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若手から挑むグローバルプロジェクト。日系グローバル企業のコンサル組織で、AI時代のキャリアを拓く

NTTグループの海外事業強化に向けた組織再編により、NTTデータのコンサルティング事業部ではグローバルプロジェクトが急拡大しています。今後、国境を超えたアプローチがますます重要になっていく中、同組織では多くの若手コンサルタントがグローバルプロジェクトで活躍中。今回は組織を牽引する山崎と、ドイツ出向中の飛田、入社2年目でシンガポール拠点との折衝を任された出原の3名に、NTTデータの強みやグローバルプロジェクトのリアルを語ってもらいました。

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組織再編を経てグローバルプロジェクトが拡大。人財育成のため、若手にチャンスを

日本企業の海外事業展開が加速する中、経営管理の高度化は重要な経営アジェンダとなっています。NTTデータ法人分野においてもグローバルプロジェクトに関わる機会は年々拡大しており、国内外の拠点を横断したマネジメントを支援する取り組みが広がっています。

会計・経営管理ユニットでは、グローバルでの経営管理高度化に向けた情報の可視化や意思決定支援を推進しています。従来の財務領域に加え、近年では非財務情報である温室効果ガスの排出量可視化やデジタルプロダクトパスポートの構想策定といったサステナビリティ経営に関するコンサルティングサービスなども拡大しています。「Anaplan」や「Board」「Tableau」「Salesforce」「SAP」などグローバル発のソリューションを駆使し、「国内外の拠点を横断的にマネジメントしたい」というお客様のニーズに対応しています。

※Anaplan、Board、Tableau、Salesforce、SAPは各社の登録商標または商標です。

同ユニットをリードする山崎は、直近のグローバルプロジェクトの急速な拡大と組織の動向について次のように語ります。

NTTグループの海外事業をNTTデータ傘下に集約した大規模な組織再編もあり、今後は戦略的に海外グループと一体となって事業を展開していくシーンがさらに増えていくと見込まれています。

グローバルという観点におけるNTTデータのコンサルティングの価値はどこにあるのでしょうか。山崎は「日本をグローバルヘッドクォーターとして位置づけているからこその強み」を挙げます。

日系の大手企業の多くは、日本にある本社と海外拠点との一体経営を志向しています。NTTデータもグローバル企業でありながら日本に本社機能を置いている企業として、日本発でのグローバル変革を推進してほしいという期待が寄せられています。

そして同ユニットのグローバルプロジェクトでは、多くの若手社員が活躍していることも大きな特徴です。その背景の一つには、近年の市場環境がありました。

今後、AIの発展によってビジネススピードが上がっていく中で、海外とスムーズに連携して適切なリソースを探索するアプローチが重要になっていきます。こうした動きをするためには、早期からグローバルの経験を積んでおく必要があります。また、生成AIによって言語の壁が取り払われつつあることも、グローバルプロジェクトに参入する壁を低くしています。

過去の成功体験にとらわれることなく、新たなナレッジを探索しなければならない今だからこそ、新しい人財の力がこれまで以上に求められているのです。

ドイツ出向で直面した壁。乗り越えた先に姿勢の変化が

コンサルタントを志し、特にグローバルプロジェクトに携わりたいという思いからNTTデータに入社した飛田。他の外資系コンサルティングファームではなくNTTデータを選んだ理由の一つは、山崎の言葉とも重なる、「日本に本社機能を置くグローバル企業である」という点でした。

入社以来、大手日系製造業向けのコンサルティングを担当してきた飛田は、2025年4月からドイツ・フランクフルト拠点へ出向。もともと海外で働くことに強い憧れがありましたが、実際に現地へ飛び込んでみると、想像以上の壁が待ち受けていました。

日本にいた頃も出張ベースでグローバルプロジェクトに関わり、海外メンバーとやりとりする機会は多くありました。自分ではグローバルな仕事ができているつもりでしたが、実際に海外に身を置いてみると、「わかっているつもりになっていた」ことを痛感しました。

日本とは価値観や物事の捉え方が全く異なり、日本では「丁寧」と前向きに評価されていた仕事の進め方が、ヨーロッパ現地では「意思決定が遅い」とネガティブに受け取られることもあったそうです。言語の壁だけでなく、相手の文化や商習慣、意思決定の背景を理解することの重要性を実感したと飛田は語ります。

また、初めて欧州メンバーだけの会議に参加した際には、議論のスピードについていけず、発言のタイミングを見失ってしまったこともありました。「自分は本当にここで価値を出せるのだろうか」と大きな悔しさを感じた飛田ですが、そこから自身のスタンスを大きく変えていきました。

海外では、自分の役割が最初から用意されているわけではなく、自分から取りに行く必要があります。そこで大きく変わったのが、「まず動く」という姿勢でした。自分なりに考え、動き、その結果から学ぶ、という繰り返しです。自分の意見を発信し、会議のスタンスも変え、そうして自分なりに動いて結果から学ぶことを繰り返すうちに、少しずつ現地メンバーからも信頼を得られるようになったのです。

週に一度、飛田は日本にいる山崎とオンラインで1on1を行い、悩みや課題を相談しながら壁を乗り越えてきました。厳しい環境ではあったものの、自分で強く望んで飛び込んだ環境だからこそ、モチベーションを下げることなく向き合うことができたといいます。

国や文化が変われば、働き方や意思決定の考え方も大きく異なります。多様な価値観に触れ、その違いを乗り越えながらプロジェクトを前に進められた瞬間には、大きな達成感があります。早期からこうした環境に飛び込めたことは、自分にとって大きな財産になっています。

入社2年目で海外拠点との折衝を担当。国境を越え、人を動かす

ものづくりへの関心と、グローバル規模での経営支援がしたいという思いからNTTデータに入社した出原。現在は、大手総合電機メーカーのお客様の経営可視化プロジェクトで、経営管理ソリューションを活用した全社規模での経営可視化に取り組んでいます。

出原にとって、現在の業務にもつながるキャリアの転機になった経験があります。それが、入社2年目にして大手化学メーカーの経営管理テンプレートをグローバル展開するプロジェクトに参画し、シンガポール拠点へのシステム導入を担当した時のことです。

2年目という若手ながら海外拠点のお客様と直接向き合い、英語で議論を前に進める役割を任された出原ですが、当初は現地メンバーとの摩擦もあったそうです。

当初、シンガポール拠点のユーザーは既存のシステムに多くの不満を抱えており、本社からの取り組みに対して必ずしも前向きではありませんでした。そんな中で担当者になった私は、向こうからすれば、「本社から来た、現場の事情を理解していない若手」でしかありません。そのような環境下で、時にはこちらから厳しい指摘も伝え、人を動かす必要がありました。

逆風の中、出原が意識したのは「相手の要望に真摯に向き合うこと」でした。

相手の要望は真摯に受け取り、次回のセッションまでに必ず何かしらの答えを持ってくることを心がけました。要望に対してしっかりと打ち返し続けるうちに、少しずつ緊張関係がほぐれていき、私が出張して現地で顔を合わせてからは、雑談して笑い合えるような関係性が生まれました。

信頼関係が築かれていくうちに、出原の提案やシステムの制約なども理解してもらえるようになり、最終的にはプロジェクトを完遂。出原はこの時の経験を通じて、現場担当者から部門マネージャー、経営層までの各ステークホルダーと向き合い、合意形成しながら、お客様の変革に伴走するコンサルタントの難しさと面白さを同時に知りました。

コミュニケーションを通じて信頼関係を築く重要性は、グローバルであっても国内であっても変わらないと実感しました。現在のプロジェクトでも、海外拠点の現地メンバーとコミュニケーションを取る機会があり、シンガポールでの経験が活かされています。

二人の話を受けて山崎は、飛田や出原のような若手がグローバルプロジェクトで活躍することの意義を次のように語ります。

AIの進化によって言葉の壁は低くなりつつありますが、飛田さんや出原さんが経験したような、人と人との心理的なバリアを取り払ってきた経験は、今後のキャリアにおいて必ず活きてくるでしょう。何よりグローバルのプロジェクトでは、飛田さんや出原さんのように、積極的に国内外の関係者を巻き込んでビジネスを展開したい、という強い思いこそが重要になってきます。

組織再編とグローバル事業の集約を経て、グローバルでの活躍機会がますます拡大しているコンサルティング事業部。若いうちからグローバルな仕事にチャレンジしたいという方にとってチャンスにあふれた環境です。

※掲載記事の内容は、取材当時のものです