三鷹データセンターEASTがNVIDIA社のDGX Ready Data Centerプログラムに認定 ~公認コロケーションパートナー認定により、さらなるAI活用の普及に貢献~

お知らせ

2019年7月12日

株式会社NTTデータ

株式会社NTTデータ(以下:NTTデータ)の三鷹データセンターEAST(以下:三鷹EAST)は、2019年7月12日(日本時間)に、NVIDIA Corporation(以下:NVIDIA、読み方:エヌビディア)注1が提供するパートナープログラム「DGX Ready Data Centerプログラム」における公認コロケーションパートナーに認定されました。

同プログラムは、AIデータセンターの中核を担うNVIDIA DGXシステム注2を設置・運用できるデータセンター事業者を公認コロケーションパートナーとしてNVIDIAが認定するものです。

三鷹EASTは、デジタルビジネスの拠点として活用されることを目指し、高い堅牢性に加え、AIやビッグデータ分析等に活用される高性能な機器に求められる設備要件を備えたデータセンターです。このたび、三鷹EASTは、アクセラレーテッドコンピューティング注3製品を適切に設置するデータセンターとして公認コロケーションパートナーの認定を受けました。この認定により、三鷹EASTはAI活用に必要なインフラの運用が可能となり、お客さまのさらなるデジタルビジネス展開を支援していきます。

NVIDIA DGX Ready Data Centerプログラムについて

NVIDIA DGXシステムをベースとし、NVIDIAパートナーを通じて提供されるNVIDIA DGX Ready Date Centerプログラムでは、最適なコロケーション運用によってデータセンター内でのAIアプリケーションのデプロイを簡略化することができ、AIミッションの加速と洞察ならびにイノベーションへの注力が可能となります。

背景および概要

NVIDIA DGXシステムを活用したアクセラレーテッドコンピューティングが本格化しています。特に複雑なAI関連の課題に対処するために設計されたこのシステムは、インターネットサービス会社や医療施設、政府研究所、金融機関、エネルギー業界など、国や業種を問わずさまざまな企業で導入が進んでいます。しかし、一部の企業では、アクセラレーテッドコンピューティングの運用に対応できるデータセンター施設を持っていないことが課題がとなっていました。

このたび三鷹EASTは、電源・冷却要件や収容能力が評価され、NVIDIAが提供するアクセラレーテッドコンピューティング製品を適切に設置するデータセンターとして公認コロケーションパートナーの認定を受けました。この認定により、三鷹EASTはNVIDIA DGXシステムを適切に設置・運用することが可能となります。また、このコロケーションを通じて、お客さま企業は、施設計画という課題を回避することができ、データを活用したイノベーションを起こすことに注力できるようになります。

今後NTTデータは、ヘルスケア、金融、エネルギー、製造業等あらゆる業界にデータセンタービジネスを拡大することで、お客さまのさらなるデジタルトランスフォーメーションを支援していきます。

三鷹EASTについて

三鷹データセンターEASTは、終局延床面積約38,000m2(約5,600ラック相当)を有する国内有数の規模を誇るデータセンター専用建物です。ラック当たり最大20kVAの電力高負荷へ対応する一方で、外気冷房を可能とする壁吹出空調や共用部への自然光の取り込み、ソーラーパネルによる給電などのクリーンエネルギーで環境に配慮しています。

データセンターが立地する東京都三鷹市は、東京都心より約17kmの好立地に加え、水害、地震等の災害リスクが極めて少ない地域に位置しています。設備面では完全な冗長構成を実現し、72時間連続運転可能な非常用発電設備に加えて、水平方向および鉛直方向の揺れも軽減する免震構造により、従来のデータセンターよりもさらに、ディザスタリカバリ(災害時のデータ復旧)・BCP(事業継続計画)への対応力を強化することで最高水準の安全性を実現しています。

サービス面ではオンプレミス環境やプライベートクラウドだけでなく外部のパブリッククラウドを活用したマルチクラウド接続サービスを提供し、IoTやAIを活用した業務改革、新規ビジネス創出の拠点となるデータセンターとして公共・金融・法人といった幅広いお客さまのデジタルビジネス展開を支援していきます。

注釈

  • 注1NVIDIAは、アメリカ合衆国カリフォルニア州サンタクララに本社を構える半導体メーカーです。コンピューターのグラフィックス処理や演算処理の高速化を主な目的とするGPU(グラフィックス・プロセッシング・ユニット)を開発・販売しています。1999年におけるNVIDIAによるGPUの発明は、PCゲーミング市場の成長に爆発的な拍車をかけ、現代のコンピューターグラフィックスを再定義し、並列コンピューティングに革命的変化を起こしました。最近では、GPUディープラーニングが最新のAI(次世代コンピューティング)に火をつけ、世界を知覚し理解することができるコンピューター、ロボット、自動走行車の脳としてGPUは機能しています。
  • 注2NVIDIA DGXシステムとは、ディープラーニングや解析シミュレーションなどを高速に処理するために最適化されたNVIDIA社製GPUサーバーによるシステムを指します。
  • 注3アクセラレーテッドコンピューティングとは、従来CPUで単一計算していた処理を並列化し、さらにGPUなどのアクセラレーターを用いてより高速に複雑な計算を行うコンピューター環境のことを指します。

参考

  • 本文中の商品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。

本件に関するお問い合わせ先

株式会社NTTデータ
ビジネスソリューション事業本部
データセンタ&クラウドサービス事業部
吉村、谷口
TEL:050-5546-2059
E-mail:datacenter@kits.nttdata.co.jp

ファシリティマネジメント事業部
野川
TEL:050-5546-9491