AWSサービスをお客さまグループ企業共通の同一条件で利用できる包括提供契約を開始

~ファーストユーザーとして国内メガバンクと契約、グループ全体のクラウド活用を支援~

トピックス

2025年12月22日

株式会社NTTデータ

株式会社NTTデータ(以下、NTTデータ)は、アマゾンウェブサービス(AWS)に関する包括提供契約(以下、本契約)をお客さま企業およびそのグループ会社を対象に開始しました。本契約により、お客さま企業は自社グループ全体共通の同一条件のもとでAWSのサービスを利用できるようになります。これにより、グループ全体でのAWSサービスの利用促進や、利用に係るコストの削減、横断的なサービス提供や全社横断でのサポート体制の構築が可能となります。
ファーストユーザーとして国内メガバンクとの間で本契約を締結しています。お客さま企業グループ全体を対象とした包括的なAWSサービスの提供スキームは、NTTデータにおいて初めての事例であり、クラウド活用を促進する新たなモデルとして、今後も積極的に提案を展開していきます。
NTTデータは本契約の提供を通じて、大手企業グループにおけるクラウド利用の戦略的展開を支援し、より強固なIT基盤の構築とDX(デジタルトランスフォーメーション)の加速に貢献します。

背景

昨今のDXの加速により、さまざまな業種・業界でクラウド導入が進んでいます。こうした中、複数のグループ会社を持つ企業ではそれぞれのIT戦略のなかでクラウド利用を進めており、個社ごとの個別契約では利用拡大に伴うコスト最適化やグループを横断したクラウド利用に関わるナレッジ共有などの面で課題がありました。NTTデータは国内外の幅広い顧客や業界横断のAWSサービスの提供において豊富な実績を有しており、長年にわたってAWSと戦略的アライアンス関係を築いてきました。このような関係性を生かし、今回お客さまの課題解決の観点で、グループに所属する全社に対してAWSサービスを同一条件で利用できる包括提供契約の実現に至りました。

概要(特長)

今回の包括提供契約はすでにAWS利用をしてきたグループ各社に限らず、これからAWSサービスの利用を検討しているグループ会社も対象になることが特長です。本契約により期待できる効果は、以下の通りです。

(1)コスト削減による利用促進

グループ全体でAWSサービスの利用に係るコスト削減を見込めます。それにより、AWSサービスを利用してきたグループ各社に限らず、AWSサービスの利用を現在検討しているグループ各社の利用促進につながります。

(2)同一条件による利用と情報連携

グループ各社のAWSサービスの利用条件が同一になったことでグループ各社をまたいだAWSサービス利用の情報連携やナレッジ共有をスムーズにできます。

今後について

NTTデータは本契約の先駆けとして国内メガバンクグループを対象に契約を締結しており、グループ全体横断でのAWSサービスの利用により、グループ内の情報集約や共有ができる仕組みを検討するなど、お客さまとの連携を強化しています。さらに、NTTデータの持つクラウド利用のノウハウを生かしたセキュリティ統制、クラウドネイティブ開発や生成AIの活用提案など、お客さまの課題解決のためにクラウド利用から開発領域までのトータル支援を継続していきます。

注釈

  • 文章中の商品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。

本件に関するお問い合わせ先

株式会社NTTデータ
テクノロジーコンサルティング事業本部
インダストリセールス事業部
坂本、福谷
E-mail:pcs-sales@kits.nttdata.co.jp