携帯電話の赤外線通信機能を利用したクレジット決済試行サービス向けシステムを13社に提供 〜VISAカード発行会社7社およびVISA提携カード会社6社が 採用を決定し、10月より順次試行サービスを展開〜

ニュースリリース/NTTデータ

2003年10月 2日

株式会社NTTデータ

 (株)NTTデータは、ビザ・インターナショナルが提供する、携帯電話の赤外線通信機能を使用したクレジット決済サービス「VISAッピ※1」の試行サービスに対応したシステムの構築を完了し、平成15年10月より提供を開始しました。
 本システムは、国内でVISAカードを発行しているユーシーカード(株)、日本信販(株)、三井住友カード(株)、(株)UFJカード、イオンクレジットサービス(株)、(株)バンクカードサービス、(株)オーエムシーカードの7社およびVISA提携カード会社6社に採用が決定しました。

 NTTデータは、赤外線通信機能を利用したクレジット決済に対応する多機能カード決済処理端末と、クレジットカード情報を携帯電話にダウンロードするためのダウンロードセンタの提供を行います。本システムを利用するカード会社は、モニターカード会員ならびに加盟店を募集し、順次試行サービスを展開します。最終的にはモニターカード会員数が1万人、決済処理端末設置台数が1千台を超える大規模なものとなる見込みです。

【システム概要】
 本システムは、NTTドコモの赤外線通信機能を持つ携帯電話にあらかじめクレジットカードデータを持たせることにより、携帯電話をクレジットカードと同様に使用し、実際の店舗でクレジット決済を行うことが可能となるサービスに必要な機能を提供します。
 利用者が決済を行う店舗には、赤外線通信機能を搭載したクレジットカード決済処理端末を設置し、携帯電話と決済処理端末の間は赤外線通信によってオーソリゼーション(信用照会)に必要なカード情報などをやり取りします。
 携帯電話へのクレジット決済用アプリケーション(電子財布)およびクレジットカード情報の格納は、利用者がNTTデータが開発した専用のダウンロードセンタよりiモード®経由でダウンロードすることにより行います。また、赤外線通信は携帯電話に標準装備されたものを使用するため、利用者は特別なハードウェアを購入することなく、普段使用している携帯電話をそのまま利用することが可能です。

【システムの特徴】
 本システムにより提供する機能の特徴は、以下の通りです。
1.1台の携帯電話に複数のクレジットカード情報の搭載が可能
 利用者は、携帯電話に「電子財布」にあたるクレジット決済用アプリケーションをセンタからダウンロードした上で、その中に最大で10枚のクレジットカード情報を格納することが可能です。このため、複数のクレジットカードを所有している利用者は、それらを持ち歩く必要がなく、手軽にクレジット決済を行うことが可能です。

2.既存の携帯電話をそのまま使用
 本システムは、ビザ・インターナショナルが規定した「Visa近接通信支払用金融情報仕様※2」に準拠したクレジット決済サービス「VISAッピ」に対応しています。利用者は、既存の携帯電話が本システムの対象機種であれば、携帯電話の機種変更などを行う必要はありません。

3.実績・拡張性の高いシステム環境
  1. クレジット決済処理端末について
     利用者が携帯電話でクレジット決済を行う店舗には、赤外線通信機能を搭載したクレジット決済処理端末(INFOX※3)を設置します。INFOXの赤外線対応については、端末本体にオプションの赤外線通信機能付きPINPAD(暗証番号入力装置)を取り付けるだけなので、既にINFOXを使用している加盟店・店舗であれば特にシステム変更などを行う必要がありません。
     また、今後POSレジ向け赤外線通信受光機の開発にも着手し、今年度内の提供を目指します。


  2. 加盟店検索サイトについて
     NTTデータの開発した赤外線通信機能搭載クレジット決済処理端末(INFOX)もしくはPOSレジ向け赤外線通信受光機を設置するモニター加盟店・店舗をiモード上で検索するサイトを10月中旬より立ち上げます。(アドレス https://apdl.jp/shop/)
     これにより、利用者は最寄りの駅からモニター加盟店・店舗までの地図情報を携帯電話に表示することができるため、集客効果も期待できます。

【今後の展開】
 NTTデータでは、通信キャリアにかかわらず、幅広い携帯電話が本システムで利用できるように、NTTドコモ以外の通信キャリアと提携交渉を進めていくとともに、クレジットカード情報だけでなく、各種会員カード情報などを携帯電話にダウンロードすることによる様々なカード情報との連携機能の実現など、クレジット決済業務以外への新規利用シーンへの展開についても検討を進めていきます。

 なお、本システムに対応したINFOXは、平成15年10月7日(火)〜11日(土)に幕張メッセ(千葉市美浜区)で実施される複合展示会CEATEC JAPAN(シーテック・ジャパン)にて展示およびデモンストレーションを行います。

・本システム利用カード会社(申し込み順)
  VISAカード発行会社
ユーシーカード株式会社 ・ 日本信販株式会社 ・ 三井住友カード株式会社
株式会社UFJカード ・ イオンクレジットサービス株式会社
株式会社バンクカードサービス ・ 株式会社オーエムシーカード
  VISA提携カード会社
株式会社アプラス ・ エヌ・ティ・ティ・リース株式会社 ・ 株式会社ジャックス
全日信販株式会社 ・ モデルクレジット株式会社 ・ 株式会社セントラルファイナンス
(平成15年10月2日時点、13社)

・本システムの対応機種
  504iシリーズ(N504i/P504i/D504i/F504i/So504i)
  504isシリーズ(N504is/P504is/F504is)
  FOMAシリーズ(N2051/F2051/P2102V)
(平成15年10月2日時点)
  ※ 505iシリーズについては、11月以降順次対応予定


※1 「VISAッピ」 … ビザ・インターナショナル社が、10月から商用化試行を行っている赤外線通信機能を利用した携帯電話によるクレジット決済サービスの愛称
※2 Visa近接通信支払用金融情報仕様 … 2002年1月にビザ・インターナショナル社が規定し、第1.0版が発表され、2003年7月に第1.3.3版が規定された。赤外線通信による決済を行う場合の基本的な技術要件が規定されている。NTTデータの試行サービスは、この第1.3.3版に準拠する。
※3 INFOX … INtegrated Terminal FOr Card Transaction EXchange の略。クレジットカード、デビットカード、ICカードなど多様な決済手段に対応する多機能端末で、平成15年9月末現在の設置台数は全国に約12万台。取引情報を中継する情報処理センターであるINFOX-NETに接続し、カード決済総合ネットワークCAFISを経由してクレジットカード会社・銀行とオンラインで接続される。
* 「INFOX®」「INFOX-NET®」「CAFIS®」は、(株)NTTデータの登録商標です。
* 「VISAッピ」は、ビザ・インターナショナルの商標です。「iモード」「FOMA/フォーマ」「iアプリ/アイアプリ」は(株)NTTドコモの登録商標です。その他、記載されている商品・サービス名はそれぞれ各社の登録商標または商標です。


(参考)今回の実験で使用する多機能カード決済処理端末「INFOX」
本件に関するお問い合わせ先
報道関係のお問い合わせ
株式会社NTTデータ
広報室 塩手
TEL:03-5546-8051
商品・サービスに関するお問い合わせ
株式会社NTTデータ
ビジネス開発事業本部 
カード決済商品企画担当 米岡・花田
TEL:03-5484-4311