Salesforceビジネス強化を目的とした株式会社テラスカイの株式及び新株予約権の取得について

報道発表

2024年4月12日

株式会社NTTデータ

株式会社NTTデータ(以下:NTTデータ)は、国内Salesforceマーケットにおいてリーダーポジションに位置する株式会社テラスカイ(以下:テラスカイ)との資本業務提携契約及び業務提携契約(以下:本提携)を締結することを2024年4月12日に両社で合意しました。本提携により、Salesforceの国内パートナー企業としてエンジニア数、ライセンス再販規模においてNo1となるグループを形成することとなります。世界をリードするCRM(顧客管理)ソリューションSalesforceと、テラスカイのコンサルティング・技術力を組み合わせることで、NTTデータのデジタルサービス提供能力を強化し、営業領域やマーケティング領域をはじめとした顧客企業のCX領域(Customer Experience)変革を支援します。

背景・目的

NTTデータグループは、『情報技術で新しい「しくみ」や「価値」を創造し、より豊かで調和のとれた社会を実現する』の企業理念のもと、ITを駆使した「しくみ」をお客様とともにつくり上げ、稼働後も改善しながら、お客様の事業や社会の発展に貢献してきました。そして、NTTデータは、コンサルティング力やデジタルテクノロジー及びシステム開発力の強化、アセット拡充を進め、さらに日本事業を拡大させていくため、積極的に国内でのM&A投資をしていくことを宣言しています。
このたび、NTTデータにおけるSalesforceのビジネス強化を目的とし、テラスカイの株式及び新株予約権の取得について、両社で合意しました。今後、テラスカイの発行する株式の20.12%を取得します。

テラスカイは2006年創業時からSalesforceに特化して展開しており、国内Salesforceマーケットでのリーダーポジションを築いてきました。最高難易度資格者も国内最大の5名を抱えており、国内で最大規模のSalesforceエンジニアを有しています。また2021年にテラスカイ・テクノロジーズを設立し、Salesforceエンジニアの育成・派遣事業を開始すると共に、首都圏以外の地方拠点でも積極的にSalesforceエンジニアの採用・育成を進めています。更にSalesforceの導入ビジネスだけでなく、mitocoをはじめとしたSalesforceと親和性が高い製品を自社開発・販売での多くの実績を有しています。

デジタルテクノロジーの強化において、テラスカイが有する人材、技術力のみならず導入後の伴走支援・内製化支援サービスは、NTTデータが有するコンサルティング力やSalesforceに留まらないインテグレーション力との相乗効果により、顧客企業のCX領域の変革をエンド・トゥー・エンドでサポートすることが可能となります。NTTデータはSalesforceをはじめとしたCX領域で3年後に500億円のビジネス規模拡大を目指します。

NTTデータ 代表取締役社長 佐々木裕のコメント

「テラスカイグループが当社グループの仲間に加わることを大変心強く思います。当社が日本事業を拡大させるために、Salesforceというデジタルテクノロジーでリーダーポジションにいるテラスカイとの協業は、最適な組み合わせであり、コンサル・導入・効果創出とエンド・トゥー・エンドで迅速かつ強力にお客様のビジネスを支援することが出来ると期待しています。またJSOL・クニエをはじめとしたNTTデータグループ各社だけでなく、今回当社がテラスカイ株式を譲り受けるNTTテクノクロスとも連携し、NTTグループトータルでSalesforceケイパビリティ拡大を推進していきます。」

テラスカイ 代表取締役社長 佐藤秀哉様のコメント

「このたびの提携で両社が一緒にSalesforceマーケットをさらに拡大してくことを期待いたしております。国内外問わず、企業・自治体のDXを推進されているNTTデータには、それぞれの法人が抱える課題とその解決策に関する知見が多く集まっています。また、我々テラスカイとしては、多種多様な業種のお客様にSalesforceを始めとするクラウドサービス導入を数多く支援いたしております。両社の知見を合わせることでお客様、ひいては日本のDXの推進に貢献していきたいと思います。」

テラスカイの会社概要

(1)商号
:株式会社テラスカイ
(2)事業内容
:クラウドインテグレーション、製品開発・販売、コンサルティング
(3)設立年
:2006年3月
(4)本社所在地
:東京都中央区
(5)代表者(CEO)
:佐藤 秀哉(さとう ひでや)
(6)社員数
:1248名(連結 2024年2月末現在)
(7)会社ホームページ
https://www.terrasky.co.jp/

業務提携の内容

NTTデータとテラスカイは、それぞれのSalesforce事業における成長を目的に、Salesforce事業全部についての業務提携を行います。かかる業務提携には、Salesforce事業に関する成長マーケットでの新規サービスの企画・開発、相互のブランド力を活かしたデジタル人材の獲得及び育成、APAC地域への共同事業展開、M&Aの実現、相互の人材活用等を通じた各種プロジェクトにおける連携及び製品・サービスの販売協力を含みます。かかる業務提携を通じて両社の更なる企業価値の向上の実現を目指し、NTTデータは取り組み促進を目的とした、テラスカイへの1名の非常勤取締役の派遣など、戦略的な情報交換を実施していくことに合意しています。

資本提携の内容

NTTデータが、(1)テラスカイの主要株主であるNTTテクノクロス株式会社の保有するテラスカイ株式1,384,600株を東京証券取引所の立会外取引(ToSTNeT-1)により譲り受け、(2)670,000株程度を目安としてテラスカイ株式を市場買付けにより取得し、(3)テラスカイから新株予約権(目的株式数670,000株)の割当てを受けることを予定しています。上記(1)及び(2)の株式数が2024年2月29日現在のテラスカイの発行済株式総数12,866,380株に占める割合は15.97%であり、上記(1)ないし(3)の株式数の合計が、2024年2月29日現在のテラスカイの発行済株式総数に新株予約権の目的株式数を加えた株式数13,536,380株に占める割合は20.12%です。
新株予約権は、原則として、2025年2月期から2027年2月期のいずれかの事業年度において、テラスカイの連結損益計算書における営業利益が一度でも25億円を超過した場合にのみ、これ以降行使できることを行使条件としています。
なお、(1)及び(2)の取得は、金融商品取引法第167条第1項及び同法施行令第31条に規定する「公開買付けに準ずる行為として政令で定める買い集め行為」に該当することとなるため、併せてお知らせいたします。

詳細は下記資料をご覧ください。
Salesforce事業の強化を目的としたテラスカイ社との資本業務提携

今後について

本提携により、NTTデータのデジタルサービス提供能力を強化し、SalesforceをはじめとしたCX領域で3年後に500億円のビジネス規模拡大を目指します。

参考:Salesforceについて

SalesforceはCRMにおいて世界をリードするソリューションであり、多くの企業で顧客接点領域の変革において導入されています。NTTデータは国内のみならず世界27か国でSalesforceに関するコンサルティング・導入支援サービスを展開しており、Nelsonhallの評価ではLeaderポジションを獲得し、グローバルで注力するテクノロジーの一つにSalesforceを位置づけています。国内においてもSalesforceライセンスの顧客企業への販売実績はNo1であり、金融・製造業をはじめとした多くの実績を有しています。

注釈

  • 商品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。

本件に関するお問い合わせ先

報道関係のお問い合わせ先

株式会社NTTデータ
広報部
E-mail:nttdata-pr-inquiries@am.nttdata.co.jp

製品・サービスに関するお問い合わせ先

株式会社NTTデータ
デザイン&テクノロジーコンサルティング事業本部
デジタルサクセスコンサルティングユニット
Salesforceビジネスグループ
朝岡
E-mail:salesforcecrm@kits.nttdata.co.jp

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