信用金庫業界向け、メタバースなど空間コンピューティング活用の共同検討を開始

背景

昨今、地域社会および信用金庫業界では、生産労働人口の減少、中小企業の減少、国内金融政策への対応、気候変動リスクへの対応等、多くの課題があります。
島田掛川信用金庫では、「お客さまと共に成長するSHINKINBANK」という経営ビジョンのもと、地域社会の課題に対し、地域の中小企業、個人の方と協力しながら解決に取り組んでいます。
NTTデータでは、空間コンピューティングの持つ「高い臨場感・没入感」、「メタバース的な空間演出」、「リアルではできない行動・体験」等の特性を活用し、テクノロジードリブンでさまざまな課題の解決を目指しています。
地域に根差しお客さまに寄り添ってきた信用金庫だからこそ、空間コンピューティングを活用し対面により近い新たな顧客接点を創出し、地域や業務の課題解決を実現するため本取り組みを開始します。

概要（特長）

本取り組みは、島田掛川信用金庫が信用金庫業界・信用金庫業務の知見を提供し、NTTデータはこれまで研究開発を進めてきたメタバースやAR・VRなど空間コンピューティングに関する技術・ノウハウを提供します。両社の知見・アセットを掛け合わせることで、信用金庫ビジネスの変革や信用金庫業界が目指す地域課題解決を実現するユースケース創出を検討します。

具体的な取り組み内容は、主に「インプットセッション」、「ワークショップ」、「クイックプロトタイピング」の3つから構成されます。最終的な成果報告として、ブラッシュアップされたユースケースの実現に向け、ロードマップ・企画書を作成する想定です。期間は約2カ月間の予定です。

図1：本取り組みの主な流れ

下記の通り、現時点で想定しているユースケース案は、適用規模に応じて段階的に検討していく予定です。

図2：空間コンピューティングを活用したユースケース案

今後について

両社は、空間コンピューティングの実業務への適用を進めるとともに、今後もお客さま・地域の課題解決のパートナーとして、信用金庫業界および地域社会の発展に貢献していきます。