豊洲スマートシティにおいて来街者のペルソナに応じたレコメンド情報配信の実証実験を開始 ~エリア回遊の行動変容を促し、快適なエリア回遊や施設の来街者数増加を実現~
2022年12月1日
株式会社NTTデータ
実証実験では、豊洲エリアの都市活動から得られるデータの可視化・分析を行う「バーチャル豊洲ビューアー注3」の構成機能である「BizXaaS MaP® 人流分析注4」により豊洲来街者の行動属性・志向を分析し、その分析結果をもとに構築したペルソナ像に対して場所・時間に沿ったレコメンド情報をプッシュ通知します。プッシュ通知の仕組みには株式会社unerryの「Beacon Bank AD」を活用します。豊洲来街者に対して好みに合った情報を届け、来街者数の増加や快適なエリア回遊などの実現を目指します。
背景
NTTデータが参画する豊洲スマートシティ推進協議会は、豊洲エリアの魅力・施設、スマート化された食や移動等の都市機能をつなぎあわせ、街の課題を解決するとともに、多様な施設・個人が共存共栄しながら、未来の働き方、住まい方、遊び方を実現する「ミクストユース型未来都市」の実現を目指しています。
豊洲エリアは魅力的な商業施設やレジャースポットが充実していますが、場所が分散しているがゆえに回遊性が低いといった課題があります。この現状に対し、NTTデータは豊洲エリア全体で来街者に対してより快適で良質な滞在体験を提供することにより回遊性が促進されるとともに、豊洲エリアへの来街者数自体の増加にもつながると考えています。
本実証実験は、来街者の行動属性や志向などを分析し、その来街者の行動(場所や時間)に応じたレコメンド情報をリアルタイムに配信することにより行動変容を促し、来街動機の促進や回遊性向上に効果をもたらすかの確認を目的に実施します。
実証実験概要
目的 | 来街者へのレコメンド情報提供による来街動機の促進及びエリア回遊の行動変容の効果(送客)を検証する。 |
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期間 | 2022年12月1日から2023年2月28日 |
概要 | ・来街見込み者の予測 ・来街動機の促進 ・エリア回遊の促進 |
参加社 | 清水建設株式会社(ミチノテラス豊洲)、三井不動産株式会社(江戸前場下町)、株式会社PLANETS(チームラボプラネッツTOKYO)、株式会社unerry、株式会社NTTデータ |
注釈
- 注1江戸前場下町は1月下旬までを予定しています。
- 注2「豊洲スマートシティ推進協議会」について
豊洲スマートシティ推進協議会は、2019年に豊洲エリアが国土交通省スマートシティ先行モデルプロジェクトに選定された際、民間13社で設立されました。住民、ワーカー、来街者など多様なステークホルダーが存在し、成長途上にある豊洲エリアにおいて、先進的技術と都市OSを活用し、豊洲に関わる人々の生活を豊かにすること、まちの課題を解決することを通じて、「ミクストユース型未来都市」の実現を目指しています。 - 注3「バーチャル豊洲ビューアー」の概要
バーチャル豊洲ビューアーは、2020年度から2022年度まで続く東京都の補助事業「スマート東京(東京版Society5.0)の実現に向けた先行実施エリアプロジェクト」において当社が構築・実証を行ってきた、豊洲エリアの都市活動データの可視化・分析を行う仕組みです。バーチャル豊洲ビューアーによって様々な分析データを利活用することにより、豊洲エリアの課題解決に貢献することで街の価値向上及び豊洲に関わる多様な人々のQOL向上を目指しています。 - 注4「BizXaaS MaP 人流分析」需要予測サービスの概要
BizXaaS MaP 人流分析需要予測サービスは、2021年10月から提供している高精度・高精細な人流分析の基盤技術、実証により数多くのパターンに対応した需要予測ノウハウ、当社の持つ各種業界向けアセットを集結し、お客様の課題解決を支援するサービスです。
- 「BizXaaS MaP」は日本国内における株式会社NTTデータの登録商標です。
- 「Beacon Bank」は日本国内における株式会社unerryの登録商標です。
本件に関するお問い合わせ先
実証実験に関するお問い合わせ先
株式会社NTTデータ
公共統括本部
第一公共事業本部
モビリティ&レジリエンス事業部
町田
TEL:050-5546-9085
「BizXaaS MaP 人流分析」に関するお問い合わせ先
ソリューション事業本部
デジタルビジネスソリューション事業部
高木、中薗、上田
TEL:050-5546-9940