NTTデータとユーザベース、Speeda AI Agentを軸とした生成AI活用での連携を強化

背景

生成AIの普及により、企業の意思決定の質とスピードを生成AIで飛躍的に向上させるニーズが高まる一方で、生成AIの出力品質や信頼性、誤情報（ハルシネーション）などが大きな課題となっています。
特に経営判断や事業戦略策定等、重要業務に生成AIを活用する際は、生成AIに対して、「いかに信頼性の高い社内外のデータを読み込ませることができるか」が、生成AI活用成否を左右する重要な要素となります。
また、生成AIを企業内で効果的に活用するには、業務プロセスを再設計し、新たな業務プロセスに最適化されたAIエージェントを設計・整備することが必要です。
ユーザベースは、経済情報プラットフォーム「Speeda」を展開し、17年以上にわたり蓄積した経済・企業情報やレポートを基盤に、企業の意思決定や調査・分析業務を支援してきました。さらに、これらの経済情報基盤（データ・コンテンツ・ナレッジ）に生成AIを組み合わせ、経営企画・事業開発・研究開発・法人営業における調査・分析業務を効率化するSpeeda AI Agentを提供しています。
また、NTTデータは、コンサルティング力、企業データをセキュアに活用する技術、高信頼なデータガバナンス基盤を組み合わせ、AIエージェントを含む生成AIサービスを提供し、Smart AI Agent^®の世界を実現しています。これまでも、NTTデータは生成AIに読み込ませるデータバリエーションを増やすため、信頼性が高い各種データを保有する企業との連携を進めてきました。
今回、Speeda AI Agentと連携することで、NTTデータが提供する企業向け生成AIサービスに、Speeda AI Agentが持つ構造化データや独自データ、各種調査・分析業務に特化した専門Agent機能を加えることができ、社内外データを統合的に用いた生成AI活用において信頼性と質の向上のみならず、生成AI活用をベースとした業務プロセスの実現にも寄与できるようになります。

概要（特長）

今後について

両社は今後、経営インテリジェンスを加速するサービス提供に関する連携強化を図るとともに、データと生成AIを掛け合わせた新たな活用モデルの検討を進めます。お客さまが安心して生成AIを業務に取り入れられる環境を整備し、持続的な企業変革と社会全体のデジタルトランスフォーメーションに貢献していきます。