経営者層のセキュリティ対応力を高める人財育成講座の提供開始
トピックス
2025年5月21日
株式会社NTTデータ
株式会社NTTデータ(以下、NTTデータ)は、企業のセキュリティ人財を育成する研修プログラム「CybersecAcademy®(読み:サイバーセックアカデミー)」注1において、2025年5月22日より経営者層を対象とした「CISO(最高情報セキュリティ責任者)講座」の提供を開始します。「CISO講座」は、グローバルセキュリティエキスパート株式会社(以下:GSX)が開発・提供しており、経営者自身のセキュリティ対応力を高め、平時のセキュリティ対策からサイバー攻撃状況下における適切な状況把握と判断を行える人財を育成するプログラムです。
背景
急速なデジタル化やAIの発達等でサイバー攻撃は日々進化しており、国民生活や社会経済に多岐にわたる深刻な影響をおよぼし、社会全体に脅威を与えています。一方で、企業は深刻なセキュリティ人財不足に陥っています。
NTTデータではサイバーセキュリティサービス「UnifiedMDR®(読み:ユニファイドエムディーアール)」注2を提供しており、そのメニューの一つとして、不足が顕著なセキュリティ人財の育成を目的とした研修プログラム「CybersecAcademy」を2024年から展開しています。CybersecAcademyはNTTDATA-CERT注3の知見を研修化し、グローバルで戦えるSOC/CSIRT注4要員の育成を目指すものです。
ITシステムが企業活動の根幹を担う昨今において、サイバー攻撃への対処は、経営者自らがシステムの停止・業務復旧などの陣頭指揮を執る必要に迫られるビジネスレジリエンスに直結した経営課題の一つです。NTTデータは経営者がインシデント発生時に速やかに状況を把握し、適切な判断を下すためのサイバーセキュリティサービスを提供するとともに、GSXと連携し、経営者をサポートするセキュリティ人財の育成に取り組んでいます。これまでもGSXとのパートナー契約に基づき、同社が提供するセキュリティ資格認定講座「SecuriST」や国際的権威の高いEC-Council公式トレーニングを採用してきましたが、今回CISO講座をラインナップに加えることで、慢性的なCISOの人財不足解消とビジネスレジリエンス注5の実現に寄与します。
概要
NTTデータは2025年5月22日より、CybersecAcademy内にGSXが提供する経営者層に向けた最高情報セキュリティ責任者育成プログラム「CISO講座」を開設します。
本講座は、企業の情報セキュリティをつかさどるCISOまたはCISOを支える人財を対象に設計された専門講座です。CISOが身につけるべき知識や行動とは何かについて、経営者として理解しておくべきポイントを分野ごとに短時間で学習できる内容です。

今後について
CybersecAcademyにはEC-Council公式トレーニングのCCT(Certified Cyber Security Technician)講座などGSXが提供する16講座があり、これまでに合計576名が受講しています。NTTデータはGSXが提供するセキュリティ資格認定講座の有用性を認識しており、今後も両社で多様な人財に必要なスキルを効率よく育成する講座を提供します。
NTTデータは、ますます複雑化、巧妙化、対象範囲が拡大するサイバー攻撃に対処するお客さまのニーズに応え、さらなる価値を提供し続けます。豊富なセキュリティ技術と知見を活用し、社会全体に還元することで、安心・安全な社会の実現に寄与していきます。
エンドースメント
この度NTTデータ様に当社が提供するセキュリティ資格認定講座・セキュリティ人材育成講座をご採用いただけたことを大変嬉しく思います。NTTデータ様およびグループ企業様は多くのエンジニアを有していらっしゃり、また、全国各地の企業様にシステム開発・運用を支援していらっしゃいます。NTTデータ様およびグループ企業様の皆様に、GSXが提供する教育講座をご受講頂けることで、セキュリティにより一層配慮されたシステム開発・運用が提供されることと確信しております。GSXはNTTデータ様と連携し、セキュリティ人材の育成を強力に推進して参ります。
グローバルセキュリティエキスパート株式会社 代表取締役社長CEO 青柳 史郎
グローバルセキュリティエキスパート株式会社について
- 会社名:
- グローバルセキュリティエキスパート株式会社
- 東京本社:
- 〒105-0022 東京都港区海岸1-16-1 ニューピア竹芝サウスタワー10F
- 代表者:
- 代表取締役社長 青柳 史郎
- コーポレートサイトURL:
- https://www.gsx.co.jp/
注釈
-
注1
CybersecAcademyの詳細は以下をご覧ください。
https://www.nttdata.com/jp/ja/lineup/cybersecacademy/ -
注2
UnifiedMDR for Cyber Resilienceの詳細は以下をご覧ください。
https://www.nttdata.com/jp/ja/lineup/unifiedmdr/ - 注3 NTTデータグループのCSIRT組織(コンピューターセキュリティインシデント対応チーム)。平時より、国内外の組織と連携し、セキュリティインシデントの未然防止およびその対応に当たっています。
- 注4 SOCはSecurity Operation Center、CSIRTはComputer Security Incident Response Teamの略で、いずれもセキュリティ対策の組織です。SOCが脅威の検知や分析、セキュリティ対策の提言などセキュリティインシデントを未然に防ぐ・発生時にそれを発見するチームであるのに対し、CSIRTは主にインシデントへの初動対応、被害拡大の防止、再発防止策の検討など、インシデントが発生した後の処理を担います。
- 注5 ビジネスレジリエンスとは、企業や組織がサイバーセキュリティを含むさまざまなビジネス上での危機や困難に直面した場合にあっても、被害を最小に留め、復旧を迅速に行うことで、事業を継続させる能力を指します。
- 「CybersecAcademy」は日本国内における株式会社NTTデータの登録商標です。
- 「UnifiedMDR」は日本国内における株式会社NTTデータの商標です。
- その他の商品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。
本件に関するお問い合わせ先
株式会社NTTデータ
テクノロジーコンサルティング事業部
CybersecAcademy事務局
E-mail:grsecurityacademy@am.nttdata.co.jp