石川県立図書館に資料総合検索システム「SHOSHO ISHIKAWA」を導入 ~所蔵する約100万点以上の資料から、早く、簡単に、楽しみながら見つけることが可能に~
2022年7月15日
石川県立図書館
株式会社NTTデータ北陸
株式会社NTTデータ
石川県立図書館、株式会社NTTデータ北陸(以下:NTTデータ北陸)、株式会社NTTデータ(以下:NTTデータ)は、2022年7月16日に新装開館する石川県立図書館に資料総合検索システム「SHOSHO ISHIKAWA(読み:ショショ、通称:SHOSHO)」を導入します。
SHOSHOは館内の端末やウェブサイトから、誰でも利用できます。石川県立図書館の最新の本・雑誌、古文書や歴史公文書、貴重な古い絵図・図案・写真も、そして書庫に収蔵している資料もあわせて約100万点以上の資料を、一度にまとめて検索できるのが特長です。NTTデータのデジタルアーカイブソリューション「AMLAD®」注1をもとにしたデジタルアーカイブ機能を備えており、石川県が誇る多彩な伝統文化、豊かな里山里海の生物文化多様性に関する図書・資料等を収集した「石川コレクション」や、貴重な図書や郷土資料を無料で閲覧できます。AIが過去の貸出情報注2などをもとに関連する本を紹介するレコメンド機能や、図書館職員がおすすめの本を紹介する特設ページも備えます。
背景
2022年7月16日に、新しい石川県立図書館が新装開館します。近年開館した県立図書館の中ではトップクラスとなる約30万冊を開架予定であり、「思いもよらない本との出会いや体験によって、自分の人生の1ページをめくることができる場所」をテーマに、読書以外も楽しめるような空間となっています。
NTTデータ北陸およびNTTデータはこの空間作りを創出するため、これまで国立国会図書館やバチカン図書館など国内外で利用されてきたAMLADを活用して、蔵書検索だけでなく貴重な所蔵資料をデジタルアーカイブとして閲覧できる総合検索システムを構築し、新図書館に導入しました。
図1:新・石川県立図書館の館内写真
SHOSHOの特長
SHOSHOは館内の端末やウェブサイトから、誰でも利用できます。最新の本・雑誌、古文書や歴史公文書、貴重な古い絵図・図案・写真も、そして、書庫に収蔵している資料もあわせて約100万点以上の資料を、一度にまとめて検索できるのが特長です。
所蔵資料データの一括検索・デジタルアーカイブ
これまで個別に存在していた、図書(本・雑誌)、デジタルアーカイブ(貴重書ギャラリー・大型絵図・石川県史)、石川県の郷土資料データベース(石川県関係人物文献検索・石川県内新聞記事共同データベース・石川県関係雑誌記事検索)を一つに統合したことで、一括で検索・閲覧できるようになりました。キーワード検索に加え、石川県に関連するモノや人物のイラストを選択するだけで資料を見つけることもでき、図書館利用者が資料を直感的に探しやすくしています。
また、AMLADをもとにしたデジタルアーカイブ機能を備えており、「石川コレクション」と呼ばれる伝統文化および里山里海の生物文化多様性に関する資料や郷土資料を、高解像度の画像で閲覧できます。
図2:サイトイメージ
左:SHOSHOトップページ 右:石川コレクショントップページ(イラストを選択すると関連する資料が紹介される)
AIを活用した関連資料のレコメンド
AI(機械学習)に基づく資料のレコメンド機能を実装し、資料情報、閲覧情報、貸出情報などをもとに、図書館利用者が検索した内容に関連する資料を「似ている資料」「よく一緒に見られている資料」「よく一緒に借りられている資料」としておすすめします。
図書館職員によるおすすめ資料コーナー
所蔵資料に精通した図書館職員が独自の視点で、テーマに沿って選定した資料をおすすめ資料として紹介します。図書館職員は、さまざまな資料の紹介コーナーを自由に構成・編集(キュレーション)することが可能です。
利用者独自のブックリスト作成
図書館利用者が自分でブックリストを作成する「MY SHOSHO」という機能があり、お気に入りの本のリストを作成することや、資料の紹介ページを作成し自身のSNSなどで公開することができます。
各者の役割
石川県立図書館 | 図書館の所蔵資料のデータ整理、資料デジタル化といった基礎作業および利用者が楽しめるおすすめ資料紹介コーナー作り |
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NTTデータ北陸 | 本システム導入にあたるプロジェクト全体のマネジメントを実施 |
NTTデータ | 国内外で多数のデジタルアーカイブシステムを導入したノウハウを活用し、デジタルアーカイブソリューション「AMLAD」を用いたシステム構築 |
今後について
石川県立図書館、NTTデータ北陸、NTTデータは、「SHOSHO」が当図書館での本との出会いや体験につながることを目指し、今後も協力してコンテンツおよび機能の拡充を図ります。また、NTTデータはこれまでデジタルアーカイブ事業を通じて培ってきた技術を生かし、こうした貴重な資料を広く公開し人々との出会いの場を提供する活動を通じて、社会全体の文化的側面へのITによる貢献を拡大するよう取り組んでいきます。
注釈
- 注1AMLADとは、博物館・図書館・公文書館や企業・団体が保有する画像、動画、音声などのあらゆるデジタルコンテンツを一元管理し活用するデジタルアーカイブシステムです。これまで、バチカン図書館、高野山大学、ヤマハ発動機などに導入されています。
http://www.amlad.jp/ - 注2貸出情報によるレコメンドは、個人情報を含まない統計データを参照しています。個人の貸出情報に基づいたおすすめ資料ではなく、検索した資料と「よく一緒に借りられている資料」をレコメンドします。
- 「SHOSHO」Webサイト https://www.library.pref.ishikawa.lg.jp/shosho/
- 「AMLAD」は日本、CTM(欧州)、米国における株式会社NTTデータの登録商標または商標です。
- その他の商品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。
本件に関するお問い合わせ先
報道関係のお問い合わせ先
石川県立図書館
経営管理課
坂井
TEL:076-223-9565
株式会社NTTデータ北陸
経営企画部
北野
TEL:076-232-5000
株式会社NTTデータ
広報部
西澤
TEL:070-4437-3848
製品・サービスに関するお問い合わせ先
石川県立図書館
経営管理課
坂井
TEL:076-223-9565
株式会社NTTデータ北陸
社会基盤事業部
営業統括部
営業担当
森
TEL:076-224-4646
株式会社NTTデータ
社会基盤ソリューション事業本部
ソーシャルイノベーション事業部
デジタルソリューション統括部
営業企画担当
長谷部、神野、野元
TEL:050-5546-2651