情報オリンピック

世界中の中高生がアルゴリズムの設計能力をプログラミング上で競う「国際情報オリンピック(International Olympiad in Informatics, IOI)」。
NTTデータは、その日本委員会(特定非営利活動法人 情報オリンピック日本委員会)のオフィシャルスポンサーとして、さまざまな活動を支援し、次世代を担う貴重な人材の育成に取り組んでいます。

情報オリンピックの意義

情報オリンピック日本委員会は、日本の高校生以下の学生・生徒の中から情報科学的な能力の豊かな生徒を見出し、その才能の育成を助けることを目的とした「日本情報オリンピック」を主催しています。日本情報オリンピックでの成績優秀者は、毎年実施される国際情報オリンピックの日本代表選手候補となります。
情報オリンピックへの取り組みついて、情報オリンピック日本委員会 筧 捷彦 理事長(早稲田大学 名誉教授・東京通信大学 教授)はこのように語ります。
「『情報』というのはすべての学問にとって必要不可欠なものです。将来的には物理学者やエンジニアだけでなく、企業の社長になって経営を考えるかもしれません。情報の力をつけた人が、この分野だけではなく、広く競技で切磋琢磨しながら自分の専門分野を極めていってほしいと思います。」

NTTデータの支援内容

人材面や設備面、技術面から全面的にバックアップしています。

  • 選考、強化合宿などにおける事務局運営スタッフとして社員を派遣
  • 競技や合宿の会場として駒場研修センターを提供

第30回 国際情報オリンピック 日本大会の開催

日本で開催される初めての大会となった、第30回 国際情報オリンピック 日本大会(IOI 2018 日本大会)は2018年8月につくば市で開催され、NTTデータも公式スポンサーとして支援をしました。

第31回 国際情報オリンピック アゼルバイジャン大会

2019年8月4日~11日まで、アゼルバイジャン共和国の首都バクーにて世界87の国・地域から中高生327名が参加して開催され、日本代表は以下の4名が参加しました。

  • 戸髙 空 さん(とだか そら 宮崎県立西高等学校 2年)
  • 行方 光一 さん(なめかた こういち 筑波大学附属駒場高等学校2年)
  • 平木 康傑 さん(ひらき やすたか 灘高等学校1年)
  • 米田 優峻 さん(よねだ まさたか 筑波大学附属駒場高等学校1年)

また、選手以外にも、国際情報オリンピック出場経験のある大学生3名が随行員として同伴、問題翻訳などのサポートを実施しました。

計2日間、それぞれ出題された課題に取り組み、設計したアルゴリズムをプログラムとして実装、計算結果の精度で得点を競います。
この結果、日本代表 米田 優峻さんが金メダル、他3名も銀メダルを獲得する大健闘をみせました。

  • 学年は本大会終了時点のもの。

写真提供:情報オリンピック日本委員会