信金業界初「バンキング機能付き」スマホアプリを9信用金庫へ提供開始 ~信用金庫と顧客の関係を強化するサービスおよびチャネルを提供~
2017年10月5日
株式会社NTTデータ
株式会社NTTデータ(以下:NTTデータ)は、しんきん共同システムを利用している全国の信用金庫向けのバンキング機能付きスマートフォンアプリ(以下:スマホアプリ)「アプリバンキング」を、2017年10月2日より、ファーストユーザーとして城北信用金庫、多摩信用金庫、浜松信用金庫、三島信用金庫、瀬戸信用金庫、豊田信用金庫、碧海信用金庫、西尾信用金庫、福岡ひびき信用金庫(金庫コード順、敬称略)の9信用金庫に提供を開始しました。
本サービスを導入することで、9信用金庫は、インターネットバンキング未契約の利用者でもリアルタイムで残高・明細が確認できる機能のほか、利用者が指定したタイミングで残高変動のお知らせを送信する機能、生活に密着したキャンペーン情報等をプッシュ通知する機能等が提供可能となり、顧客との接点拡大に活用できます。
NTTデータは、今後も利用者の快適な生活をサポートするサービスを拡充し、信用金庫における顧客との関係強化を支援していきます。
背景および概要
近年のスマートフォンの普及により、消費者のインターネットのアクセス手段は、パソコン(ブラウザー等)からスマートフォン(アプリ等)へシフトしており、企業等では顧客の行動様式に合わせたサービス提供が求められています。特にO2O(Online to Offline)やオムニチャネルに代表されるリアルとバーチャルの連携、スマートフォンをコミュニケーションツールとして活用した顧客接点拡大のニーズが高まっています。
NTTデータでは、これらのニーズに応えるため、しんきん共同システム利用金庫向けにバンキング機能付きスマホアプリ「アプリバンキング」を開発し、2017年10月2日より、ファーストユーザーとして城北信用金庫、多摩信用金庫、浜松信用金庫、三島信用金庫、瀬戸信用金庫、豊田信用金庫、碧海信用金庫、西尾信用金庫、福岡ひびき信用金庫の9信用金庫に提供開始することとなりました。また、他にも多くの信用金庫にて導入が検討されています。
アプリバンキングの概要
信用金庫向けスマホアプリ「アプリバンキング」は、主に「バンキング」「マーケティング」「他サービス連携」の3つのメニューから構成されています。
(1)バンキング「バンキング機能」
- 残高照会・入出金明細照会
顧客のアプリ操作によりリアルタイムでの残高照会・入出金明細照会を行い、アプリ画面上に照会結果(残高・取引明細)を表示します。
- 入出金通知
アプリが定期的に自動で照会を行い、預金口座の最新残高・取引明細を取得し、新たな明細がある場合はスマートフォン画面にポップアップで通知します。
(2)マーケティング「プッシュ通知機能」注
- メッセージ配信機能
アプリにダイレクトにプッシュ通知し、効果的なメッセージ(キャンペーン、商品案内、お知らせなど)を配信します。
- 位置情報連動機能(O2O)
端末の位置情報に基づき、エリアを指定してメッセージを配信します。
(3)他サービス連携「サービス連携機能」
- ポータル画面より、信用金庫の各種コンテンツ(Webサイト、ATM検索、商品検索、口座開設等)へ連携します。
アプリバンキング導入によるメリット
本サービス導入により9信用金庫およびその利用者には、下記のメリットが生まれます。
アプリ利用者
インターネットバンキングの申し込みを行うことなく、スマートフォンから情報を登録するだけで、残高照会や入出金明細照会を行うことが可能になります。また、結婚や子どもの入学などライフスタイル・イベントに合わせた必要な情報を受動的に受け取ることができます。
- (1)いつでもどこでも簡単残高照会
顧客はインターネットバンキングの申し込み手続きをすることなく、スマートフォンから情報を登録するだけで(数分で完了)、場所や時間に関わらずリアルタイムで残高照会や入出金明細照会を行うことができるようになります。
- (2)残高変動の自動受信
口座に入金・出金等の残高変動があったことを指定のタイミングで自動通知するため、利用者は自ら情報を取得することなく入出金があったことを把握することができます。
- (3)ライフスタイルに即した情報の取得
生活に密着したキャンペーン情報や、ローン利率などのお知らせを必要なタイミングで受け取ることができます。
- (4)高セキュリティー
インターネットバンキングと同様のセキュアな環境下での口座情報の照会ができます。
信用金庫
信用金庫と顧客間の接点強化を図ることが可能となり、顧客へ効果的なタイミングで有用な情報を通知することが可能となります。
- (1)導入期間の短縮とコスト削減
信用金庫は本サービスを導入することで、自社独自の構築をする必要がなく、安価かつ短期間に、O2Oに対応した自社のスマホアプリの提供が可能になります。
- (2)マーケティングでの活用
信用金庫の職員が各口座保有者の属性を加味してプッシュ通知を送ることができ、マーケティングのさらなる高度化を実現します。
- (3)各種サービスとの連携・拡張性
信用金庫ポータルアプリとして、顧客のスマートフォンから信用金庫の各種コンテンツと連携可能です。
今後について
NTTデータは、今後もFinTech企業等と連携し、各種申し込み手続きや税公金収納、クーポン、決済など、信用金庫顧客の快適な生活をサポートするサービスを拡充し、信用金庫における顧客との関係強化を支援していきます。
注釈
- 注本サービスでは、プッシュ通知機能に株式会社アイリッジの「popinfo」サービスを利用しています。
本件に関するお問い合わせ先
株式会社NTTデータ
第三金融事業本部
しんきん事業部
信用金庫統括部
コミュニティバンキング企画担当
今泉、小林、椎葉
TEL:03-6717-8436