「ビッグデータビジネス推進室」の設立について
2013年7月1日
株式会社NTTデータ
株式会社NTTデータ(以下、NTTデータ)は、ビッグデータに関する社内やグループ会社の関係組織を集約した「ビッグデータビジネス推進室」を、2013年7月1日に立ち上げます。
ビッグデータビジネス推進室はデータ活用に長けたスペシャリスト130人を擁し、ビッグデータ分野における顧客企業視点での「潜在ニーズの掘り起こし」、「価値創出/定着化のサポート」、「分野・業界軸での新サービス・ソリューションの整備・展開」をトータルでサポートする組織を目指します。
NTTデータはビッグデータ分野の売上げで、2015年度までに200億円を目指します。
背景
NTTデータは、世界中の"もの"と"ひと"をつないで調和のとれた快適な社会の実現を目指し、M2M(Machine to Machine注)関連のデータやソーシャルメディア等のデータ、顧客企業の基幹システムに蓄積される業務データなどのデータ活用ビジネスを展開してきました。ビッグデータ関連市場は、現在はクラウドの普及やデータプロバイダーによるデータ共有、販売を軸として広がり、中長期では革新的なサービスが登場することで急速な拡大が見込まれます。
一方、ビッグデータ活用への取り組みの必要性を認識しているものの、まだ活用検討段階である顧客企業にとってニーズの発掘から課題解決・価値創造までを支援できるパートナーが求められていると想定しています。
推進室の設立の目的
NTTデータは、データ活用を検討、実行されている顧客企業に対し、マーケットにより近い立場で顧客企業とともにビジネスを検討できる組織の必要性を認識しています。そこでNTTデータは、ビッグデータ関連のケイパビリティーを集約した組織を立ち上げることにしました。
本組織では、顧客企業視点での「潜在ニーズの掘り起こし」、「価値創出/定着化のサポート」、「分野・業界軸での新サービス・ソリューションの整備・展開」をトータルでサポートすることを目的とし、ビジネス創出、分析、基盤構築、ソリューション提供を行ってきたビッグデータ関連組織に加え、M2M関連の推進組織を集約するほか、分析ノウハウに強みを持つ株式会社数理システムとの連携を強化することで、新たなデータ活用によるビジネスを創出します。
特にビッグデータ分野におけるデータ活用という点では、顧客企業単独でのデータ活用だけでは得られる付加価値が小さいと考えており、多種多様な顧客接点を持つNTTデータの強みを生かし、データを保持する企業、ビジネス・インテリジェンス(BI)やビジネス・アナリティクス(BA)に強みを持つ企業、データを活用したい企業など、異なる分野・業界を横断的につなげることで、分野・業界の標準仕様やサービスなどの新たな付加価値を提供できると考えています。
また本組織では、実用化検証をサポートする「データウェアハウス/ビジネスインテリジェンス・ラボ®」を備え、ビッグデータ活用を模索中の企業から既にビッグデータを積極的に活用している企業まで、企業のデータ活用による価値創出、定着化に向けたサポートを可能とします。
今後の展開
NTTデータは、今後ビッグデータビジネス推進室を中心に多種多様な顧客接点を持つNTTデータの強みを生かし、顧客企業向けのサービス、ソリューション提供にとどまらず分野横断、業界横断的な新サービスも含め、顧客企業と共にビッグデータ関連ビジネスを積極的に開拓していきます。
注釈
- 注Machine to Machineの略。無線・有線網を利用し、遠隔の機器とITシステムの間で、人手を介さず行われる双方向通信サービスのこと。
- 「データウェアハウス/ビジネスインテリジェンス・ラボ」は日本国内における株式会社NTTデータの登録商標です。
- その他の商品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。
本件に関するお問い合わせ先
製品・サービスに関するお問い合わせ先
株式会社NTTデータ
ビジネスソリューション本部
ビッグデータビジネス推進室
森本、安藤、吉村
TEL:050-5546-7791