「PM Award 2021」最優秀プロジェクト賞を受賞 ~AI画像診断技術によるインドで10万人に結核診断アクセスを支援する社会貢献プロジェクト~

お知らせ

2021年12月3日

株式会社NTTデータ

株式会社NTTデータ(以下:NTTデータ)は、AI画像診断技術を活用したインドにおける社会貢献プロジェクト注1が「社会に大きな影響を与えるために組織が実施する革新的なプロジェクト」と認められ、「PM Award 2021注2」の最優秀プロジェクト賞を受賞しました。本表彰は、国内におけるプロジェクトマネジメントの啓発・普及団体である一般社団法人PMI日本支部が日本国内および日本企業による卓越したプロジェクトを表彰する制度です。
NTTデータは、今後も技術開発成果を生かし、SDGsへの貢献、社会課題解決へ向け取り組んでいきます。

PM Award 2021について

「PM Award 2021」は、国内の成功ナレッジの蓄積とPMの有用性の発信、そして「プロジェクト型」の働き方の拡大を図るため、国際的なプロジェクトマネジメント啓発団体であるPMI Globalの協力の元、一般社団法人PMI日本支部が運営しています。
今回の表彰は、各分野の専門家、アカデミック、業界のリーダーなど多様な選考委員によって選出された6組のファイナリストによる「ファイナリスト紹介セミナー」後、オンライン投票により決定されました。約1,000件に上る投票の中からもっとも高い評価を受けたNTTデータのプロジェクトが、最優秀プロジェクト賞に決定されました。2021年11月23日、ヒルトン東京のグレイドパークにおいて、授賞式が開催され、受賞が発表されました。

AI画像診断技術を活用した社会貢献プロジェクトについて

NTTデータでは、インドのパートナー企業DeepTekと連携し、AI画像診断技術に関する研究開発・実証実験を行ってきました。実験や事業を通して、本技術が高い精度であること、SDGsの一つである結核流行の終息に効果が認められることを確認しており、社会貢献の機会を探ってきました。受賞対象となった本プロジェクトは、インド・チェンナイにおいて、DeepTekと連携し各地域を回り結核診断を行う検診車にAI画像技術を搭載し、マイクロソフトのAzureと連携させ約10万人の住民の結核診断へのアクセス向上を支援するプロジェクトです。チェンナイにおいては、医療へのアクセスが難しい地域における結核患者の発見に取り組んでおり、そうした地域を訪問する検診車において撮影されたX線画像をAI画像診断技術により分析し、結核の疑いがあると判定された患者に結核検査(喀痰検査)を実施することで、結核患者の早期発見を目指しています。

地域インド チェンナイ
規模約10万人の診断アクセス向上を支援
期間2021年1月から2022年3月まで
連携組織プロジェクトオーナGreater Chennai Corporation(GCC)注3
技術提供NTTデータ、マイクロソフト、DeepTek
支援NTTデータ先端技術注4

本プロジェクトは、本表彰の選考基準(新規性、有用性、組織の貢献度、貢献度)により評価され、最優秀プロジェクト賞受賞に至りました。合わせて、PMI日本支部のアカデミック・スポンサーであり、特別協賛団体である岡山大学から提供された岡山大学SDGsイノベーション賞も受賞しました。

注釈

  • 記載されている商品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。

本件に関するお問い合わせ先

株式会社NTTデータ
技術開発本部
及川、田代
TEL:050-5546-9741
E-mail:rdhkouhou@kits.nttdata.co.jp

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