RPAツール「WinActor」の最新版を販売開始 ~業務自動化における操作性の向上とセキュリティーを強化~
2018年3月2日
株式会社NTTデータ
株式会社NTTデータ(以下:NTTデータ)は、2018年3月1日より、Robotics Process Automation(以下:RPA)ソリューション「WinActor(ウィンアクター)ver5.0」の提供を開始します。
「WinActor」は、Windows端末から操作可能なあらゆるアプリケーション操作を自動化するソフトウエア型ロボットとして国内外で500を超える企業で活用されています。
WinActorはこれまでも多くのお客さまから利用しやすいと評価されてきましたが、より効率的な導入・普及を望むお客さまのニーズを受け、今回シナリオ作成の操作性を強化した機能追加を行いました。また普及に伴って増加が懸念されるロボットの開発、運用、利用に対するリスクを未然に防止するため、シナリオの秘匿化などのセキュリティー機能を拡充しました。さらにMicrosoft Outlook、Microsoft Excelの操作ライブラリーの追加により、効率化を図っています。
今後もNTTデータは、RPAソリューションへの機能追加や他のソリューションとの連携強化など、商品ラインナップの拡充に努め、お客さまによる安全かつ容易な業務自動化を支援していきます。
背景および概要
労働力人口の不足や働き方改革の動きを受け、オフィスでのデスクワークを自動化・効率化するRPAソリューションの普及・浸透が急激に進んでいます。
NTTデータは、2014年11月のWinActor提供開始以降、500社を超えるお客さまへWinActorを提供してきました。多業種のお客さまが利用し、また組織内での利用範囲を拡大する中で、操作性の向上についての要望が高まっています。また利用範囲を拡大する際の課題として、社員が自身で操作できるかという心配やセキュリティーに関する懸念を示されることが増えています。これらのニーズを踏まえ、NTTデータはWinActorの操作性向上、セキュリティー強化版を提供することとなりました。
WinActorについて
WinActorは、NTTアクセスサービスシステム研究所の技術を核に、NTTアドバンステクノロジ株式会社が開発し、NTTデータが販売元として提供している純国産のRPAソリューションです。WindowsOSのサーバーやパソコンから操作可能なあらゆるアプリケーションの操作をシナリオとして記録し、自動実行することが可能です。
特長
WinActor ver5.0の主な特長は、以下の通りです。
シナリオ作成における操作性の強化の内容(一部抜粋)
- シナリオにおける変数使用箇所、ウィンドウ識別名使用箇所等の一覧を出力
- 変数をグループ管理
- サブルーチンに対するパラメーター渡しと返り値の受け取り、部分実行
- 繰り返しにおける回数指定等の設定
- ODBC経由でのDB連携
- ターゲット選択時におけるWinActor画面の非表示
- 操作ライブラリーの追加 等
- Microsoft Outlook:メールの自動保存・自動返信、および予定表の検索・登録を行うライブラリーを追加
- Microsoft Excel:表の列に対する操作を自動化するライブラリーを多数追加
これらの機能はシナリオの作成効率を高めると同時に再利用性を向上し、業務の自動化はより容易なものとなります。
セキュリティー機能の強化の内容(一部抜粋)
- シナリオの編集・閲覧・実行に対し、パスワードロックを追加
- 個人情報保護による出力情報の制限 等
これにより、業務ノウハウそのものであるシナリオ、機密情報の流出や意図しないシナリオの実行を未然に防止することが可能です。
今後について
NTTデータは、RPAソリューションへの機能追加や他のソリューションとの連携強化など、商品ラインナップの拡充に努め、お客さまによる安全かつ容易な業務の自動化を支援していきます。
参考
WinActor Webサイト:
注釈
- 「WinActor」は日本国内におけるNTTアドバンステクノロジ株式会社の登録商標です。
- その他の製品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。
本件に関するお問い合わせ先
製品・サービスに関するお問い合わせ先
株式会社NTTデータ
第二公共事業本部
第四公共事業部
第二統括部
RPAソリューション担当
中川、佐藤、青木、藤枝
TEL:050-5546-7720