新しい働き方を創出するBXOに3つの新サービスを提供開始

~多様な働き方によるコミュニケーションやコラボレーションの課題を解決~

トピックス

2023年9月29日

株式会社NTTデータ

株式会社NTTデータ(以下:NTTデータ)は、10月1日より、新しい働き方を創出するエンタープライズ・プラットフォームBizXaaS Office®(以下:BXO)の新サービスとして、最新テクノロジーで従業員EX向上に貢献するBHWE(BXO Hybrid Workspace for Employee Experience)の、BXO Well-Beingのカテゴリーに、従業員視点の個別・支援型マネジメントを実現する「Kakeai」を追加、BXO Cross Reality(XR)のカテゴリーに仮想コラボレーションとリアルタイムシミュレーションのための「NVIDIA Omniverse™」を追加します。また、ゼロトラストネットワークの考え方に基づいて、企業におけるクラウド活用時のセキュリティー管理を実現するBXO Managed Workspace Security(以下:BMWS)の、BXO Managed CASB/SWGおよびBXO Managed SDP/ZTNAの機能強化のため、セキュリティーを担保しつつ生産性向上を実現する「Island」を追加します。
これらのサービスは、雇用を取り巻く環境、事業環境が目まぐるしく変化していく中で、ハイブリッドワーク等の多様な働き方でみられる、コミュニケーションやコラボレーション、セキュリティーなどの課題を解決し、生産性を向上させるためのサービスです。NTTデータにて昨年度定めた標榜「Work Re:Invention注1」を推進していくためのサービス拡充となります。
今後も、この考えに基づいたサービスの拡充を行い、企業のさらなる生産性向上と従業員の満足度向上に貢献します。

背景

パンデミックを経て、急速に世界が変化した近年において、企業における従業員の働き方も大きな変化を求められました。NTTデータでは、2022年度より、企業の生産性向上と従業員の働き方満足度向上を支援・向上させることで企業競争力を向上させる「Work Re:Invention」を定め、この考えに基づき、BXOのサービスラインナップ拡充を図っています。
そんな中、働き方の多様化で出社とリモートワークが混在するハイブリッドワークが定着したものの、働く場所が分散したことで、対面での気軽な相談・雑談がしにくくなり、マネージャーと部下間のコミュニケーションが不足している、BYOD端末などを活用したいがセキュリティー強化の対策が難しい、といった自社内コミュニケーションやコラボレーション、セキュリティーを中心に課題が顕在化しています。
このような課題を解決するため、BXOの新サービスとして、BHWEの「BXO Well-Being」のカテゴリーに従業員視点の個別・支援型マネジメントを実現する「Kakeai」、「BXO Cross Reality(XR)」のカテゴリーに仮想コラボレーションとリアルタイムシミュレーションのための「NVIDIA Omniverse」を追加し、BMWSのBXO Managed CASB/SWGおよびBXO Managed SDP/ZTNAの機能を強化するため、セキュリティーを担保しつつ生産性向上を実現する「Island」の3つのサービスを追加します。

図1:BXOラインナップ図(赤枠が新サービス追加になるカテゴリー)

図1:BXOラインナップ図(赤枠が新サービス追加になるカテゴリー)

概要

今回BXOに追加する新サービスの特長は以下の通りです。

1.BHWEの「BXO Well-Being」に追加する新サービス

Kakeai

1on1ミーティング注2の属人化を防ぎ、組織に定着させるための支援ソリューションです。
ハイブリッドワーク等の働き方が普及する一方、パンデミック前の何げなく行っていた、気軽な相談・報告・雑談がしにくくなり、マネージャーと部下間のコミュニケーション不足、勤務状況の把握やメンタルケアが難しいなどの課題が生まれています。
Kakeaiは、従業員視点での個別・支援型マネジメントを提供します。事前にKakeai上で、部下が話したいトピックや、トピックごとにマネージャーに期待する対応(アドバイスが欲しい、一緒に考えてほしい、話を聞いてほしい等)を選択します。実際の1on1が始まると、マネージャー側にも対応するためのヒントが表示されるなど、部下・マネージャーともにスムーズで手ごたえのある1on1の実施を支援します。1on1後、マネージャーはKakeai上に匿名で蓄積されるデータやAIから改善方法をつかむことができます。これらにより、階層&報告型からフラット&支援型へのマネジメントへのシフトに貢献します。

図2:Kakeai概要図

図2:Kakeai概要図

2.BHWEの「BXO Cross Reality(XR)」に追加する新サービス

NVIDIA Omniverse

仮想コラボレーションとリアルタイムシミュレーションのためのオープンプラットフォームです。
労働人口が減少する中、企業は、人同士のコラボレーションの円滑化、人とロボットの協働、働く人の安全性や快適性向上など、生産性が高く、魅力的な労働環境を模索する必要がでてきています。そんな中、3Dデータを扱う製造業や建築業などでは、モデルの設計や作成など各ステップでさまざまなアプリケーションを使用しており、共同作業を行う現場では、それぞれのアプリケーションに合わせたファイル変換やレビューに手間や時間がかかるといった課題があります。
NVIDIA Omniverseは、データ形式を統一化しクラウド管理することで、人や企業をまたいだデータ流通を可能にします。さまざまなアプリケーションと連携が可能なため、複数のクリエイターが異なるアプリケーションを使いながら、一つのクリエイティブを同時に操作でき、生産性向上に貢献します。また、作成したデータを統合し、単一のインターフェースで確認することが可能なため、稼働開始前にデジタル空間上で検証や不具合を予見し、対処/解消しておくことができ、設備入れ替え後に発生する現場での停止時間を最小限に抑えるなど、生産性の向上が期待できます。

3.BMWSの「BXO Managed CASB/SWG」および「BXO Managed SDP/ZTNA」に追加する新サービス

Island

企業が必要とするセキュリティー機能を実装したエンタープライズブラウザーです。
働き方の多様化で生産性やエンゲージメント向上を可能にする「デジタルワークスペース」が注目されています。しかし、既存環境ではセキュリティー対策が不十分なこと、BYOD端末や委託先端末といった非管理端末では、社外ネットワークからの攻撃、持ち出し端末の情報把握、インシデント発生時の端末回収などの手間から、セキュリティー強化が難しいといった課題があります。
Islandでは、SWG/CASB機能やZTNA機能等を備えたクラウドベースのソリューションで、場所を問わずセキュアなインターネット接続を実現します。組織のコアセキュリティーニーズ(制御、可視性、ガバナンス)の機能がすべてIslandブラウザーに組み込まれているため、Islandのみで、いつ、だれが、どのアプリケーション/Webサイトで、何の操作をしたのかを把握することができ、これまでセキュリティー担保が難しかったBYOD端末や委託先端末についても簡単に導入ができます。また、豊富なセキュリティー機能を細かく組み合わせることができるので、セキュリティーを担保しつつ生産性向上も実現します。

図3:Island概要

図3:Island概要

今後について

今後もNTTデータは、企業の生産性向上と従業員の働き方満足度向上を支援し、それらを向上させることによりさらに企業競争力も向上させる「Work Re:Invention」の推進を行うため、段階的なサービス拡充を図っていきます。

注釈

  • 注1 「生産性、安全性、柔軟性、エンゲージメントをおろそかにしないことが企業価値に直結する。従業員に、より良い働き方を提供できる企業になることが、企業競争力、企業価値の向上に結びつく。」という概念に基づき、これからの新しい働き方を再定義する標榜。
  • 注2 業務の指示・判断を目的とした会議ではなく、部下の成長やモチベーション支援を目的とした定期的な面談のことで、近年注目されています。
  • 「BizXaaS Office」および「BXO」は日本国内における株式会社NTTデータの商標または登録商標です。
  • その他の商品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。

本件に関するお問い合わせ先

株式会社NTTデータ
ソリューション事業本部
デジタルビジネスソリューション事業部
根岸、服部

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