金融業界最大規模の生成AI人財育成アカデミーをりそなグループに提供

~生成AIを起点とした業務変革を担う中核人財を継続的に育成~

トピックス

2025年12月3日

株式会社NTTデータ

株式会社NTTデータ(以下、NTTデータ)はりそなグループ各社(以下、りそなグループ)に対して、生成AI人財育成アカデミー(以下、本アカデミー)を2025年12月より開始します。
本アカデミーは、生成AIを活用した業務プロセスの変革やお客さま体験価値の向上を各組織が自律的に推進できる人財の育成を目的としており、第1期として、2025年12月より約2カ月間の集合研修を開始し、短期間で実践力を備えた人財の創出を目指します。以降、2026年度も本アカデミーの継続した開催を通じて、りそなグループの各社・各部門で生成AI活用をリードする中核人財層の形成を図ります。これにより、りそなグループにおける生成AI活用を加速し、生成AIを標準装備する組織への変革を推進するとともに、サービス・業務の両面での改革を通じてお客さまへの提供価値向上を支援し、りそなグループが掲げる「リテールNo.1」に向けた取り組みを後押しします。
NTTデータは、りそなグループの生成AI活用、さらにはビジネスの成長を支える戦略パートナーとして、グループ全体の業務革新と新たな顧客価値創出を継続的に支援していきます。

背景

生成AIは業種を問わずビジネスへの活用が急速に進展しており、業務効率化や新たなサービス創出などを目的に導入が加速しています。一方で、本格的な活用に向けては、技術特性への深い理解が不可欠であり、理解の有無が業務プロセス変革の成否を大きく左右します。業務で生成AIを自律的に企画・実装できる人財の育成は、多くの企業にとって喫緊の課題となっています。
りそなグループは、価値創造型の働き方を実現するために生成AIの標準装備化を加速させており、社内業務の効率化にとどまらず、商品・サービス・顧客接点領域にも生成AIの活用範囲を広げ、お客さまへの提供価値の向上を目指しています。グループ内には生成AIに関する専門組織「生成AI CoE注1」を2024年度から設置し、生成AIに関する人財育成、活用戦略の策定、環境整備、ガバナンス構築、現場利活用の促進までを包括的に推進しています。また、全社員約30,000名が定常業務で生成AIを活用できる基盤づくりを進め、そのうえで、高度な技術理解と企画力を備えた中核人財の育成を重点テーマとしています。
NTTデータは、生成AIの技術特性と業務適用の双方に関する豊富な知見を有し、先進的なテクノロジーパートナーとの協業を通じて蓄積したナレッジを強みに、多様な業界における生成AI活用を推進しています。加えて、長年にわたりりそなグループのITサービスを支えてきた経験を通じて深い業務理解を培っており、こうした業務理解とAIケイパビリティを組み合わせることで、生成AI CoEの取り組みをはじめとする生成AI活用の高度化を支援してきました。また、NTTデータは現場経験を体系化した実践知主導の独自コンテンツを生かした人財育成にも注力しており、企業内での活用定着と価値創出を見据えた取り組みを展開しています。こうした知見と実績を背景に、りそなグループの生成AI戦略を支える人財育成施策の一環として、本アカデミーの提供に至りました。

図:生成AI活用ロードマップ全体概要とNTTDATAの提供価値

アカデミーの特長

本アカデミーは、生成AIを活用した企画・開発をリードできる高度人財を体系的に育成するもので、以下の特長を備えています。

1.現場活用を主導する即戦力人財を短期間で育成

短期間での定着に向けて「学ぶ」→「使う」→「実践する」のサイクルで学習能率の最大化を狙います。「実践する」フェーズでは、りそなグループの実際の業務課題を題材に、グループワーク形式で生成AIを活用した新たなサービスの創出や業務改革の企画案創出から経営層への提案まで行います。これにより、業務課題解決に直結する人財の育成を図ります。

2.高度人財の戦略策定から現場定着まで一体的に支援し、りそなグループに最適化

到達すべき生成AI人財像の定義、計画の達成に向けたスキルマッピング、カリキュラム設計、教材・講師の提供、アカデミー運営、評価レポートによる成長の可視化、ユースケースの企画・開発支援まで一貫して支援します。りそなグループ固有の利用環境・セキュリティーポリシー・受講者の技術習得状況に合わせてコンテンツを最適化し、アセスメントによる習熟度の可視化とフォローアップを組み合わせることで、りそなグループへの最適化と育成成果の定着を図ります。

3.技術とビジネスの両輪で実効性を高めるプログラム構成

実効性の高い生成AIの活用には、技術知識だけでなく、業務課題の発見や価値創出のビジネス観点を併せ持つことが不可欠であることから、本アカデミーでは技術とビジネスの両面を統合的に習得する構成としています。
技術面ではAIエージェント注2開発やAPI注3連携など、業界の先端を走るテクノロジーパートナーとの協働で得られた最新の知識や事例を反映するとともに、ビジネス面ではコンサルティング、BPR、サービスデザイン、リスク&ガバナンスなど実際の業務適用に向けたスキルを体系的に習得します。これにより、技術・ビジネス両面から実効性のある生成AI活用力を育成します。

今後について

NTTデータは、2026年度もりそなグループに本アカデミーを継続して提供し、同グループにおける新サービスの企画立案や業務プロセス改革の中心的な役割を担う生成AI人財の育成、その先に見据えるお客さまへの提供価値の向上に取り組みます。また、両社は、長期的なパートナーシップのもと、生成AIを起点として金融ビジネスの高度化を進め、業界全体のデジタル変革をけん引していきます。

NTTデータグループが描くAI活用の未来

NTTデータグループは、積極的なAI活用の推進とガバナンスの両輪でお客さまのビジネス、当社のビジネスの変革を推進します。お客さまのビジネスでは、AIエージェントが指示に応じ自律的に対象業務のタスクを抽出・整理・実行する「Smart AI Agent®注4」の実現をめざします。当社のビジネスでは、ソフトウェア開発の大幅な生産性向上や実践的AI人財の育成を加速します。これらを通じて、AIネイティブな業務プロセス改革に取り組み、人手不足等の社会課題解決に貢献するとともに、人が付加価値の高い業務領域に注力できる世界を実現していきます。

注釈

  • 注1 CoE(Center of Excellence)とは、企業や組織内で特定の分野に関する専門知識などを集約し、全体に展開するための中核的な組織や機能です。
  • 注2 AIエージェントとは、人工知能を活用して自律的にタスクを実行するソフトウェアやシステムの総称です。
  • 注3 API(Application Programming Interface)とは、異なるシステムやアプリケーション同士が機能やデータをやり取りするための仕組みです。
  • 注4 Smart AI Agent:AIエージェント(AI Agent)| NTTデータ - NTT DATA
  • 「Smart AI Agent」は、株式会社NTTデータグループの英国および日本国内における登録商標、米国、欧州連合における商標です。

本件に関するお問い合わせ先

株式会社NTTデータ
第一金融事業本部
金融ITマネジメント事業部
西川、宗村
E-mail:itmgenai@hml.nttdata.co.jp