屋内における高精度位置情報ソリューション「BEACON NAVI™」を構築 ～NTTデータ、協和エクシオ、エポネットが連携し、より正確なナビゲーションと行動分析サービスが可能に～

株式会社NTTデータ（本社：東京都江東区、代表取締役社長：岩本 敏男、以下：NTTデータ）と株式会社協和エクシオ（本社：東京都渋谷区、代表取締役社長：小園 文典、以下：協和エクシオ）、エポネット株式会社（本社：埼玉県さいたま市浦和区、代表取締役：丸田 一、以下：エポネット）は、「ビーコン（超低消費電力無線通信技術）」を利用した高精度な位置情報ソリューション「BEACON NAVI^™」を構築しました。

「BEACON NAVI」は、施設に配置したビーコン端末からの情報と屋内地図情報を基に測位補正する技術を用いて、従来の10m超の測位精度に対し、3m程の高精度の測位サービスとフロアを考慮した誘導を可能にします。これにより、施設利用者へのスマートデバイスを通じたナビゲーションサービスや、サービス提供施設へ細やかな位置情報を生かした分析サービス等の提供が可能となります。

NTTデータ、協和エクシオ、エポネットの3社は、今後、流通分野、交通分野、観光分野などの幅広い分野へ本サービスを提供していきます。

近年スマートデバイスの普及により、GPSによる屋外測位と地図情報によるナビゲーションが身近なものとして広く浸透しています。しかし、屋内（建物内、地下街など）での位置情報を利用したサービスにおいては、特定エリアのみでの商品情報やクーポン等の情報提供に留まっています。

NTTデータ、協和エクシオ、エポネットの3社は、位置情報を利用したさらなるサービス拡大のため、高精度位置情報ソリューション「BEACON NAVI」を構築しました。「BEACON NAVI」は、屋内のビーコン端末から発信される情報を基に複数の補正技術を組み合わせることで、専用アプリをインストールしたスマートデバイスに対し高精度の測位サービスとフロアをまたがったナビゲーションシステムを実現します。また、来訪者の行動分析データおよび、屋内の滞留・回遊・導線分析などの高付加価値データを提供します。

今後はNTTデータのオムニチャネルソリューション^注1にビーコンという選択肢が加わることで、これまで以上に店頭とデジタルをまたいだ顧客接点強化が可能になります。

これまでのビーコンでは10m超であった屋内の測位精度を、従来の測位方式に加えて屋内地図情報による補正等の方式により3m程のピンポイントの測位を実現^注2しました。吹き抜け空間等のある複雑な屋内環境においても、現在位置をより細やかに把握できるため、他のフロアにある目的地への誘導も可能となります。

これまでの顧客属性等による分析に加え、位置データを使用した行動分析サービスを提供できます。施設側は来訪者への情報提供だけでなく、特定エリアの利用状況や経路の混雑状況等のデータを活用したマーケティングが可能となります。

本サービスで使用する位置情報データは、端末固有情報などを使用せず、施設内に設置したビーコン端末情報から位置情報を生成するため、対象施設以外での位置情報を取得しません。また、ビーコン認証機能により、特定エリア外でのサービス利用やビーコン情報をコピーするといった「なりすまし」を防止するなど、セキュリティー向上を図っています。

本ソリューションはiOS（ver.7以降）・Android（ver.4.3以降）の双方に対応しています。

NTTデータは情報技術で、世界中の新しい「しくみ」や「価値」を創造し、より豊かで調和のとれた社会の実現を目指しています。お客さまの夢を実現するパートナーとして、提案からシステムづくり、その先の活用に至るまでトータルなサービスを提供しています。またグローバル展開を加速するお客さまのビジネスを世界中でサポートするために、現在日本を除く世界41カ国をカバーするサービス体制を構築しています。

協和エクシオは、高度情報通信ネットワーク社会が進展するなかで、蓄積してきた技術や事業の多様性を発揮し、さらに進化した技術力・施工力を結集しお客様の多様なニーズに応える高品質なサービスを提供いたします。

エポネットは、ジオアプリ開発と建築調査設計を通じて、情報社会における魅力ある空間系デザイン・ソリューションを提供いたします。