「正解のない」プロジェクトでは、多様な経験が武器になる
会計・経営管理ユニットが手掛ける代表的なプロジェクトには、社内の管理会計制度を高度化するFP&A(Financial Planning & Analysis)の実現があります。また近年急増しているのが、サステナビリティ関連のプロジェクトです。サステナビリティに関連する複雑化する法制度対応に向けたリサーチや非財務情報を統合的に管理するシステム構築など、ニーズは多岐にわたります。
NTTデータならではのコンサルティングの強みとして、福持はグループの総合力と大規模システムを支えてきたDNAを挙げます。
世界の最先端情報や法制度の動向を取りに行ける点、そしてコンサルティングからシステムの開発・デリバリーまでを一貫して行える点が強みです。グローバルで20万人のメンバーがおり、世界中の知見を集約できるのは大きな武器です。もう一つは、私たちの社風とも言えますが、お客様に伴走し、最後までやりきること。社会インフラを支えてきたNTTデータならではのDNAが根付いていると感じています。
さらに、サービス領域が非常に広い点もNTTデータの特徴だと福持は語ります。システム構築以外にも新規事業の構想策定、専門性を活かしたコンサルティングやリサーチ、DX施策推進のITディレクター、そしてシステム運用・改善といった領域で一気通貫のサービスを提供しています。
そして、こうしたケイパビリティの広さは、人財の多様性ともつながっています。事実、高度な専門性が求められるように見える同組織ですが、実は経験者採用の比率が高く、しかもコンサルティング未経験のメンバーも多数在籍しているのです。福持は、コンサル未経験者が活躍できる背景についてこう付け加えます。
私たちが取り組むプロジェクトには「正解がない」ことも珍しくありません。だからこそ、コンサルティング経験の有無以上に、試行錯誤を重ねながら前に進んでいく姿勢が重要なのです。
特に新規事業の立ち上げに挑戦してきた経験や、現場のリアルな課題に触れてきた実体験は、コンサルタントとしての大きな武器になる、と福持は語ります。コンサルティングの専門性は入社後のアサインを通じて身につけることができるため、未経験者でも十分に活躍できる土壌があるのです。
前職で培った突破力を糧に、「まず動く」スタンスで意思決定をリード
大手通信・ソリューション事業会社に在籍していた水島は、前職で農業と環境を掛け合わせた事業の立ち上げを行いました。もとから新規事業に対する関心は強かったそうですが、環境価値を経済価値に変換していくという難題に対して、世の中を見渡しても成功事例が少なく、この難しいサステナビリティの分野でより専門性を高めていきたいと考えていたそうです。
前職ではサステナビリティ領域でのキャリアパスが限られており、次の一手を悩んでいました。そんな中、NTTデータのこのポジションを知りました。ここならば、非財務領域やサステナビリティに関する知見を軸にしながら、その枠内にとどまらず、より広い領域で新たな挑戦ができると考えたのです。
そして現在、水島は半導体業界や自動車業界向けのサステナビリティ関連プロジェクトを複数リードしています。半導体業界向けの案件では、業界団体や複数の大手装置メーカーと連携しながら、サステナビリティの調査フォーマットを定型化し、デジタルを活用した情報伝搬を目指すプラットフォーム構築を進行。また、自動車業界に向けては、トレーサビリティのプラットフォーム構築というサーキュラーエコノミー実現に向けたプロジェクトを担当しています。また、個社向けのプロジェクトとしては、欧州の規制に対応すべく、製品ライフサイクルのデータを取得するデジタル製品パスポート(Digital Product Passport=DPP)の導入に向けて動いています。
いずれも、前例や明確な答えが用意されていないテーマに向き合うプロジェクトです。そうした中で、水島は現在の仕事の魅力を次のように語ります。
誰も解を持っていない領域に対して多様なバックグラウンドを持つメンバーと議論しながら一つの解を出していくプロセスに、大きなやりがいを感じています。
しかし、多様なステークホルダーを巻き込むプロジェクトには困難も伴います。水島は、前職での「現場」の経験が今の業務に活きていると語ります。
特に業界団体向けのプロジェクトの場合、ステークホルダー全員が納得する解を出すのは非常に難しいものです。競争領域と協調領域を整理し、時には個別のお客様を訪問して、対面で意見を解きほぐすような調整も必要になります。そんな時、前職で現場の最前線の方々と対話してきた経験が活きています。複雑な要件を噛み砕き、相手に合わせて伝えるコミュニケーションは、コンサルタントとしても非常に重要なスキルだと実感しています。
水島の活躍を踏まえて、福持はコンサルタントに必要な資質をこう語ります。
全員の意向に100%沿った答えが存在しない中で、周りの顔色を窺いすぎるのではなく、時として自分がリードする「突破力」が求められます。水島さんは正解がわからない中でも、「まずは動いてみる」というスタンスを持っていますね。この前向きな推進力は、私たちの組織にとって欠かせない要素です。
仲間の支えを力に、主体的に価値発揮できるコンサルへ成長
2026年に大手通信会社から転職した浅井は、前職でDX事業創出やGX・CX領域の新規事業企画など、一貫して新規領域の開拓に携わってきました。
転職を考えた理由の一つは、より大きなスケールの仕事に挑戦したかったからです。業界をリードするグローバル企業とビジネスを作ることができる環境を求めていました。また、もう一つの理由として、自社サービスをただ提供する「モノ売り」ではなく、お客様の課題を起点とした「ソリューションの提供」を行いたいという思いもありました。
現在は、公共・社会基盤分野と連携した生成AI活用オファリングの創出や、大企業向けの上位戦略検討などを担当する浅井ですが、入社直後は壁にぶつかったと言います。
最初にアサインされた半導体業界向けのプロジェクトは若手メンバーが多く、それぞれが主体的に動いている状況でした。そんな中で私は自分の立ち位置を見失い、ただ言われたことをこなすだけの存在になりかけていました。
そんな時、浅井の立ち上がりを支援してくれたのが、周囲のメンバーの存在でした。
水島さんをはじめとした周囲のメンバーに大いに助けられました。疑問解消のための朝会を毎日のように実施してもらい、着実に理解を積み重ねていくことができました。おかげで全体の動きが見えやすくなり、次に必要なタスクを自分で探して先輩に提案できるようになっていきました。そうした取り組みを通して、少しずつ自分の立ち位置を探っていけるようになりました。
一方の福持は、浅井の成長スピードとポテンシャルに高い評価を寄せます。
浅井さんは謙虚な言い方をしていましたが、新しい環境にも前向きに食らいつき、こちらの想定以上のスピードで立ち上がってくれました。前職のDX・SX領域での経験を活かし、従来のコンサルタントにはない柔らかな発想でプロジェクトに貢献してくれています。
浅井自身も、前職での新規領域開拓の経験が大きな糧になっていると語ります。
曖昧な状態から解像度を高め、ビジネスを形にしていくプロセスは今の業務でも活きています。また、自社と顧客、あるいはパートナー企業との間で全員が納得できる条件を考える視点も、過去の経験から学んだことであり、今のコンサルティング業務に直結しています。
水島と浅井という二人のキャリアを踏まえながら、福持はこう総括しました。
二人の話にもあったように、私たちの組織では、コンサルティング経験の有無、ロジカルな思考力、ファイナンス領域の専門性だけを重視しているわけではありません。大切なのは、考える力。難しい状況でも手を動かし続ける突破力。そして仲間と協力しながら前向きに仕事を進める姿勢です。
これまでの経験を活かし、コンサルタントという立ち位置で、お客様の経営に直接貢献したい。そんな方にとって、最適な環境がここにあります。


