「ことらWebViewサービス」において税公金納付機能の提供開始

背景・概要

決済インフラ「ことら」は、2022年10月11日より10万円以下の個人間送金を提供しており、アプリ経由で、1回あたり10万円以下の個人間送金を、手数料が無料～少額^注3で利用可能です。また、携帯電話番号やメールアドレス等を指定した送金も可能で、これまでより手軽な個人間送金を実現しています。さらに、2023年4月5日よりeLTAXとの接続がされ、税公金納付書上のQR情報の読み取りにより、税公金の納付が可能となります。
事業者において、「ことら」を通じた税公金の納付サービスを提供する際には、QRコードの読み取り画面や納付画面など新たに画面の開発をする必要があり、その対応負担が懸念されています。
NTTデータにおいて2022年11月20日より提供している「ことらWebViewサービス」では、事業者の「ことら」対応にかかる負担を軽減し、「ことら」の普及促進に貢献するため、事業者による「ことら」対応アプリ提供に必要な機能を備えております。「ことら」のeLTAX接続に伴い、「ことらWebViewサービス」においても、2023年4月5日よりQR税公金の納付を可能とする機能の提供を開始します。

機能・特長

1．ことらWebViewサービス税公金納付機能

事業者が提供するアプリで「ことら」を用いた税公金納付サービスを実装する際に必要となる、アプリ画面および「ことら」のシステムとの接続に必要となるAPI機能まで一括で提供します。
提供するアプリ画面は、税公金納付書上のQRから納付情報取得し、納付処理を行う一連の画面です。

図：「ことらWebViewサービス」税公金納付画面イメージ

2．My Pallete税公金納付機能

バンキングアプリMy Palleteでも税公金納付機能のオプションサービスを追加します。
これにより金融機関はバンキングアプリ上で容易に税公金納付機能のサービスを追加することができ、既に対応しているモバイルレジやペイジーに加えて様々な収納業務に対応します。
ユーザーはMy Palleteを利用した金融機関のバンキングアプリ上で納付書記載のQRコードを読み取ることで、対象税目の納付手続きが可能となります。支払い様式に応じて容易に納付ができます。

今後について

今後、NTTデータは、2025年度までに幅広い事業者への「ことら WebView サービス」と「My Pallete」の提供を通じて、新しい送金方法「ことら」の普及促進と、多様化するユーザーの送金ニーズへの対応とさらなる金融取引の活性化に貢献します。