「BeSTA FinTech Lab®」にて「Citibeats」の実証実験を開始 ～AIを活用して地域課題を多面的に分析、地域の活性化につながる新たな金融サービス創出を目指す～

株式会社NTTデータ（以下：NTTデータ）は2018年3月28日から6月30日までの間、NTTデータが運営する「BeSTA FinTech Lab^®」内にて、Social Coin社（本社：スペイン・バルセロナ、以下：Social Coin）のAIを活用して地域課題を抽出するソリューション「Citibeats（読み：シティビーツ）」を活用した実証実験を行います。

Social Coinの「Citibeats」は、ソーシャルメディアやブログ、デジタルコミュニティー上に投稿された大量データの中から、対象の都市やコミュニティーに関する投稿を選別し、重要な課題の候補の導出が可能なソリューションで、「BeSTA FinTech Lab」では地域でのワークショップ等の活動と連携することにより、より多面的な観点から地域の課題の抽出・分析ができるようになります。なお、今回の実証実験はNTTデータとSocial Coinで立ち上げた「地域課題発見ラボ」^注との連携による、「Citibeats」活用の第一号案件となります。

NTTデータ「BeSTA FinTech Lab」では、地方銀行のオープンイノベーションの取り組みサポートの一環として、本ソリューションを活用して抽出された地域課題を起点とした新たなサービスの創出の可能性を探り、今後も活動の高度化を図っていきます。

NTTデータで運営する「BeSTA FinTech Lab」では、地域金融機関の抱えている課題の明確化から解決までをオープンイノベーションを通じて実現することを目指しています。2017年11月からは、地域の生の声・課題の把握を目的として、「BeSTA FinTech Lab」にて選択した地域へ訪問を重ねてワークショップやヒアリングを実施してきています。

今回の実証実験では、「地域課題発見ラボ」との連携により、Social Coinの「Citibeats」を活用してソーシャルメディアやブログ、デジタルコミュニティーから抽出された情報を上記取り組みに加えることにより、より多面的な観点からの情報をインプットとして、活動を高度化することを試みます。

本実証実験を通じて得られた課題、新たなサービスアイデアは、「BeSTA FinTech Lab」の活動を通じて、「BeSTA FinTech Lab」に参加する金融機関へ提案を行っていきます。

また、NTTデータは今後も「BeSTA FinTech Lab」において、地域金融機関と地域の活性化につながる新たな金融サービス創出に向けて取り組んでいきます。

スペイン・バルセロナを拠点とするITベンチャー（CEO: Ivan Caballero）。
世界10都市で開催した「第5回豊洲の港から^® presents グローバルオープンイノベーションコンテスト」のグランドチャンピオン企業であり、AIによる地域課題分析、地域住民に社会改善活動に取り組むようモチベートするソリューションを開発しています。

BeSTA FinTech Labは、NTTデータが「豊洲の港から」で培ってきたベンチャー企業とのネットワークを生かし、「最先端の技術と斬新なアイデアを持つベンチャー企業」と「地域に根差した金融機関」を掛け合わせ、今までにない金融関連サービスを創出することを目的に、2016年10月に設立しました。

2017年7月に東京・大手町に常設のオフィスを開設して、参加する金融機関、ベンチャー企業、その他Labに出入りする多様な人材の交流する仕組みによりオープンイノベーションに取り組んでいます。