AnserParaSOL®で投資信託口座開設時のマイナンバー連携機能を提供 ～郵送手続きを伴う約2週間の口座開設手続きが、オンライン上で1～2日に短縮～

金融機関における投資信託業務の需要が昨今高まっています。資産形成に対する関心の高まりやコロナ禍の経済状況により、投資先として個人の資金流入が増加しています。金融機関もトップライン向上に寄与するサービスとして関心を高めています。
一方で、2016年に投資信託の口座開設時に金融機関のマイナンバー収集が義務化されたため、成約までのハードルが高まっている点が課題になっています。個人がAnserParaSOL上で投資信託口座開設を申し込む際、マイナンバー収集や本人確認のための書類を金融機関に郵送する必要があるため、申し込みから取引開始までに2週間程度のリードタイムが必要です。郵送事務が金融機関の運用において大きな負担にもなっています。
そこでNTTデータはこのたびAnserParaSOLにおいて、投資信託口座開設時にワンストップでマイナンバー申請サービスへの登録まで実施可能なサービスを提供開始します。AnserParaSOLはデジタルバンキングプラットフォームとして、金融機関が契約するさまざまなマイナンバー収集サービスへ口座開設情報を連携します。

本サービスは、利用者がAnserParaSOL上で投資信託口座開設の申し込みを行った際に、住所氏名などの情報を金融機関が契約しているマイナンバー収集サービスへ連携し、投資信託口座開設申し込みをオンライン上で完結させます。

図：投資信託口座開設のフロー

金融機関は、利用者がAnserParaSOLに登録した投資信託口座の開設申し込み内容および、マイナンバー申請サービス上に登録された本人確認情報とマイナンバー情報を確認します。申し込み内容に不備がなければ、後続の投信口座開設業務を実施できます。郵送手続きが不要になるため、これまで2週間程度要していた手続きがオンライン上で1～2日で完結します。利用者は投資信託口座の開設申し込みから1～2日で、投資信託口座を利用し始めることができます。
投資信託口座の開設手続きにかかる期間を短縮することで、口座開設申請者の手続き途中の離脱の減少が見込めるほか、金融機関の郵送等にかかるコストを削減することができます。

2023年度までに15金融機関への導入を目指します。個人の資産形成への関心の高まりや金融機関のトップライン向上への期待感から、ニーズの拡大を見込んでいます。
機能拡張についても検討を進め、普通預金の口座開設などにおいても同様のサービス提供を目指します。

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株式会社NTTデータ
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