第8回 豊洲の港から® presents グローバルオープンイノベーションコンテスト“さあ、ともに世界を変えていこう”結果発表
2018年9月11日
株式会社NTTデータ
株式会社NTTデータ(以下、NTTデータ)は、ベンチャー企業、NTTデータのお客さま(金融機関、公共機関、大手企業等)とNTTデータの3者がWin-Win-Winの関係となるオープンイノベーション注1ビジネスの提案を募集する「第8回豊洲の港からpresentsグローバルオープンイノベーションコンテスト"さあ、ともに世界を変えていこう"」の本選を2018年8月28日に開催しました。国内外から寄せられた計33件を書類選考・面接し、12件(含・海外案件2件)が本選に進出しました。
本選での審査の結果、最優秀賞には、"誰もがモビリティを利活用できる新たな社会創造を実現する、IoT技術を活用したFinTechサービス"を提案されたGlobal Mobility Service 株式会社(以下、GMS)が選ばれました。また、第8回コンテストより新設された「SDGs賞」注2には、"世界中の産科医と妊婦に安心安全な出産を届ける「遠隔胎児モニタリングシステム」"を提案されたメロディ・インターナショナル株式会社が選ばれました。審査員特別賞にはOndaka, Inc、優秀賞には、株式会社ZENKIGEN、株式会社アイリッジ、株式会社メディカルノート(登壇順)が選ばれました。
今後、NTTデータは、最優秀賞のGMSとビジネス化に向けた3カ月の協業検討を開始します。また、その他受賞企業をはじめ、本選進出企業についても、NTTデータグループ事業部門との連携検討を進めていきます。
NTTデータでは、世界中の先進技術やビジネスモデルを保有するベンチャー企業等との新規ビジネス創発を加速していくために、2013年より、毎月のオープンイノベーションフォーラム「豊洲の港から」、2014年より年2回のオープンイノベーションコンテスト"さあ、ともに世界を変えていこう"を継続実施し、10件以上のビジネス創発を実現しています。世界18カ国20都市での開催を行う第9回コンテストの募集も9月18日より開始予定です。
NTTデータではコンテストをはじめとするオープンイノベーション活動を通じて、今後も継続的に100億円以上の規模となるビジネス創発を目指します。
本選進出企業
項番 | 本選進出企業(出場順) | 発表者 |
---|---|---|
1 | 株式会社MORY | 原 庸一朗氏 |
2 | 株式会社イクスフェイズ | 菅野 康一氏 沼田 恵太郎氏 |
3 | iChain株式会社 | 上野 雄司氏 |
4 | 株式会社Hokan | 尾花 政篤氏 |
5 | 株式会社ZENKIGEN | 石丸 晋平氏 |
6 | Ondaka, Inc(米国) | Mothusi Pahl氏 |
7 | Novastone Media Limited(英国) | Olivier Adam氏 |
8 | 株式会社エクサウィザーズ | Krishna Manda氏 大字 沙織氏 |
9 | 株式会社アイリッジ | 内田 智英氏 |
10 | 株式会社メディカルノート | 須山 敏彦氏 河本 穣氏 |
11 | メロディ・インターナショナル株式会社 | 尾形 優子氏 二ノ宮 敬治氏 |
12 | Global Mobility Service 株式会社 | 中島 徳至氏 |
本選結果
- 最優秀賞
Global Mobility Service 株式会社
- 審査員特別賞
Ondaka, Inc
- SDGs賞
メロディ・インターナショナル株式会社
- 優秀賞
株式会社ZENKIGEN、株式会社アイリッジ、株式会社メディカルノート(登壇順)
受賞企業への特典
最優秀賞受賞企業であるGMSには、副賞として、3カ月間のビジネス創発サポートチームの提供や、アドバイザーに相談できる機会の場の提供など、受賞案件に関するビジネス化検討をフルサポートします。
SDGs賞受賞企業である、メロディ・インターナショナルについては、一般社団法人Japan Innovation Network(JIN)より、JINおよび国連開発計画(UNDP)が共同運営するSDGs Holistic Innovation Platform (SHIP)のオープンイベントでのピッチ機会が提供されます。
なお、審査員特別賞、優秀賞を始め、本選出場企業のビジネスアイディアについても、連携する事業部門とのディスカッションを通して検討を行い、ベンチャー企業、NTTデータのお客さま、NTTデータの該当事業部門の3者がWin-Win-Winとなる事業化を目指します。
選考について
以下の外部審査員ならびに当社審査員によって審査を行いました。内部審査員は各社ピッチに対して、その場で挙手する形で「事業連携希望」について意思表明を行いました。
外部審査員(順不同)
- 本荘 修二氏(多摩大学大学院客員教授・本荘事務所代表(経営コンサルタント))
- 大澤 弘治氏(Global Catalyst Partners、Global Catalyst Partners Japan Managing Director & Co-founder)
- 稲川 尚之 氏(株式会社NTTドコモ・ベンチャーズ 代表取締役社長)
- 西澤 民夫氏(一般社団法人オープンイノベーション促進協議会 代表理事)
- 齊藤 直人氏(新日本有限責任監査法人 シニアパートナー)
- 西口 尚宏氏(一般社団法人Japan Innovation Network 専務理事)
内部審査員(順不同)
- 石井 宏之(第二公共事業本部 企画部 ビジネス企画推進担当 部長)
- 金城 佑樹(第二公共事業本部 社会保障事業部 社保第三統括部 主任)
- 斉藤 孝平(第四金融事業本部 e‐ビジネス事業部 事業戦略企画担当 課長)
- 渡辺 岳志(第四金融事業本部 e‐ビジネス事業部 e‐ビジネス商品企画営業担当 課長)
- 江崎 敦之(第二金融事業本部 ビジネス企画室 部長)
- 青柳 雄一(第一金融事業本部 郵政ビジネス事業部 デジタルビジネス推進担当 部長)
- 藤原 健一(金融事業推進部 デジタル戦略推進部 企画担当 シニアスペシャリスト)
今後について
次回、第9回コンテストは、開催地を全世界18カ国20都市に拡大して行う予定で、2018年9月18日から10月31日まで応募を受け付けます。最優秀賞が決まるグランドフィナーレ本選は2019年3月14日に東京で実施予定です。
また、オープンイノベーションフォーラム「豊洲の港から」は引き続き、定例会活動を月1回程度開催していきます。(招待制)
参考:第8回 豊洲の港からpresentsグローバルオープンイノベーションコンテスト 実施概要
NTTデータが注目する7つの課題テーマを切り口に、オープンイノベーションによってベンチャー企業、NTTデータのお客さま(大手企業)とNTTデータの3者によるWin-Win-Winを実現する、次世代の社会インフラになり得るような革新的なビジネスの提案を募集しました。第8回より、"オープンイノベーションでSDGs(持続可能な開発目標)の達成を目指す"SDGs賞を新設し、社会課題解決につながるビジネス提案も受け付けました。
募集期間
2018年5月14日~2018年7月11日
本選実施日・場所
2018年8月28日 NTTデータ豊洲本社 コンファレンスルーム
本選式次第
- 1.開会式
- 2.出場者からのプレゼンテーション
- 3.特別講演 「Be Unique」(Nei-Kid Founder 神谷 渉三氏)
- 4.審査結果発表および表彰式
- 5.懇親会
参加人数
約200名(ベンチャー企業、ベンチャーキャピタル、アクセラレーター、NTTデータのお客さま(金融機関・政府機関・大企業等)、NTTデータ社員等)
参考
注釈
- 注1オープンイノベーションとは、カリフォルニア大学バークレー校のヘンリー・チェスブロウ博士によって提唱された、イノベーションを促進する新たな概念です。オープンイノベーションの定義は、企業による通常の製品開発プロセスを可視化し、社内外を問わず広く技術やアイデアを集め、今までには不可能だったイノベーションを実現していく、というものです。
- 注2「SDGs」は2030年までに達成すべき、17のゴールとその下の169のターゲットからなる世界の共通目標として、2015年9月に193カ国が合意し、国連総会で採択されました。その達成に向けて、世界中の企業・スタートアップ企業・政府・NGO・NPO等が取り組みを始めています。日本においても、日本政府が2016年5月に設置されたSDGs推進本部のもと、政策決定と施策の推進、また、民間セクターでは、経団連の企業行動憲章へのSDGsの反映(2017年11月)等が行われ、官民両セクター、また社会における認知・関心が高まりつつあります。
- 「豊洲の港から」は、日本国内におけるNTTデータの登録商標です。
- その他の商品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。
本件に関するお問い合わせ先
株式会社NTTデータ
デジタル戦略推進部
オープンイノベーションチーム
渡辺、西山(由)
TEL:050-5546-9340