野村證券の投資情報アプリ「FINTOS!」へAuth0を提供
2021年8月4日
株式会社NTTデータ
株式会社NTTデータ(本社:東京都江東区、代表取締役社長:本間洋、以下:NTTデータ)は、ID管理や認証機能を提供するクラウドサービス「Auth0」注1を、野村證券株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:奥田 健太郎、以下:野村證券)が運営する投資情報アプリ「FINTOS!」に提供します。
「Auth0」は、セキュアな認証機能をクラウドで提供するサービスのため、導入スピードが速いという特長があり、現在9,000社以上が採用しています。また、「FINTOS!」は、投資情報をタイムリーに顧客へ提供し、資産運用をサポートするサービスで安全な利用者認証と、スピード感ある機能実装が必須要件でした。NTTデータは、これらの実現に「Auth0」が適していると考え、当社が保有する同サービスの販売代理店契約を活用し、今回の提供につなげました。
今後、NTTデータでは、認証サービスビジネスを今後5年で10億円規模に拡大していく予定です。
背景
クラウドサービスやSaaSの利用が一般化した状況でのセキュリティーの確保には、いわゆるゼロトラストの実現が求められます。そのためには、クラウド環境でID認証やID・パスワード管理を行うIDaaSの利用が重要な要素となります。また2021年11月に施行される金融サービス仲介法制によって、非金融業の既存サービスに銀行・証券・保険の金融機能が組み込まれるEmbedded Finance注2の本格的な到来が期待されます。非金融業と銀行・証券・保険のサービス連携において、セキュアなID連携や認証認可機能を、より迅速に構築できることが、スピード感のある利用者向けサービスの提供に必要です。
このような認識から、NTTデータは、IDaaSソリューションで9,000社以上に導入実績があるAuth0株式会社と契約締結し、今回野村證券への提供につなげました。
選定理由
Auth0の特長は、ノーコード/ローコード開発にて、構築スピードが速く、自由度が高い、スピーディーに認証にかかわる一通りの機能を実装することが可能な点にあります。また、基盤更改が不要となることによるコスト削減効果や、金融業界が定めるさまざまなセキュリティー基準に準拠し実績が豊富であるという信頼性も、デジタル・トランスフォーメンションを進める野村證券の施策にかなうもので、これらの点が評価され採用に至りました。
NTTデータはこれまで野村證券以外にも、複数の大手事業会社にもAuth0を提供しており、これらの事業者様が提供するサービスにおけるCXの向上に貢献しています。
今後について
NTTデータでは、認証プラットフォームビジネスを今後5年で10億円規模に拡大していく予定です。また、今後重要となる本人確認サービスについて、当社の「BizPICO®」とAuth0との連携を検討中です。
注釈
- 注1Auth0は、アプリケーション、デバイス、ユーザーの認証、認可、そして安全なアクセスのためのクラウドプラットフォームIDaaS(Identification as a Service)です。
- 注2Embedded Financeとは、日常生活において利用する非金融サービスに金融機能を埋め込むことで金融サービスをシームレスに提供することです。
- 「BizPICO」は日本国内における株式会社NTTデータの登録商標です。
- 文章中の商品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。
本件に関するお問い合わせ先
株式会社NTTデータ
第四金融事業本部
金融マーケット事業部
第二統括部
企画営業担当
石土(いしづち)
TEL:050-5546-2408
E-mail:auth0_sales@kits.nttdata.co.jp