイノベーションの文脈でNTTデータさんとの連携をいろいろ考えていただいて本当に素晴らしいと思いました。私どももコーポレートベンチャーキャピタルとして皆さまと一緒にお仕事ができるのは今後も力強いなと思っている次第です。少し残念だったのが、大変すばらしいものをもっているのに7分間のプレゼンの中で表しきれなかった会社さんがいくつかありました。それがもっと表に出ればさらに良い評価につながったのではないかと思います。今後も私どものベンチャーキャピタルにアピールするようなさらに素晴らしい内容、プレゼンを期待しております。
  • ビジネスコンテストは色々なところで開催されていると思いますが、この会はデータさんとリアルにビジネスを作っていくための足掛かりという部分で大きな差別化のポイントだと僕は認識しています。限られた時間ではありますが、リアルに仕事ができていくんだろうという印象を上手く植えつけていただけたと。実際にそれに基づいて評価されるべき会かなと感じます。逆に言えば、スタートアップの皆さんからすると、データさんと仕事をするのはハードルが高いということが少なからずあると思いますが、非常にユニークな機会だと思いますので、うまく活用していただいてこれを足掛かりに大きな仕事のベースをつくっていただければと願っております。
  • 最近似たような企業スポンサーが増えてきておりますが、こちらは元祖でありますが、元祖で独占するわけにもいかないので、こちらも進化する必要があると思います。進化するには参加者の皆さんのお力とかデータの事業部の方のコラボレーションがとても大切なのでその辺、よろしくお願いします。一番敬意を表したいのは起業家の方々です。プレゼンでどんどん伝わってきました。ありがとうございました。プレゼン術だけではなくて、何を伝えるかが大事です。短い時間で自分が伝える、そして相手に理解してもらうことはトレーニングが必要なのでその辺は甘く見ずに頑張ってやってください。本日は色々面白いプレゼンがありました。札があがらなかったチームでも違う提案してくれるとカップルが生まれるようなケースもあるのではというのが2、3社ありましたので頑張ってください。
  • 内容の濃い半日だったと思います。プレゼン発表者の方も情熱を持って自らの考案されたビジネスモデルやテクノロジーを真摯に発表頂きましてありがとうございました。賞を受賞された方々と優秀賞に選ばれた方々の差は極めて小さかったと思いますが、ポイントは何が一番大切なのかというのを絞ってクリアに伝えられたところが賞をとられました。NTTデータのプラットフォームサービスとしての成長性がどれだけ見込まれたかということと、プラットフォーム参加者が多いためにビジネスが立ち上がらない難しさがありますが、そこの部分をクリアに説明されたところが今回、優秀賞として受賞されたのかなと思います。今日プレゼンされた方々は潜在的な可能性はあると思います。ぜひ、クリアにしていただければ今後さらに発展して、NTTデータと協業できる部分もあるのではないかと思います。今回、表彰された方はされなかった方と比べて、さらにビジネスを成功させる責務があるということですので、いっそう励んでいただいて、今回3回目ですがさらにこの会が発展していくためにも成功事例として飛躍して頂ければと思います。これからまさに立ち上がろうとしているビジネスは何かということが非常に私にとってもクリアになった半日でした。どうもありがとうございました。

今後について

本コンテストについては、第4回を開催します。2016年5月9日(月)に募集を開始し、本選を2016年8月30日(火)に開催する予定です。

また、直近ではオープンイノベーションフォーラム「豊洲の港から」のOne Day Eventを2016年3月10日(木)に開催します。豊洲の港からは、完全ご招待制にて実施しております。

オープンイノベーション事業創発室では、2015年度は2月1日時点で13件の新規ビジネスPOC案件の創発を実現しており、今後5年間で100億円以上のビジネス案件創発を目指します。

参考:第3回 豊洲の港からpresentsオープンイノベーションコンテスト"さあ、ともに世界を変えていこう"実施概要

NTTデータが提供している各種サービス・ソリューションをテーマに、ベンチャー企業、NTTデータのお客さま(大手企業)とNTTデータの3者がWin-Win-Winの関係を作ることができるオープンイノベーションビジネスのアイデアをベンチャー企業から募集しました。

募集テーマ

  1. 1.新たなIoTクラウドを利用した、サービスの高度化に関する提案
  2. 2.カード決済総合サービス「CAFIS®」を起点とした生活者を豊かにする未来形ソリューションの提案
  3. 3.多種多様なデータを活用するサービス実現のための基盤としてのMarkLogic® Server活用についての協業/提案
  4. 4.センシングデータを活用した保険会社向け新商品・サービスの提案
  5. 5.スマートフォン・新たなITテクノロジーを活用した新たな銀行取引スタイル創出に関する協業
  6. 6.NTTデータの標準バンキング・アプリケーション「BeSTA®(ベスタ)」およびその周辺ビジネスに関する協業
  7. 7.CONTIMIXE®クラウド機能拡充(タブレットを用いた金融機関向け各種アプリケーションの提供)
  8. 8.電力×異業種の新サービス創出に関する協業
  9. 9.屋内の位置情報を活用した新規サービスに関する提案
  10. 10.製造業IoTプラットフォームを活用したグローバルサプライチェーンの最適化
  11. 11.きらりと光るオープンイノベーションビジネスを募集

募集期間

2015年10月28日~12月18日

実施日・場所

2016年2月12日 豊洲センタービル36階コンファレンスルーム

式次第

  1. 1.開会式
  2. 2.出場者からのプレゼンテーション
  3. 3.特別講演(東京大学大学院 医学系研究科 音声病態分析学講座 特任講師 光吉 俊二氏)
  4. 4.審査結果発表+表彰
  5. 5.懇親会

参加人数

約200名(ベンチャー企業、ベンチャーキャピタル、アクセラレーター、NTTデータのお客さま(金融機関・政府機関・大企業等)、NTTデータ社員等)

コンテスト公式URL

注釈

  • 注1オープンイノベーションとは、カリフォルニア大学バークレー校のヘンリー・チェスブロウ博士によって提唱された、イノベーションを促進する新たな概念です。オープンイノベーションの定義は、企業による通常の製品開発プロセスを可視化し、社内外を問わず広く技術やアイデアを集め、今までには不可能だったイノベーションを実現していく、というものです。
  • 注2POCとは、Proof Of Conceptのことであり、新しい概念や理論、原理などが実現可能であることを示すための前向きな試行のことです。
  • 「豊洲の港から」、「CAFIS」、「BeSTA」、「CONTIMIXE」は、日本国内におけるNTTデータの登録商標です。
  • 「MarkLogic」は米国およびその他の国におけるMarkLogic Corporationの商標または登録商標です。
  • その他の商品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。

本件に関するお問い合わせ先

本事業に関するお問い合わせ先

株式会社NTTデータ
イノベーション推進部
オープンイノベーション事業創発室
佐藤、角谷、残間
TEL:050-5546-9609