高度道路交通システム(ITS)分野における狭域通信システム(DSRC)※1を用いた連続通信実験を実施
ニュースリリース/NTTデータ
2003年1月10日
KDDI株式会社
株式会社KDDI研究所
トヨタ自動車株式会社
株式会社NTTデータ
日本電気株式会社
株式会社日立製作所
KDDI株式会社、株式会社KDDI研究所、トヨタ自動車株式会社、株式会社NTTデータ、日本電気株式会社および株式会社日立製作所の6社は、道路上に配置されたDSRCシステムを用いて、移動する車両に対して連続的な通信を行うための研究開発を2000年より実施してまいりましたが、このほど、3年間の研究成果を統合した形で実験を行い、DSRCを用いた連続通信の技術を検証いたしました。
狭域通信システム(DSRC)は、高度道路交通システム(ITS)の分野において、今後有効と目される通信技術の一つとして期待されていますが、今般の研究開発は、 DSRCを用いて連続的な通信エリアを確保する技術やDSRCが不連続の場合においてもアプリケーションが途切れることなく利用できる技術等を確立しようというもので、その成果は他に例を見ないものです。
本研究は、2000年度より、総務省の関連組織である通信・放送機構からの委託を受けて開発を行ってきたもので、主な開発内容は次の通りです。
(※1)DSRC(Dedicated Short Range Communications:狭域通信システム)
5.8GHz帯を用いた路側-車両間のスポット型無線通信システム
(※2)QoS(Quality of Service)制御技術
走行の安全にとって緊急の情報などを優先的に配信する技術。
例えば、画像のダウンロード中でも緊急性の高い情報の方が優先して配信される。
実験概要
別紙:公開実験のご案内
狭域通信システム(DSRC)は、高度道路交通システム(ITS)の分野において、今後有効と目される通信技術の一つとして期待されていますが、今般の研究開発は、 DSRCを用いて連続的な通信エリアを確保する技術やDSRCが不連続の場合においてもアプリケーションが途切れることなく利用できる技術等を確立しようというもので、その成果は他に例を見ないものです。
本研究は、2000年度より、総務省の関連組織である通信・放送機構からの委託を受けて開発を行ってきたもので、主な開発内容は次の通りです。
- 道路上に配置されたDSRC路側装置を用いて、移動する車両に対して連続的な通信を行うための無線伝送系高速ハンドオーバー技術
- 異なるDSRC路側装置間でもシームレスなネットワークアクセスを可能とするネットワーク系ハンドオーバー技術
- 移動通信環境下において、また不連続に配置されたDSRC環境下においても決済などの高信頼な通信を実現する高速認証・セキュリティ技術およびアプリケーション・レベル・ハンドオーバー技術
- 事故や災害などの緊急性の高い情報を優先的に配信するQoS制御技術※2
- DSRC車載機の電波干渉低減技術
(※1)DSRC(Dedicated Short Range Communications:狭域通信システム)
5.8GHz帯を用いた路側-車両間のスポット型無線通信システム
(※2)QoS(Quality of Service)制御技術
走行の安全にとって緊急の情報などを優先的に配信する技術。
例えば、画像のダウンロード中でも緊急性の高い情報の方が優先して配信される。
以 上
実験概要
別紙:公開実験のご案内