2018年10月9日
株式会社NTTデータ
株式会社NTTデータ(以下:NTTデータ)は、農業協同組合、農事組合法人等に向け、営農支援プラットフォーム「あい作™」を2018年10月10日より提供開始します。
「あい作」は、生産者・組合担当者の営農業務のうち、生産計画作成から栽培記録の確認、承認までの業務を対象にしています。生産者がスマートフォンやタブレットに入力した栽培情報を組合担当者が把握できるようになることで、産地の栽培情報の見える化を実現、双方のコミュニケーションも促進し、営農活動の質の向上と効率化を実現します。また、日本GAP協会奨励システム注1として認定を受けており、GAPの実践や認証取得にも活用できます。
現在、JAグループ茨城、JA香川県等にて本格導入に向けて試行運用を開始しています。
今後NTTデータは、農業流通に関わる各ソリューションとも連携することで、営農支援プラットフォームの価値を向上させ、2020年度末までに国内100組織への導入を目指します。
農業は日本政府の成長戦略にも位置付けられており、農業全体の所得向上を目指し、生産性向上や効率化などさまざまな課題に対してICTを活用したスマート農業の実現が進められています。一方で、現時点においては農業ICTの活用は一部に留まっており、農業全体への普及に向けては課題が多いのが現状です。
NTTデータでは、多くのユーザーへの農業ICTの普及を目指し、農業従事者にとって役に立ち、また使いやすいサービスを提供すべく、サービスデザイン、Agile開発注2を活用したサービス創出に取り組んできました。
今回、さまざまな業種、業態でシステム構築・運営に携わってきた経験を生かし、農業協同組合、農事組合法人等の組合型組織向けに営農支援プラットフォーム「あい作」の提供を開始しました。
「あい作」は農業協同組合、農事組合法人等の営農活動を支援するためのクラウドサービスです。
これまで生産者が紙面にて作成し、組合に提出していた栽培における計画管理や実績管理等を、スマートフォンやタブレットなどで簡単に入力するだけで組合に提出することが可能となります。また、組合担当者はいつでもシステムで入力された情報を確認することができ、農薬使用基準の確認や、出荷時期・出荷量見込みの把握に活用することが可能となります。
さらに、時間や場所を気にせずに生産者と組合担当者が連絡、相談ができる機能を提供することで、双方のコミュニケーションの促進を支援します。これにより、営農活動の質の向上と効率化を実現できます。
図:「あい作」利用イメージ
農業協同組合、農事組合法人等の組合型組織向けに特化しています。組合と生産者の間で行われている業務に沿ってシステム化することで、新たな業務を追加することなく、既存業務と併存しての利用が可能となります。
生産者の登録した栽培計画/栽培実績を組合担当者と共有することで、圃場(ほじょう)の見える化、さらには産地の見える化を実現します。産地としての情報を把握することにより、あらかじめ出荷情報を把握し、より正確な販売計画の立案に反映することが可能となります。
企画開発段階から、実際に生産者にシステムを利用してもらい、システムに対する意見や行動観察などのフィードバックに基づいて設計するなど、徹底的に使いやすさを追求しています。これにより、日々の営農業務に負担なく使い続けることが可能となります。また、入力した内容は生産者自身の営農活動にも活用することができます。
今後NTTデータは、農業流通に関わる各ソリューションとも連携することで、営農支援プラットフォームの価値を向上させ、2020年度末までに国内100組織への導入を目指します。
当内容は、10月10日~12日に幕張メッセで開催される「第5回国際次世代農業EXPO」のNTTグループブース(小間番号35-2)において展示予定です。
株式会社NTTデータ
広報部
廣田
TEL:03-5546-8051
株式会社NTTデータ
第三金融事業本部
戦略ビジネス本部
食農ビジネス企画担当
大川、西崎、中村
TEL:050-5546-9784
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