「自社Pay」を実現するスマホ決済プラットフォーム「CAFIS Pitt®」が「d払い®」、後払い決済「atone®(アトネ)」にも対応

~今後さらに対応するスマホ決済サービスを拡充予定~

トピックス

2023年11月13日

株式会社NTTデータ

株式会社NTTデータ(以下、NTTデータ)が提供する、「自社Pay」を実現するためのスマホ決済プラットフォーム「CAFIS Pitt®」は、2023年11月13日より、株式会社NTTドコモ(以下、ドコモ)のスマホ決済サービス「d払い®」、および株式会社ネットプロテクションズ(以下、ネットプロテクションズ)の後払い決済サービス「atone®(アトネ)」に対応します。
CAFIS Pittは、小売事業者等が提供する会員アプリに決済機能を搭載し、アプリ内で支払いまで完結できる、いわゆる「自社Pay」向けの決済プラットフォームです。2019年11月よりサービスを開始しており、これまでクレジットカード決済や銀行口座決済(Bank Pay)、プリペイド決済に対応してきました。
「自社Pay」は、店舗レジでQRコードやバーコードを提示するだけで、ポイント付与、クーポン利用等と決済を一度に完了できる仕組みとして、昨今小売事業者を中心に採用が拡大しています。
今回「d払い」と「atone」への対応を行うことで、各事業者の「自社Pay」のさらなる利便性の向上に貢献します。2023年度中には他のスマホ決済サービスにも対応する予定で、決済手段の拡充とともに導入時の開発負荷を軽減する機能の追加等も進めていきます。

背景

昨今、小売事業者を中心に自社名などを冠とした「~Pay」(ここでは「自社Pay」と記述)と呼ばれる、バーコードやQRコードによる決済機能を備えた会員向けアプリの提供が増加しています。「自社Pay」を利用する場合、消費者はレジでQRコードやバーコードを提示するだけで、会員証、ポイントカード、クーポンといったさまざまな機能の利用と同時に決済を行うことができます。このように、「自社Pay」は消費者の利便性向上、スムーズな購買体験を実現すると当時に、事業者にとってもレジの混雑緩和とスマホアプリを通じた柔軟なキャンペーン運用の実現につながるため、従来のキャッシュレス決済サービスを導入済みの事業者を中心に導入が広がっています。
CAFIS Pittは、「自社Pay」の決済機能を支えるスマホ決済プラットフォームです。事業者は自社アプリと本サービスを連携させることで、個別に決済機能の開発をすることなく「自社Pay」アプリを提供することが可能となります。なお、CAFIS Pittは、2023年10月時点で自社Payサービス市場全体の約60%のシェアを占めています。

概要

NTTデータは2023年11月13日より、CAFIS Pittで対応可能な決済手段として、ドコモが提供するスマホ決済サービス「d払い」および、ネットプロテクションズが提供する後払い決済サービス「atone(アトネ)」を追加します。
これにより、本サービスが対応する決済手段は、クレジットカード決済、銀行口座決済(Bank Pay)、プリペイド決済、スマホ決済(QR/バーコード)、後払い決済の5種類となります。

クレジットカード VISA、Mastercard、JCB、American Express、Diners Club
銀行口座 Bank Payに対応する297金融機関(2023年10月31日時点)の口座
ハウスプリペイド NTTデータが提供するPaySpremeHouseにて運営するハウスプリペイド
スマホ
(QR/バーコード)
d払い、他のスマホ決済(2023年度中提供予定)
後払い atone
図1:CAFIS Pitt概要図

図1:CAFIS Pitt概要図

今後について

NTTデータは、2023年度中に、CAFIS Pittの決済手段としてスマホ決済サービスをさらに拡充していきます。今後、対応する決済手段や機能の拡充により自社Payの魅力を高め、2027年までに100件の小売事業者へ導入することを目指します。NTTデータは、本サービスを活用した「自社Pay」を通じ、顧客の多様なニーズに応じた新しい購買体験の実現に貢献していきます。

(参考)CAFIS Pittを利用している、各社「自社Pay」の例

  • 株式会社パルコが顧客向けに提供するスマホアプリ「POCKET PARCO」内で展開する「ポケパル払い」
  • 株式会社ヤオコーが顧客向けに提供するスマホアプリ「ヤオコーアプリ」内で展開する「ヤオコーPay」

図2:ポケパル払い

図3:ヤオコーPay

d払いについて

「d払い」とは、日々のお買物に便利な機能と、あんしん・安全のセキュリティ・サポートがそろったスマホ決済アプリです。街のお店やECサイトなどのお買物でdポイントがたまるだけではなく、お支払いに充当することもできます。また、ドコモの回線をご利用の方は月々の携帯電話料金と合算してのお支払いが可能です。
詳細はこちら:https://service.smt.docomo.ne.jp/keitai_payment/

atoneについて

「atone」は、通販・実店舗ともに使えるスマホ活用型後払い決済サービスです。購入者はお買い物をした後で代金を支払うことができ、銀行口座やクレジットカード情報の登録やチャージも不要で、すぐに利用可能となります。一方、atoneを導入した通販事業者は、取引成立直前に購入者が離脱してしまう「カゴ落ち」を防止でき、売り上げロスの減少につながります。実店舗では、クレジットカードを保有しているが使わない購入者を取りこぼすことなく、店舗のキャッシュレス化を推進できます。ポイントプログラムも導入しているため、新規獲得・リピート率UP・購買単価の向上にも貢献します。
詳細はこちら:https://atone.be/

注釈

  • 事業者が自社実店舗での決済機能を提供するスマホアプリサービスで、決済手段としてクレジットカードや銀行口座等の外部決済手段による決済、もしくはプリペイド残高へのチャージを可能とするサービスを「自社Payサービス」と定義した上で算出したシェア。この定義による「自社Payサービス」は2023年10月31日時点で36あり、このうち21がCAFIS Pittを導入しています。(自社調べ)
  • 「CAFIS Pitt」は日本国内における株式会社NTTデータの登録商標です。
  • 「d払い」は、株式会社NTTドコモの登録商標です。
  • 「atone」は、株式会社ネットプロテクションズの登録商標です。
  • その他の商品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。

本件に関するお問い合わせ先

株式会社NTTデータ
ペイメント事業本部
カード&ペイメント事業部
コマーシャルペイメント統括部
イシュイングソリューション担当
中村、柴
E-mail:pitt@hml.nttdata.co.jp

ニュースについて

ニュースに掲載されている、サービス内容、サービス・製品の価格、仕様、お問い合わせ先、その他の情報は、発表日現在の情報です。その後予告なしに変更となる場合があります。また、ニュースにおける計画、目標などは様々なリスクおよび不確実な事実により、実際の結果が予測と異なる場合もあります。あらかじめご了承ください。

ニュースメール配信

ニュースの更新状況をいち早くお知らせするために、メール配信を行っております。

イベント・セミナー

NTTデータが出展・講演するイベント・セミナーの情報をご覧いただけます。