NTTデータ、インド/CPO(光電融合スイッチ)を活用した通信・エネルギー性能向上に向けた調査事業が、経済産業省の令和7年度補正グローバルサウス未来志向型共創等事業費補助金(小規模実証・FS事業)に採択
~インドのデータセンターにおける通信性能とエネルギー効率の向上に向けた実現可能性調査事業の補助金交付が10月に決定し、実証に向けたFSを開始~
トピックス
2026年10月5日
株式会社NTTデータ
株式会社NTTデータ(本社:東京都江東区、代表取締役社長:鈴木 正範)は、2026年6月30日、インド/CPO(光電融合スイッチ)注1を活用した通信・エネルギー性能向上に向けた調査事業が、経済産業省の令和7年度補正グローバルサウス未来志向型共創等事業費補助金(小規模実証・FS事業注2)に採択されたことをお知らせします。
この度採択された事業は、インドにおけるデータセンター向けに、オール光ネットワーク(APN)注3とCPO(光電融合スイッチ)を活用した次世代通信基盤の実現可能性を調査し、大容量・低遅延通信と省エネルギーの両立をめざすことを目的としています。
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令和7年度補正グローバルサウス未来志向型共創等事業費補助金
(小規模実証・FS事業)特設ホームページ
https://r7h-gs-hojo-web-fspoc.jp/
背景
近年、インドではITサービスやクラウドサービスの普及を背景に、データセンター需要が急速に拡大しています。金融分野においても、決済データの国内保存をはじめとするデータローカライゼーション規制への対応が求められており、国内でのデータセンターを整備・利用ニーズが一層高まっています。
一方、データセンターの増加に伴う電力消費の拡大や、AIをはじめとする大規模データ処理を支える高速・大容量ネットワークの整備が課題となっています。これらの課題を解決するためには、通信性能とエネルギー効率の向上を両立する、次世代情報通信基盤の構築が不可欠です。
NTTデータは、本事業を通じて、光ネットワーク技術を活用したサービスの海外展開に向けた実現可能性を検証し、インドにおける持続可能なデジタルインフラの実現に貢献します。
概要(特長)
NTTデータは、インド/CPO(光電融合スイッチ)を活用した通信・エネルギー性能向上に向けた調査事業が、経済産業省の令和7年度補正グローバルサウス未来志向型共創等事業費補助金(小規模実証・FS事業)に2026年6月30日に採択されました。同年10月に交付が決定し、実証に向けたFS(Feasibility Study)を開始します。
本事業では、APN(オールフォトニクス・ネットワーク)、CPO(光電融合スイッチ)、GPUサーバー注4を組み合わせたシステムを対象に、インド国内のデータセンターへの導入に向けたフィージビリティスタディ(以下、FS)を実施します。
従来のネットワークでは、光ファイバーで伝送された光信号を電気信号へ変換し、電子回路で処理した後、再び電気信号としてサーバーへ伝送します。これに対し、本事業で検討する光電融合技術では、光エンジンをスイッチLSIと同一パッケージ上に搭載することで、光信号と電気信号の変換を最小限に抑えます。これにより、大容量・低遅延通信と消費電力の削減を両立するネットワークの実現をめざします。
今後について
NTTデータは、本FSを通じてインド市場における技術面・制度面・事業面の課題を明確化し、将来的な「APN+CPO+GPUサーバー」で構成するシステムの実証実験および事業化につなげることをめざします。
また、本事業を通じて、光技術を活用した次世代情報通信基盤の社会実装を推進するとともに、日本の光ネットワーク技術の海外展開を加速し、国際競争力の向上に貢献します。
注釈
- 注1 CPO(Co-Packaged Optics:光電融合スイッチ)とは、光通信部品とスイッチLSIを同一パッケージに実装し、通信性能向上と消費電力削減をめざす技術です。
- 注2 フィージビリティスタディ(FS)とは、事業化や実証に先立ち、技術面・市場面・制度面・経済面などの実現可能性を調査・評価することです。
- 注3 APN(All-Photonics Network)とは、通信区間を可能な限り光のまま伝送することで、大容量・低遅延・低消費電力を実現する次世代ネットワーク技術です。
- 注4 GPUサーバーとは、GPU(Graphics Processing Unit:画像処理半導体)を搭載し、AIの学習や大規模なデータ処理など、高い並列演算性能を必要とする用途に利用されるサーバーです。
本件に関するお問い合わせ先
株式会社NTTデータ
金融イノベーション本部
グローバルカスタマーサクセス室
有我
E-mail:Takehiko.Ariga@nttdata.com